黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『作家の食卓』(平凡社)

2010-04-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
自ら厨房に立ち腕を振るう美食家、毎日ステーキを食す健啖家、一日六食の大食漢。作家たちが毎日、朝昼晩、家庭で食べていたメニューを再現。知らなかった作家の素顔……“作家の食卓”、
作家たちが足繁く通った店は、作品世界と作家の日常とが交差する場所。谷崎潤一郎は神戸で洋食の味に舌鼓を打ち、池波正太郎は鰻を食べながら大川の眺めを愉しんだ。いまも変わらず営業を続ける名店で八人の作家たちが味わった至福の時間をたどる……“好きな場所、愛した味”、
創作の合間に大好きなお菓子を頬張るひととき。そんな作家たちの小さな幸せ、甘い記憶をお裾分け……“作家のおやつ”他、食卓をめぐるエッセイ等を収録。

作家たちの食について語るエッセイ集(+グラビア)。
いろいろ美味しそうな食べ物が満載でした~♪

<10/4/30>

† 新刊情報(10/04) †

2010-04-30 | 新刊情報
<4月>
4/7
松井今朝子『今朝子の晩ごはん 仕事も遊びもテンコ盛り篇』ポプラ社(文庫)

4/8
皆川博子『聖餐城』光文社(文庫) 

4/9
桜庭一樹『私の男』文藝春秋(文庫)

4/15
霜島ケイ『カラクリ荘の異人たち 4 ~春来るあやかし~』ソフトバンククリエイティブ(文庫:GA)

北森鴻『暁英 贋説・鹿鳴館』徳間書店

4/19
坂木司『和菓子のアン』光文社 

4/21
篠田真由美『緑金書房午睡譚』講談社

4/22
川上弘美『パスタマシーンの幽霊』マガジンハウス 

仁木英之『さびしい女神 僕僕先生』新潮社

4/23
万城目学『ザ・万遊記』集英社 

4/26
小路幸也『オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン』集英社 

4/27
前田珠子『聖石の使徒 狩人の覚悟』集英社(文庫:コバルト)

4/28
小池昌代『怪訝山』講談社 

4/30
野村美月『“文学少女”と恋する挿話集 3』エンターブレイン(文庫:ファミ通)  

加藤実秋『Dカラーバケーション インディゴの夜』東京創元社 

桜庭一樹『道徳という名の少年』角川書店 

梨木香歩『渡りの足跡』新潮社 

古川日出男『MUSIC』新潮社 



『おもひで屋』上杉那郎(角川春樹事務所)

2010-04-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
プロ入りも嘱望されたほどの、野球部のエース・西沢素晴。
しかし野球部の不祥事により甲子園出場の夢が絶たれ、むしゃくしゃして金髪に染めた彼は、チンピラと諍いを起こし、警察に保護された。
そんな彼を引き取りにきた祖父から、19年前から眠っている母・美樹が目覚め、そして危篤だと知らされる。
当時18歳だった母は、列車事故に遭い、植物状態に。彼は、事故当時妊娠中だった母から取り出された為、そのぬくもりを、そして父を知らずに育ったのだ。病院に駆けつけるとそこには、野球部の監督・岩野も現れた。彼は、当時から美樹のことを思っており、目が覚めたら結婚するつもりだったというが、彼は父親ではなく、素晴の父は同級生の榎本竜太というエースピッチャーだという。ところがチームの優勝が決まった時に、彼女は事故に。その後、竜太は姿を消したのだという。
そんな中、NGO団体“おもひで屋”というところから彼宛てに届いた、想い出チケットという手紙。
それを手にした彼は、19年前の世界へと旅立つ。そこには若き日の父母たちがいて……

父母のぬくもりを知らずに育った少年が、過去へと行けるチケットを手にし、自分の両親に会いに、そして母が事故に遭うのを食い止めようとするお話。
親子でいくら似てるからって入れ替わるのは無理でしょ…と思うのですが(笑)。
ラストが良いですね~♪

<10/4/29>


『悲しみを聴く石』アティーク・ラヒーミー(白水社)

2010-04-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
内戦の続くアフガニスタン。町が戦場となり、周囲の人々が避難する中で、残された一家。戦場から植物状態となって帰ってきた夫を、その傍らでコーランを唱えつつ看病する妻。娘が二人いるが、やがて彼女の叔母に預け、家には二人きりに。
顔も知らずに結婚して十年。その大半を戦地で過ごしていた彼は、一緒にいたわずかな時間の間でさえも、優しい存在ではなかった。
妻は、快復の兆しのない夫に向かって、自分のこれまで抱えてきた苦悩や悲しみを打ち明け始める……

人の秘密や言葉を吸い取る“サンゲ・サブール”という石の伝説。それが砕けた時、苦しみから解放されるというそれに、植物状態の夫を見立て、彼に向かって秘密を打ち明ける妻の話。
男尊女卑が厳しいイスラム社会の中で、生きる女性の厳しさや悲しさと同時に、その内に秘めたしたたかさも感じました。

<10/4/28>

マカロン・その1@パレドール渡辺

2010-04-27 | スイーツ
 フランボワーズ、さくら、バニラ、キャラメル、シトロンの5種。
 それぞれの風味のマカロン生地に、それぞれの風味のマジパンが挟まれています。
 さっくりと軽い歯ざわりで、ちょっとしっとりめな食感。
 ちゃんとそれぞれの風味を感じますが(キャラメルはミルクキャラメル系の味)、若干甘さが強いかな…。

 パレドール渡辺:新潟(弥彦)