黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『水辺にて on the water/off the water』梨木香歩(筑摩書房)

2006-11-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
水辺の遊びに心惹かれる作者は、カヤック“ボイジャー”を手に入れる。かくして水辺へと向かう意識と、物語の欠片……『風の境界 1、2』『ウォーターランド タフネスについて 1、2』『発信、受信。この藪を抜けて』『常若の国 1~3』『アザラシの娘 1~3』『川の匂い 森の音 1~3』『水辺の境界線』『海からやってくるもの』『「殺気」について』『ゆっくりと』『隠国の水 1、2』『一羽で、ただただじっとしていること』を収録の、水にまつわるエッセイ集。

主に水がらみ、特にカヤックについて語られてるのが印象深いです。
梨木さんがカヤックに乗られてるのが少々意外な感じがしましたが(カヤックは、どちらかというとワイルド~なイメージだったので/笑)、内容を読むと納得、な感じですね。

<06/11/30>

『海』小川洋子(新潮社)

2006-11-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
恋人・泉さんとの初めての遠出で、彼女の実家を訪れた僕。彼女の話に登場していた“小さな弟”は、僕より頭一つ背が高く、体重は1.5倍くらいはありそうだった。そんな彼の部屋で一晩過ごすことになった僕は……『海』、
バイトで貯めたお金でようやく実現した二十歳の記念旅行で、ウィーンにやってきた私。同室になったのは、60代半ばの未亡人・琴子さん。彼女の旅の目的は、養老院にいるという昔の恋人・ヨハンに会うことだという。ところがそれから毎日養老院通いをするはめになり……『風薫るウィーンの旅六日間』、
医学部の大学院生の為に、原稿をタイプする事務所・バタフライ和文タイプ事務所。そんな事務所で一番新米の私は5台のタイプライターの中のNo.5で原稿を和文タイプする日々。そんなある日、使用していた活字が欠け、活字管理人の存在を知る……『バタフライ和文タイプ事務所』、
岡山からマリンライナーに乗った私。向かいに座った老婦人の編み物をしている姿を見、ふと編み物上手だった祖母のことが思い出された……『銀色のかぎ針』、
40年間いろいろなバスを運転してきた男。そして今は幼稚園バスを運転していた……『缶入りドロップ』、
70の未亡人と孫娘が二人で暮らす一軒家の二階に下宿することになった男。孫娘は6歳で、母親が亡くなった一年前から全く口をきかず、小学校にも通っていないという……『ひよこトラック』、
町に二人しかいない公認観光ガイドを務めるママと二人暮らしの僕。そんなママが旗をなくして以来、僕たちの周りでは不運が続く。町全体が停電になる日曜日、一人で留守番をさせられないと、ツアーのお客として参加させられることになった僕は……『ガイド』の7編収録。

『バタフライ~』がお気に入り♪
ストイックな状況の中に漂う艶めかしさが何ともいえません(笑)。

<06/11/29>

『親不幸通りラプソディー』北森鴻(実業之日本社)

2006-11-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
1985年、博多。高校生のお騒がせコンビ、鴨志田鉄樹(テッキ)と根岸球太(キュータ)。 美人局に引っかかり多額の金が必要になったキュータは、地元信金の裏金強奪の計画をテッキに持ちかける。以前、キュータの友人が警察の射撃訓練場で拾った弾丸を、現場に残し捜査を撹乱させようという計画だが、そのあまりにも無謀な計画にテッキに断られたキュータは、山沢組の下っ端で、組長のベンツを海に沈めてしまった為同じく金が必要だった、“狂犬”と評判の鈴木恭二(キョウジ)と組んで、その計画を実行してしまう。
首尾よく1億2000万円を手にした2人だったが、その金を狙う輩なども現れ、結局テッキも手を貸すことに。
さらに、落としてきた弾丸が三億円事件で犯人である警官・麻生のものであることがわかり、ますます話が複雑に……

『親不孝通りディテクティブ』の過去編。
若気の至りとかやんちゃでは片付けられないような過去ですね……ジェットコースターのような勢いで展開するめちゃめちゃっぷりが楽しいです(時々本当に高校生?とツッコミを入れたくなりますが/笑)。

<06/11/28>

『安楽椅子探偵アーチー オランダ水牛の謎』松尾由美(東京創元社)

2006-11-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
上海生まれの、口をきく、正真正銘の“安楽椅子探偵”アーチーと、小学6年生になった少年・及川衛の交流を描く連作短編集。
駅の公衆電話のところに置かれていた謎の封筒を持ち帰った衛。その封筒には“オランダ水牛”“スパイ”といった言葉が書かれており、中には木の枝が入れられていた……『オランダ水牛の謎』、
衛のクラスメート・野山芙紗が塾の友人・安倍マコトから黒猫を預かった。家の窓枠のペンキを塗り直す為だというのだが……『エジプト猫の謎』、
図書委員長である芙紗を慕う5年生・楠小百合。ちょっと風変わりな格好をした彼女をモデルに図工の教育実習生・沢尻が像を作成。ところが何者かによって壊されるという事件が起き……『イギリス雨傘の謎』、
インターネットサイトで評判のインド料理店に出かけた衛と父と芙紗。ところがそこでテーブルクロスを裏返す謎の男を目撃する……『インド更紗の謎』、
衛がドーナツショップで出会った男は、翻訳家の渡辺俊樹と名乗った。彼に30円を貸した衛は、次に合う約束を交わすが、その時間に彼は現れなかった。名刺の住所を訪れたもののそこにも彼の姿はなく……『アメリカ珈琲の謎』の5編収録。

安楽椅子探偵アーチー・第2弾です。5年生だった衛も6年生になり、ちょっと成長の様子がうかがえて微笑ましかったり(笑)。

<06/11/27>

マカロン’06冬@スターバックスコーヒー

2006-11-26 | スイーツ
 ようやく見つけました♪(……というか探しどころを間違えていた可能性大/笑)>スタバのマカロン
 どうやらスタバのは、季節などによって違うものが出てるようなので(食感とかも変わってる模様)、↑のような表記にしてみました(『北の国から』みたいですが/笑)。
パッケージは冬仕様で、スケートをしてる親子、みたいな図柄。ラズベリーとキャラメルの2種類がありました。
 ラズベリーは、酸味のあるラズベリージャムが、キャラメルの方はバタークリームが挟まれています。
 食感は、表面はさくっと、中はしっとりふんわりした感じ。
 大きさは普通のお店のマカロンよりひと回りくらい大きいので、かなり食べ応えがあります(笑)。

 スターバックスコーヒー:全国


長岡城@長命堂

2006-11-26 | スイーツ
 その名の通り、形はお城のもなかです。
 中身は、味付きの晒飴。種類は、ゆかり、抹茶、ミルクの3種類です。
 ゆかりと抹茶は和風ですが、ミルクはちょっと洋風な後味(笑)。

 長命堂:新潟(長岡)

 

飴もなか@長命堂

2006-11-26 | スイーツ
 一見、普通の最中ですが、中は餡ではなく『晒飴』(水飴ですが、米から作られています)が入っています。
 時々無性に食べたくなるお菓子です(笑)。
 
***** ***** ***** ***** ***** ***** *****

 長命堂:新潟(長岡)

 その昔、ツッコミどころ満載なCMで県内では有名だった飴屋さんです(笑)。
 現在のCMはあまり見ませんが、結構普通でちょっと残念(笑)。



『ROMES06』五條瑛(徳間書店)

2006-11-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
最新の地上施設警備システム・ROMES。これまで重要軍事施設でしか運用できなかった、その世界最先端のシステムを導入した西日本国際空港。
だがそのROMESの全貌を知る者は、最高運用責任者である成嶋優弥だけだが、普段は愛犬・ハルと戯れているばかり。西空の警備部に勤める砂村多駒は、ROMESの運用チームに何とか採用されようと、そんな彼の世話を焼く日々。
ある日、西空に“チーム”と名乗る差出人からのテロの予告状が届く。
やがてROMESが不審者の姿を捕らえるが……

ようやく単行本化されました♪(連載が2002年から2003年の間なので、およそ3、4年経ってますね/笑)
個人的に、読むにつれて砂村さんが犬に思えて仕方がありませんでした(爆)。

<06/11/26>

マカロン・その2@ラ・マドレーヌ

2006-11-25 | スイーツ
 数ヶ月ぶりに行ったら“りんご”が増えてました。
 でも種類の数としては、同じだったような気がするので、何かが代わりになくなったのかも(オレンジかレモンあたりが怪しい…)。
 間に挟まれてるのはバタークリームでしたが、りんごだったらコンフィチュールの方が良さそうな気が…(笑)。

 ラ・マドレーヌ:新潟(長岡)