黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

マカロン@シトロン

2007-12-31 | スイーツ
 桜さんからのいただきもの♪
 オレンジとレモンの小さめのマカロンが2つずつ、計4個入り。
 表面はさっくり、中はしっとり。間にはそれぞれの風味のクリームが挟まれています。
 
 シトロン:京都

『先生と僕』坂木司(双葉社)

2007-12-31 | 読了本(小説、エッセイ等)
S大学1年生の伊藤二葉は、友人・山田に推理小説研究会に誘われるが、人が殺される小説も読めないほどの、極度のこわがり。せっかくの誘いだが断るしかないかと思っていた二葉の前に現れたのは、ひとりの少年・瀬川隼人……T学園中学校の1年生で、ミステリに詳しい彼から、家庭教師のふりを頼まれた二葉は、怖くないミステリの手ほどきをしてもらえることに。その矢先、2人で本屋に出かけたところ、雑誌に謎の付箋が貼られているのを見つけ……『一話 先生と僕』、
山田とともにカラオケに出かけた二葉。ところがそのビルで火災が発生。逃げ出したが、先の事件で知り合った女子高生から、ビルにいたはずの人が消えているといわれ……『二話 消えた歌声』、
区民プールで監視員のバイトをしているクラスメート・白井から、チケットをもらった二葉は、隼人とともプールに出かけた。その食堂で二葉がぶつかった区役所の人が暗号めいた紙片を持っていて……『三話 逃げ水のいるプール』、
道ばたで若い女の子から展覧会の誘いを受けた二葉。よくある絵画のキャッチセールスかと思われたが、彼女にそんな様子はなく……『四話 額縁の裏』、
ジャンガリアンハムスターを飼うことになった隼人。ヒーターを譲ってもらうことも考え、ペット掲示板を覗いたところ、あやしげな書き込みを発見して……『五話 見えない盗品』の5話収録。

二葉は一応家庭教師=“先生”ですが、立場は逆っぽい感じ(笑)。
ほのぼのとしたテイストで、二人の関係は微笑ましく楽しいです♪

<07/12/31>

† 新刊情報(07/12) †

2007-12-31 | 新刊情報
<12月>
12/1
喬林知『砂はマのつく途の先!』角川書店(文庫:ビーンズ)

清家未森『身代わり伯爵の挑戦』角川書店(文庫:ビーンズ)

我孫子武丸『狩人は都を駆ける』文藝春秋

12/7
岩井志麻子『派手な砂漠と地味な宮殿』祥伝社  

12/8
今野敏『ST 桃太郎伝説殺人ファイル』講談社(ノベルス)

12/10
あさのあつこ『風の館の物語 2』講談社
 
12/11
坂木司『先生と僕』双葉社

12/14
西澤保彦『腕貫探偵』実業之日本社(ノベルス) 

恩田陸『いのちのパレード』実業之日本社

12/20
森博嗣『もえない』角川書店

辻村深月『名前探しの放課後 上・下』講談社 

12/21
森博嗣『MORI LOG ACADEMY 8』メディアファクトリー(文庫) 

石持浅海『温かな手』東京創元社 

12/22
北方謙三『ただ風が冷たい日 約束の街7』角川書店(文庫)

桜庭一樹『少女には向かない職業』東京創元社(文庫) 

12/25
野村美月『“文学少女”と月花を孕く水妖(ウンディーネ)』エンターブレイン(文庫:ファミ通)

12/26
今野緒雪『マリア様がみてる キラキラまわる』集英社(文庫:コバルト)

谷瑞恵『伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば』集英社(文庫:コバルト) 

津原泰水『ルピナス探偵団の憂愁』東京創元社 

12/26
穂村弘『短歌の友人』(河出書房新社)



日付不明
大倉崇裕『七度狐』東京創元社(文庫) 

三浦しをん『悶絶スパイラル』太田出版




『紅水晶』蜂飼耳(講談社)

2007-12-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
美容ライターのサエコは、「らんちゅう友の会」の会員であるトモエくんのお父さんの、元気のないらんちゅう・ユキコを預かり、世話をしていた。無事快復し、引き取られていったユキコだったが……『崖のにおい』、
ロンドンから東京への帰路。トランジットの為、バンコクに降りたったわたしは、ニュージャージー生まれの日系人女性マリ・クワタから「わたしに、似ていませんか」と声をかけられ……『こぼれ落ちる猿の声』、
夫・直也の単身赴任が決まり、夫の実家に移ることになった美香。その矢先、妊娠が発覚、義母は彼女の身体に気を使ってくれるが、義父や義妹の思わぬ事実を知り……『くらげの庭』、
セックスが嫌いなので結婚できない、と恋人・三輪山に打ち明けた百音。三輪山の働く石屋に置かれていた、石の蛙が売れ、配達についていった百音は……『紅水晶』、
引きこもりの姉と二人暮らしのわたしの元に、蜂を飼っていた隣人・峰子が突然老人ホームに引っ越したと彼女の息子が挨拶にやってきた……『六角形』の5編収録の短編集。

掌編やエッセイは読んでいて小説が出ないかなぁと思っていた、詩人・蜂飼耳さんの初作品集。
詩人だけあって、さすがに言葉の含蓄がありますね~。
肌触りはさらりとして冷やかな印象。(初期の)小川洋子さん的かな。

<07/12/30>

『“文学少女”と月花孕く水妖(ウンディーネ)』野村美月(エンターブレイン)

2007-12-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
『悪い人にさらわれました。着替えと宿題を持って、今すぐ助けに来てください』……そんな遠子からのSOSを受け取った心葉は、夏休みを姫倉家の別荘で過ごす羽目に。
その地では、80年前に巫女をしていた姫倉の令嬢にまつわる悲恋と惨劇の歴史があり、心ならずも遠子や心葉たちがその当時の人物関係が再現している形になっていた。
そしてそれを仕組んだ麻貴の真意とは……

文学少女・番外編…と予告されていたので、てっきりWeb連載している“おやつ” の方だと思っていたら、長編で驚きました(…単に勘違いしていただけですが/笑)。
今回のモチーフは泉鏡花。せつなくも美しいお話でしたが、ラストでまた気になる記述が~;

<07/12/30>


花絵パフェ@茶寮花絵

2007-12-30 | スイーツ
 和風パフェ。
 中心に抹茶ソフト。その周りに、梅、芋納糖、栗、チョコアイス、抹茶ロールケーキ(クリームは小豆)、花型の麩などがあり、下に黒糖寒天、抹茶風味のわらび餅?(寒天よりはちょっと弾力のある感じなので)、小豆などが入っています。
 緑茶付き。お花(わたしのは撫子でした)も添えられていて可愛いです♪

 茶寮花絵:東京(有楽町)

『倒立する塔の殺人』皆川博子(理論社)

2007-12-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
戦時中の東京。都立の**高等女学校に通う阿部欣子は、良家の子女たちの中では微妙に浮いた存在。ひょんなことからクラスメイトの三輪小枝と親しくなり、一冊のノートを見せられる……孔雀模様の表紙で背表紙は模造革。蔓薔薇模様で飾った囲みの中には、“倒立する塔の殺人”というタイトルが記されていた。
小枝が親しかったミッションスクール・**女学院の女学生・上月葎子らの手を渡りつつ、書き足されてきたそれは、さまざまな人の手記と小説によって構成されていて……

戦時中の少女たちの間で綴られるお話。
ヤングアダルト向けでも皆川さんのテイストは健在で、とても魅力的なお話でした♪
できれば装丁は、作中の描写に沿ったものの方が良かったかなぁ……と思っていたら、カバー下はその通りになってるっぽいですね(笑)。

<07/12/29>