黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

パンプルムース@ローランローゼ

2007-06-30 | スイーツ
 グレープフルーツのムースの中にチョコレートムース。土台はサクサクした何かの入った、ミルクチョコレートの薄い板。上は、赤いゼリーと細長いチョコとピスタチオで、りんごの形が作られていて、可愛いです♪
 チョコの味がちょっと強すぎて、グレープフルーツの味がしないのが残念かも;

 ローランローゼ:新潟(長岡)
 ※4月に店舗が閉店して、駅ビル内のボンオーハシ(系列店)の隣に移動。製造・販売の名義的にはボンオーハシですが、商品的にはローランローゼのものと同じ。


『Rozen Maiden 8』PEACH-PIT(幻冬舎)

2007-06-30 | 読了本(漫画)
 学校への復帰の意欲をみせはじめたジュン。
 そんな中、真紅たち薔薇乙女とそのマスターたちに、7番目のドール・雪華綺晶の魔の手が迫る。ジュンを助けたい真紅は、自ら指輪の誓いを解く……

 めちゃめちゃ続きが気になるところでの、最終巻(しかも薄っ!)。
 諸事情があってのことだと思いますが、早く復活して欲しいです~。

<07/6/30>

『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩(角川書店)

2007-06-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
時は1899年。トルコの首都・スタンブールに歴史文化の研究の為に留学していた日本人・村田。
イギリス人のディクソン夫人が営む下宿で、ギリシア人のディミィトリス、ドイツ人のオットー、そしてムハンマドと一羽の鸚鵡と共に暮らしていた。
異文化に囲まれて過ごす中、夜中に光る壁がありし日の遠い昔の幻影を映し、同じく日本からやってきた木下氏からもらった稲荷の札と人形は、きつねとなり、壁の中をかろやかに駆け回る……そんな不思議なことの起こりつつも穏やかな日々を過ごしていた村田だったが……

再読です。
何度読んでも最後はやはり切なくて、泣いてしまいますね~;

<07/6/30>

『罪と罰(ツミトバチ) 3』鈴木有布子(新書館)

2007-06-30 | 読了本(漫画)
太郎が橋の上で出会った少年。その気配から人間でないことを察した太郎は家に連れ帰るが、彼は神は神でも“貧乏神”。
しかしその作用は元々運の悪い太郎には及ばず、何故か良いことばかり起き……『罪と罰 6』、
太郎を思うみのり。しかし大学受験を控え一緒にいられる時間が減る中、不安な気持ちに…。
そんな彼女に、イブはハジメとのなれ初めを語る……『罪と罰 7』、
ハジメが児童文学賞を受賞。しかし対照的にイブは元気がない。どうやら彼女にかかってきた1本の電話が原因らしく……『罪と罰 8』の本編3編他、12年後、一色家を訪れる初生のお話『12年後の罪と罰』を収録。

最終巻。
終わってしまうのは寂しいですが、ほのぼのほんわかな雰囲気そのままの、素敵なラストでした♪

<07/6/30>

『裁縫師』小池昌代(角川書店)

2007-06-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
“わたし”が9歳の子供だった頃、近所のお屋敷にひとりの裁縫師が住んでいた。ある日、彼の元で洋服を仕立てることになり……『裁縫師』、
ある時たまたま降りた“かぜだまり”という駅。やがてそこへ引っ越した“ぼく”は体調を崩し、病院へ。そこで鳥の巣のような声の女性に出会う……『女神』、
空港まで叔父を迎えに行ってほしいと頼まれた洋子。ところが飛行機は遅れ、そこで2時間待つことに……『空港』、
タクシーに乗っていて交通事故にあった恵子。その場では何の怪我もなかった恵子だったが、左腕に違和感を覚え、病院へ行くことに。ところが途中で件の事故の相手である男・川野に出会い、一緒に動物病院に行くことに……『左腕』、
時折旅に出る父、引きこもりの兄、デパートで働く母と暮らしていた美知子。11月のある日、学校から帰った美知子は、家全体に不思議な違和感を覚えた……『野ばら』の5編収録の短編集。

『裁縫師』の設定がかなり好みだったのですが、思いの外短いお話でちょっと残念でした……もうちょっと膨らませて、欲しかったような;
何はともあれ、ちょっと気になる作家さんではあるので、他の作品も読んでみたいです。

<07/6/29>

『天才たちの値段』門井慶喜(文藝春秋)

2007-06-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
ボッティチェッリの“秋”が見つかったという話を聞き、出かけていった、大学で美術史を教える佐々木昭友は、そこで、舌で美術品の真贋を見極めることができるという青年・神永美有に出会う……『天才たちの値段』、
佐々木の教え子であるイヴォンヌこと高野さくらの姉・かえでが、家の蔵にあったという古い地図を持って、やってきた。そこにはかえでの複雑な思いがあるらしく……『紙の上の島』、
佐々木の知り合いの古美術商・宇津木がカタログに載せた涅槃図。真言宗の大刹・石峯寺から出たというそれを、寛福寺という寺の住職の娘・安納能里子が買いたいという。しかも、それは元々彼女の寺にあったものらしく……『早朝ねはん』、
政治家・長原耕三郎が息子・長原崇と、所有の絵画とフェルメールの価値の上下を後援会メンバーの前で論議することになった。それぞれの陣営に力を貸すことになった佐々木と神永は……『論点はフェルメール』、
入院中の母に代わり、先頃亡くなった祖母の遺言状の開示に立ち会った佐々木。しかしその遺言は、3つのガラス工芸品の中から正しい色のものを指し示す、というもので……『遺言の色』の5編収録の連作短編集。

あらすじを読んだとき、神永が舌で鑑定するというので、べろーんと舐める図を想像してしまいましたが(笑)、実際に舐める訳ではなく、本物を見ると舌に甘さを感じるという設定でした(笑)。
神永やイヴォンヌなど設定はおもしろいのに、いまひとつ活かしきれていないような印象…(ページ数が少ない所為?)。
続編でのフォローを期待したいです。

<07/6/28>