黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(13/05) †

2013-05-31 | 新刊情報
<5月>
5/14
雪舟えま『バージンパンケーキ国分寺』早川書房 

5/20
池永陽『続・珈琲屋の人々』双葉社 

5/21
森見登美彦『聖なる怠け者の冒険』朝日新聞出版

5/24
津原泰水『たまさか人形堂それから』文藝春秋 

三木笙子『決壊石奇譚 百年の記憶』講談社 

5/25
小島水青『さようなら、うにこおる』中央公論新社 

5/28
宮内悠介『ヨハネスブルグの天使たち』早川書房 

5/29
畠中恵『ときぐすり』文藝春秋



プランタンマカロン@シェ・シーマ

2013-05-30 | スイーツ
 Majaさんからのいただきもの♪
 ちょっと小さめサイズのマカロンに、絵が描かれたかわいいマカロン3個セット。
 チューリップ、クローバーと、もうひとつは、花?と思ったら、てんとう虫でした(笑)。
 食感はざくざくした感じかな。何味かは言い難い感じ(笑)。

 シェ・シーマ:東京

『ジヴェルニーの食卓』原田マハ(集英社)

2013-05-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
ルフィガロ紙からインタビューを受ける、ニースで生まれ育った老婦人は語る。
戦争で父を亡くし、後に母も亡くしたマリアは、中学を出てすぐに家政婦として裕福なマグノリアのマダムの元で働き始めた。元々絵が好きだったマリアは、美術品をコレクションしていた彼女の元でさまざまな美術品を目にし、審美眼を養った。
そんなある日、マダムの使いとして、オテル・レジナに滞在するマティスの元にマグノリアを届ける役目を仰せつかったマリア。それをきっかけとし彼の元で働くことになったが……“うつくしい墓”、
一昨年に他界したドガの回顧展が開催された。ドガと親しかったアメリカ人女流画家メアリー・カサットは、画廊主ポール・デュラン=リュエルからある相談を持ちかけられた。
ドガは、絵を描くためのマケットとしてたくさんの立体の試作を作っていたが、その他に、そして唯一の彫刻作品である少女のブロンズ像が存在した。その像と久しぶりに再会したメアリーは、その当時のことを思い浮かべていた……“エトワール”、
画材屋のタンギー爺さんは、若き芸術家たちの庇護者であったが、それゆえに店の経営は苦しかった。見るに見かねた娘が、常連であるセザンヌに借金を支払って欲しいと手紙を書く。その後もたびたび彼の元に書き送られる手紙には、店のことや思い出、そしてタンギー爺さんについてが記されていた……“タンギー爺さん”、
ジヴェルニーで晩年のモネと共に暮らしていた、義理の娘・ブランシュ。
母・アリスが残したレシピで、元首相でモネの庇護者であったクレマンソーの訪問を迎える。そんなモネが描いているのは、睡蓮の池の連作だがさまざまな要因によりなかなか完成しない。
そんなモネとブランシュの関わりは、実父で美術品収集家であったエルネスト・オシュデがきっかけだった
。やがてエルネストの会社は潰れ、一家でモネの家に転がり込むが、エルネストは彼女たちを置いて失踪。そこで奇妙な共同生活をすることになり……“ジヴェルニーの食卓”の4編収録の短編集。

それぞれに有名な美術作品をモチーフとした作品集。
画家本人ではなく、(基本的には)あたたかな視線を向ける傍観者からの視点で描かれているのも共通点かな。
装丁も含め、とても素敵な一冊でした♪

<13/5/30>

『短歌男子』田中ましろ他

2013-05-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
青と白の縦縞を着て青と白の縦縞がやるべきことをやる
返品は可能でしょうかこの部屋に置かれたままの君の不在は……木下龍也“インスタントマン”、
企画書のコアラ、フェレット、ハリネズミ コアラに丸し会議終わりぬ
百年後。あなたがいないこの街で人は働く電車は走る……ユキノ進“会社員たち”、
ナンおかわり自由の店でおかわりしない自由を行使している
降ると言えばやがて光も降るだろう急行はいま追い抜くところ……牛隆佑“マリッジ”、
するキスとしてくれるキスどちらかは選んでほしい しないのは無し
サザエさんに勝ったとよろこぶ声を聴きながら打ってる妻へのメール……天国ななお“週末らぶ。”、
傘を差すために生まれたことにするこれは帰りも止まない雨だ
投函にさみしさはある薄闇に自分の影を認めるような……岡野大嗣“巡りのリズム”、
足りなければ求めるというはたらきに視線を奪われる夜の川
立ち直る必要はない 蝋燭のろうへし折れていくのを見てる……虫武一俊“心にも蛾を”、
古本に引かれた線をなぞるからベルトの尾錠はきみが抜いてよ
セミウィンザーノットでつくる結び目にたった一つの本音を入れる……中島裕介“an・an・an”、
その何も言えぬ部分は闇だろう、いや星だろう 夜が生まれた
毒を盛るようにメールは二日おき。百日紅より遠くへ行くな……飯田和馬“あの角を曲がってゆけば”、
唯一神の掌のようなゆうぐれが部屋の半ばに差し掛かってる
私だけ死んだ時には私には雪夜の記憶のみが残るか……廣野翔一“予感と点景”、
悲しみの語彙が足りずにかなしいね悲しいねって身を寄せあわす
開いたら飛び立つだろうあなたへの手紙を隠しうなずいている……田中ましろ“悲しみの語彙”の10名の<短歌男子>諸氏による、スーツグラビア&短歌アンソロジー。

それぞれの短歌男子による連作アンソロジーと、スーツ姿のグラビアを載せた同人誌。
短歌とスーツ、という組み合わせによるアプローチのが絶妙ですね~。

<13/5/28>

『桜ほうさら』宮部みゆき(PHP研究所)

2013-05-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
上総搗根藩の侍であった古橋笙之介。
とある理由で、半年前から江戸の深川北永堀町・富勘長屋で暮らしはじめ、貸本屋の村田屋治兵衛と知り合い、写本の仕事で生計を立てていた。
そんなある日、治兵衛から、江戸随一の名料理屋・八百善が出した料理本『料理通』と、組み立てると八百善の模型が出来上がる『起こし絵』を預かり、それを自分で再現すべく工夫を考える。
笙之介は、搗根藩の小納戸役・古橋宗左右衛門の次男であったが、道具屋・波野千から賄賂を受け取ったという疑いをかけられ切腹の上、古橋家は廃絶。名家の出である母・里江は優秀な兄・勝之介を溺愛しており、お家再興を叶える為、つてのある江戸留守居役・坂崎茂秀を通じて取りなしてもらう役目を命じられた笙之介は江戸にやってきたのだった……“第一話 富勘長屋”、
先に見かけた桜の精の如き娘・和香の存在が気になる笙之介。
そんな中、彼を訪ねて奥州三八野藩の藩士・長堀金吾郎という人物が長屋にやってきた。しかし笙之介が同じ名の人違いであることが判明し力を落とした長堀は、疲労の為倒れ込んでしまう。
堀部は、心の支えだった女人や愛馬を喪った末、おかしな文を書くようになってしまった大殿を案じているのだが、どうやらその文に使われているのが、若き日に大殿が出会った流れ者の古橋笙之介という人物が教えた暗号であると知り、その名の人物を探していたのだった。彼の手助けをすることになった笙之介は……
“第二話 三八野愛郷録”、
和田屋の女中頭・おつたから、治兵衛が一昨日から行方不明になっていると知らされ心配していた笙之介。
その後、治兵衛の無事は確認されたが、貸席・三河屋の跡取り娘・お吉が拐かされ、三百両を要求されているという話を聞かされる。
二十五年前、妻・おとよが拐かされ、惨殺された過去がある治兵衛は心配するが、あれこれ調べた末、笙之介は狂言ではないかと考えるが……“第三話 拐かし”、
父の死に関わっているらしい謎の代書屋を追う笙之介。
和香にその代書屋の話を相談したところ、和香の母・かなえが、二十年前に幼馴染の加野屋の分家の瀬戸物屋で起きた偽遺言状の件を思い出す……“第四話 桜ほうさら”を収録。

陥穽により切腹の憂き目に遭った父の死の要因となった、偽の文書の秘密を探ることになった若侍・笙之介が、江戸で出会った人々とのお話。
境遇はかなりハードなのですが、その割にはほのかな恋愛もあり、ほのぼのムードも漂っていて楽しめました(オチはやや微妙…)。
タイトルが素敵ですね♪

<13/5/26,27>

本なお茶会・出張版@ツバメコーヒー

2013-05-25 | おでかけ
 今回は、真昼さんのところからすぐ近くにできた、三条市の公共スペース(?)『みんくる』内で、期間限定のチャレンジショップを展開されている『ツバメコーヒー』さんで開催♪
 参加者は、5名。テーマは『喫茶本』でした。
 お茶やコーヒーにまつわる作品や、作品の舞台にカフェや喫茶店が登場する物語などについてお話しました。
 
 合間に、ツバメコーヒーさんからコーヒーについてレクチャー。



 コーヒーメーカーをいきなり揃えるのはお高いので、(下は)パイレックスのビーカーをセットにしたものをおすすめしてるとか。上の逆三角の(名前をど忘れ;)は、通常と違って穴がひとつしか開いてないもの。



 挽いたコーヒー豆にちょっとずつお湯(熱湯だと豆がやけどするので、ちょっと冷ましたものを)を注ぐ。



 2種類のコーヒー豆(エチオピア産とブラジル産)を飲み比べ。



 こっちはブラジル…たぶん。


 とてもタメになりました~♪



 カフェラテは、おさるさん。 

『作家の食卓』コロナブックス編集部・編(平凡社)

2013-05-24 | 読了本(小説、エッセイ等)
立原正秋、石川淳、永井荷風、檀一雄、円地文子、色川武大、森瑶子、寺山修司、澁澤龍彦……等々、作家たちが愛した食べ物、こだわった食べ物、エピソード、お気に入りのお店等について、周囲の人の話を交えつつ、グラビアとともに綴った一冊。

いろんな作家さんたちのこだわりの食事について、語った本。
(本人たちが語っているというよりは)お子さんや奥様など近しい人の言葉で語られているのが、良いですね。

<13/5/24>

銀座マカロン@西洋銀座

2013-05-23 | スイーツ
 Majaさんからのいただきもの♪
 以前食べたつもりになってましたが、確か買いにいったらこちらは売り切れだったのでした…(その時の季節限定の和栗が食べたけれど)。
 薄いマカロン生地(クッキー寄り)に、バタークリームとレーズンが挟まれています。
 マカロンのさっくり軽い感じと、レーズンの食感が合わさったコンビネーションが絶妙v 

 ホテル西洋銀座:東京(銀座)