黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

レモンケーキ

2007-05-31 | スイーツ
 あやめ草さんから、バースデイプレゼントでいただきました♪
 いつもありがとうございます~vv
 
 レモン風味のパウンドケーキです♪

『月光スイッチ』橋本紡(角川書店)

2007-05-31 | 読了本(小説、エッセイ等)
恋人・山崎誠太郎(セイちゃん)の妻が出産の為に北海道の実家に帰省する1ヶ月半の間、香織は彼の実家が所有する山崎第七ビルで、“新婚生活(仮)”を満喫にすることに。彼と過ごすことができ、楽しいはずなのに、香織は何故か押し入れでしか眠れなくなっていた。
彼に紹介された山崎第七ビルに住む人々は、みんなどこか訳あり……15匹もの猫を飼う、どら焼きの名人・町野、一人暮らしの女子高生、元企業戦士・大柴、常に誰かの悪口を言い続ける手塚ら個性的な面々だ。
そしてコンビニで知り合った、睦月と弥生の姉弟。
香織は、新しい生活の中でさまざな人たちと知り合っていく。
そんなある日、住人の一人であるシングルマザーの吉田の娘・ハナと共に、一度も見たことのない彼女の父に会いに出かけることに……

弱者やちょっとダメな人たちへの視線が優しいのは、橋本さんの他の作品にも共通するところですが、不倫してるカップルなのに妙に爽やかな印象が(笑)。
町野さんのどら焼きがすごく美味しそうでした~(笑)。

<07/5/31>

『花宵道中』宮木あや子(新潮社)

2007-05-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
生まれた時から吉原で育った朝霧。ある日、縁日に出かけた朝霧は、脱げた草履を探している最中に一人の男と出会う。しかも、件の草履を見た男は、その鼻緒を染めたのは自分だという。彼に惹かれた朝霧だったが、その後お座敷で再会し……『花宵道中』、
2ヶ月後の初見世を控え、好きな男がいるいう茜。しかも男・平左にはいつも一緒にいる、売れっ妓の恋人がいるのだ。それでも2人が逢瀬を重ねる茶屋へと向かう茜は……『薄羽蜉蝣』、
母と死別し、父親に捨てられた姉・霧里と弟・東雲。弟は養子に出され、姉は京の遊郭へと売られた。売れっ妓だったが、ある事情から京を去ることとなり、江戸吉原へ。そこに客としてやってきたのは……『青花牡丹』、
貧乏な村から売られてきた八津。男に惚れる弱さはどぶに放って捨てたはずなのに、新しくやってきた髪結いの三弥吉に、どこか心を惹かれ……『十六夜時雨』、
容姿端麗だが姉女郎・桂山以外の人間と話す事ができない緑。初見世を控え、他の人間と話さなければならなくなった彼女が、話し相手として名を挙げたのは三津だった……『雪紐観音』の5編。吉原の小見世・山田屋を舞台にした連作短編集。

吉原の女たちを描いた切ないお話。
最初の1話を読んでもおもしろいのですが、その後に続くお話を読むと、その裏にあった主人公以外の背景なども読み取れて、より楽しめる趣向なのが良いですね♪

<07/5/30>

『独白するユニバーサル横メルカトル』平山夢明(光文社)

2007-05-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
突然、学校でいじめられるようになった、少年・たろうは、近づくことを禁止されている湖の畔で、汚らしい身なりの老人と出会う。たまたま垣間見た彼の秘密が気になったたろうは…『C10H14N2と少年 乞食と老婆』、
死体を処置する為の巨体の男・オメガの世話をすることになった、スナギモ。かつては数学者を目指していたスナギモは、ひょんなことから今の境遇に身を落としていた。そんなある日かつて一緒に学んだ友人・テバと再会し……『Ωの聖餐』、
学校にも家にも居場所のない少女・ふみ。
巷では無差別連続殺人事件が発生。自分にいたずらをした男が、その被害にあったことを知り、事件の犯行現場を訪ね歩き、コンタクトをとるべく犯人に宛てたメッセージを残すが……『無垢の祈り』、
近未来。人が自制心を保つ為の“条件付け”を阻害するとされ、迫害されている“芸術”。それを狩る側である特務機関に所属する“私”だったが……『オペラントの肖像』、
殺人現場でゆで卵を食べていたことから“卵男”と呼ばれる連続殺人犯。今は死刑囚として収監されているが、その隣の独房205号の囚人は……『卵男』、
18年ぶりに父・ドブロクと再会したヒロ。多額の報酬に釣られ、父と共に熱帯のとある国に男を暗殺する為出かけるが……『すまじき熱帯』、
殺人鬼であったタクシー運転手の持ち物であった地図帖。ところが彼が不慮の事故に遭い、他界。その息子のものとなるが……『独白するユニバーサル横メルカトル』、
人間を生きたまま解体して拷問する仕事に就いているMC。ある時、請け負った醜い女性・ココにペースを乱され……『怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男』の8編収録の短編集。

かなりグロいお話が満載です;……読んでて、手に取ったことをかなり後悔しました(笑)。
表題作は、地図が語る(しかも馬鹿丁寧な口調で)ところがおもしろいですね~。

<07/5/29>

マドレーヌ@アンジュ

2007-05-28 | スイーツ
 味は3種類ありますが、その中の“プレーン”。
 バター味のベーシックなマドレーヌです。
 携帯のメルマガ会員対象の、バースデイプレゼント(誕生月内であれば引き換えOK)で頂いた中のひとつ♪
 後述の2つの焼菓子の他、カレルチャペックのミルクティ用茶葉2g入袋を頂きましたv
 
パティスリー・アンジュ:新潟(燕)


『しましま』群青(一迅社)

2007-05-28 | 読了本(漫画)
“しましま”と呼ばれる妖怪が人間と共存して生きる町で、しましまの神“しましましん”を奉る山を守りながら、しましま向けの土産物店を営む大葉屋。
しかし大葉屋の次男・次男は昔遭った出来事の所為で、大のしましま嫌い。それなのに何故かしましまに気に入られてしまう特異体質の持ち主。
ある日、学校帰りにいつまでも同じ場所にいる少年と出逢った次男。“こういち”というその少年は、実はしましま。母と約束をしていたというのだが、彼女は現れず……第1話、
しましま避けのお守りを家に忘れてきた次男は、学校を早退。
一方、妹・みつがどんぐり拾いに出かけて、行方不明になったという。彼女を探す為、出かける兄・長男に、しましまではない少女(店のマスコット的存在?)・祝子と一緒に店にいるようにといわれた次男だったが、店にやってきたしましまに襲われ……第2話、
しましましんの山を立入禁止にした長男。
そんな中、妻の安産のお守りにする為、葉を取りにきた男たちがやってきて……第3話、
しましましんと村の娘・のりこの昔話。そして小学1年の頃、行方不明になっていた次男の過去。転校生・中村の正体は……第4・5話。

雰囲気はとても良いのですが、ちょっとページ数が足りない感じが(少なくとも祝子のエピソードが欲しいかも…正体不明なので/笑)。続編とか出て欲しいです~。

<07/5/28>

『ミミズクと夜の王』紅玉いづき(メディアワークス)

2007-05-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
魔物がはびこる夜の森に一人の少女がやってきた。
額には“332”の焼き印、両手両足に鎖を繋ぎ、自らに“ミミズク”に名付けたという少女は、美しい魔物の王に出会い、自分を食べて欲しいと、無邪気な口調でいう。
それは、奴隷として働かされ、過酷な人生を歩んできた彼女の、願い。
しかしそれを一蹴の元に退ける夜の王。
だが二人の間には、いつしか穏やかな関係が築かれ、ミミズクは、彼にフクロウという名をつける……しかしそんな生活も、突然終焉を迎えた。
森で道に迷い、ミミズクを見かけた狩人が、彼女が魔王に捕らわれていると勘違い、その存在を神殿に知らせたのだ。
かくして、彼女を助ける為、王国レッドアークの聖騎士、アン・デュークが魔王討伐に遣わされることに……

ストレートに良いお話だと思いました♪
……ただ、ミミズクの口調が最初ちょっと苦手だったのですが;

<07/5/28>