黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(09/06) †

2009-06-30 | 新刊情報
<6月>
6/1
山口雅也『新・垂里冴子のお見合いと推理』講談社 

石持浅海『まっすぐ進め』講談社

6/上
あさのあつこ『朝のこどもの玩具箱』文藝春秋 

6/9
小路幸也『COW HOUSE』ポプラ社

6/10
いがらし寒月『しまりすのほおぶくろ』角川書店   

森博嗣『少し変わった子あります』文藝春秋(文庫)

加納朋子『モノレールねこ』文藝春秋(文庫)

長野まゆみ『お菓子手帖』 河出書房新社 
 
6/11  
近藤史恵『ほおずき地獄 猿若町捕物帳』光文社(文庫)

橋本紡『ひかりをすくう』光文社(文庫)

6/12
森谷明子『千年の黙 異本源氏物語』東京創元社(文庫)

6/18
森福都『赤い月 マヒナ・ウラ』徳間書店 

6/19
恩田陸『六月の夜と昼のあわいに』朝日新聞出版

6/23
小川洋子『ミーナの行進』中央公論新社(文庫) 

五條瑛『瓦礫の矜持』中央公論新社(文庫)

後藤均『ゴルディオンの結び目』東京創元社

6/27
有川浩『レインツリーの国』新潮社(文庫)

三浦しをん『風が強く吹いている』新潮社(文庫)

森見登美彦『きつねのはなし』新潮社(文庫)

6/29
須賀しのぶ『芙蓉千里』角川書店

6/30
似鳥鶏『さよならの次にくる<卒業式編>』東京創元社(文庫)

有川浩『植物図鑑』角川書店

辻村深月『ふちなしのかがみ』角川書店 


マカロン・その2@レ・ドゥー

2009-06-30 | スイーツ
 フレーズミント、キャラメルアマンド、セサミ、チョコ、ラベンダーの5種。
 フレーズミントはいちごのマカロン生地にいちご&ミント風味のクリーム、キャラメルアマンドは、キャラメル&アーモンド風味のマカロンとクリーム、セサミは黒ごま入りマカロン生地に黒ごま風味のクリーム、チョコはチョコマカロンにガナッシュ、ラベンダーはラベンダー風味のマカロンにはちみつ(ラベンダーの?)のクリームが挟まれています。
 ラベンダーは、はちみつ風味の方が強め?

 フランス菓子 レ・ドゥー:新潟(上越)


『朝のこどもの玩具箱』あさのあつこ(文藝春秋)

2009-06-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
17歳下の若い後妻・麻衣子を迎えた父が、突然心筋梗塞で他界してしまった。高校生の大野原安奈は、彼女と共に新しい年を迎えることに……『謹賀新年』、
12歳の少年・フユンの、“ラナイの館”で働いていた父・トートが、奇妙な病気で亡くなった。その死を伝染病ではないかと疑われたことから、一家は村八分の扱いを受ける。そんな中、唯一、彼らに優しかったのは医師・フンだった。やがてトートと同じ工場で働いていた人々が同様の症状で斃れたことから、フンはその資料を以って摘発しようとするが……『ぼくの神さま』、
“がんじっこ”(=意固地な人)と人々から煙たがられている、シゲばあさんこと岩田滋乃の元に、周囲の人からのごり押しを断り切れずに訪問することになった役場の女性職員・金池。しかし話を聞いているうちに彼女の考え方に共感、さらに彼女がその性格になるに至った過去を聞くことに……『がんじっこ』、
狐の諏珠には60狐の子供たちがいたが、現在ではその半数程しか残っていない。人間たちを掌握すべく、息子は“プロジェクト0”なる計画を遂行、人間社会に狐たちを潜りこませていた。
そんな中、孫の胸白から人間の娘に恋をしたと聞かされた諏珠。人間に良い感情を持っていない彼女だったが、その娘の名前が、夕花だと知り、会ってみることに……『孫の恋愛』、
小学6年生の少年・埜崎晴日はいじめられっこ。ある朝起きると、そんな彼にしっぽは生えていた。突然現れたヌドゥという猿の仕業。どうやら他の人には見えないらしいそのしっぽで触れると、相手が彼に服従するらしい。調子に乗って、しっぽを使い続けた彼は……『しっぽ』、
ドーム<αM199-203>…通称<モリ>で暮らしていた、ニレとカヤ。双子のように育った彼らは、いつか地球に行くことを夢見ていた。
ある時、突然原因不明の疾病が流行り、人々は窮地に。ニレたちは、曾祖父母たちが使った旧式ロケットで地球へ向かう。地球に森を育てると誓って……『この大樹の傍らで』の6編収録。

いろんなテイストの短編集。
全体的に、むしろこれからの展開が物語になりそうな<はじまり>の雰囲気が漂っているかも。

<09/6/30>

『赤い月 マヒナ・ウラ』森福都(徳間書店)

2009-06-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
2008年、横浜。大学生・新宅慶一が、ネットショップで、あるエメラルドの指輪を目にしたのをきっかけに、彼の中にいた曽祖父・直吉の意識が浮かび上がる…その指輪は、直吉の遺品であるガラス玉の指輪と瓜二つなのだった。何とか慶一に呼びかけ、それにまつわる謎を解いて欲しいと訴える直吉は、過去のエピソードを語る。
1915年、ホノルル。
日系人御用達のホテル・白木屋に宿泊していた大富豪・濱田喜代蔵の美しい若妻・濱田リヨが、海岸で謎の死を遂げた。
リヨに憧れていたホテルの奉公人・新宅直吉は必死に真相を探るが、わからずじまいに終わる。リヨが嵌めていたのはその指輪なのだった……“そして彼女は去る ~ア・ホイ・エア・オ・イア”、
先の事件で犯人として疑われたカウアイ島の日本語学校の教師・福島久太郎が、それ以前にも別の件で疑われたことがあったと語る。
それは、彼がハワイ島のオーラアの学校に赴任した、3年前の11月。本願寺付属の日本語学校で教師・児玉重助が殺害される事件が起きており……“赤い月 ~マヒナ・ウラ”、
極貧の中、日本に帰ることになった青木家。妻であるマサが、かつて人助けをしていて、その礼として件の老人から“帰国の折りには<ヘ・マヌ・フル・オレ(羽のない鳥)>を受け取って欲しい”という手紙を受け取っていた。しかし“羽のない鳥”とは何なのか正体がわからず、それを直吉が調べることに……“羽のない鳥 ~ヘ・マヌ・フル・オレ”、
ネットでエメラルドの指輪を見てからというもの頭痛に悩まされている慶一。ガールフレンドの土屋世依良は、その指輪を出品している山野辺宝石店に見にいかないかと提案する。
一方、白木屋に長期滞在している、イヴィレイの売笑婦・山根ウタから、ピクチャーブライドとしてハワイにやってきた過去を明かされる直吉。
夫との間にできた息子が、生まれてすぐに死んだと聞かされていたウタ。しかしその後夫によく似た子供の写真を見せられた彼女は、自分の息子が生きているのではないかという。その行方について調べることになった直吉は……“ウィリウィリの花が咲く頃 ~プア・カ・ウィリウィリ……”、
真夜中に、主人・鍵本松右衛門、長男で支配人の森一、次男の磯次郎が、夜中に何かを話し合っているのを聞いた直吉。
翌朝、土居牧師の息子・益太郎が誘拐された話を聞く。本願寺から派遣されハワイに滞在している僧・盛村学応が、犯人を知っているということから仲介に立ち、身代金1000ドルを払い、益太郎は無事戻ったのだが、さらに交渉し800ドルも戻ってきたのだという。盛村が犯人と結託しているのではないかという疑念を抱いた彼らは、犯人を捜すことに。それを直吉が手伝うことになり……“高台の雨 ~マウカ・
ヘ・ウア”、
コーヒー農園を営む西村伊勢松から、放蕩息子・武夫が日本に帰国させるのに協力して欲しいという手紙が磯次郎宛に届く。帰りたくなるようにと、30年近く前、伊勢松が故郷・屋代島で、遭遇した絵馬盗難事件について……“マツからの手紙 ~ヘ・レカ・ナ・マツ”、直吉が懐いていた磯次郎が、真珠湾に夜釣りに出かけたまま帰らぬ人になった。その遺体は見つからず、その後発見された乗っていた船を焼き、それが遺灰として撒かれた。
直吉が体験したことを夢として自身も体験した慶一は、世依良とともに、過去についての手がかりを探すべく、あれこれネットを検索し……“そしてずっと心の中に生きる ~ア・ロコ・エ・ハナ・ネイ”を収録。

曾孫の慶一が見かけた指輪をきっかけに、曽祖父の直吉が過去のハワイで遭遇した事件を解決して欲しいと呼びかけつつ(直接会話ができる訳ではなく、夢を見せて訴える程度)、その詳細と、当時起きていた出来事などを語る。ミステリ。
当時のハワイへの移民の様子なども興味深い感じでした。

<09/6/29>

マカロン@風花

2009-06-28 | スイーツ
 パッションショコラ、キャラメルフリュイ、ピスターシュの3種類。
 やや大きめで厚みがあります(パッション~が小さく見えるのは、うっかり潰したからです;)。
 パッションショコラはショコラのマカロン生地に、パッション風味のガナッシュ、キャラメルフリュイはキャラメル風味のマカロン生地とクリームの中にフルーツ(うっかり普通に食べちゃって中身を確認しそびれましたが、りんごっぽかったような…)のコンポート、ピスターシュはピスタチオのマカロン生地とクリームの中に、セミドライのアプリコットが1つ入っています。

 菓子工房 風花:新潟(新潟)

ムース・オ・フロマージュ@レ・ドゥー

2009-06-28 | スイーツ
 クリームチーズのムースの間に、弾力のあるグレープフルーツのジュレの層。その下は、チーズスフレの、もうちょっと水分を抜いた感じの生地。ふわっと溶ける感じの食感が面白いです。
 上には、ホワイトチョコ、さくらんぼ、いちご、ブルーベリーとミントの葉。

 フランス菓子 レ・ドゥー:新潟(上越)