黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(08/04) †

2008-04-30 | 新刊情報
<4月>
4/1
今野緒雪『マリア様がみてる マーガレットにリボン』集英社(文庫:コバルト)

清家未森『身代わり伯爵の決闘』角川書店(文庫:ビーンズ)

あさのあつこ、五十嵐貴久、川島誠、川西蘭、手子鞠るい、須藤靖貴『Field、Wind』ジャイブ 

4/4
川上弘美『風花』集英社

蜂飼耳『転身』集英社

乾くるみ『クラリネット症候群』徳間書店(文庫)

高田崇史『毒草師 白蛇の洗礼』朝日新聞社

4/8
高田崇史『毒草師 QED Another Story』講談社

4/9
壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 4』メディアワークス(文庫:電撃)

4/10
有川浩『別冊 図書館戦争 I』アスキー・メディアワークス

朱川湊人『花まんま』文藝春秋(文庫)

4/15
五條瑛『上陸』講談社(文庫)

4/中
松尾由美『フリッツと満月の夜』ポプラ社

4/17
西澤保彦『腕貫探偵、残業中』実業之日本社

4/18
小路幸也『東京バンドワゴン』集英社(文庫)

岸本佐知子・訳『変愛小説集』講談社

4/20
愛川晶『芝浜謎噺』原書房
 
4/25
水森サトリ『星のひと』集英社 

小路幸也『スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン』集英社

岡篠名桜『花結びの娘 神を呼ぶ笛』集英社(文庫:コバルト)

森博嗣『工学部・水柿助教授の解脱』幻冬舎

4/28
野村美月『“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ) 上』エンターブレイン(文庫:ファミ通)

有栖川有栖『壁抜け男の謎』角川書店 

4/30  
長野まゆみ『カルトローレ』新潮社  


日付不明
小川洋子『科学の扉をノックする』集英社 



『少年舞妓・千代菊がゆく! 恋する三味線』奈波はるか(集英社)

2008-04-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
中学生だからという理由で、週末しかお座敷に出ない舞妓、千代菊。正体が男だというのは隠している為、舞妓として大事な三味線も、稽古できるのは週末だけ。
ある日、いつも三味線を習っている家元に急用ができ、その息子で、美希也の学校の先輩でもある大岡宗佑から稽古をつけてもらうことに。しかし、“ぐーたら”という噂の通り、やる気のない彼の様子にムカっときた千代菊は、つい刃向かってしまい、宗佑の厳しい稽古を受けることになってしまう。
ところが、そんな中進路をめぐり家元と喧嘩をした宗佑が、家出をしてしまったらしく……

三味線の家元の家での父子対立の解決に、千代菊が一役買うお話。
“ときはめぐりて”の時にちらっと出てきた若先生ですね~。

<08/4/30>

『スメラギの国』朱川湊人(文藝春秋)

2008-04-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
大手事務機メーカーに勤める26歳の営業マン・香坂志郎は、近い将来、恋人・麗子と一緒に暮らすつもりで、郊外のF市神音町にある新築のアパートへ引っ越した。アパートの大家を訪ねると、アパート前にある空き地のところに近づかないこと、白い猫を見かけてもかまわないように、という奇妙な忠告を受ける。
その引っ越しの当日、新居のベランダにやってきたアカトラの野良猫にジンゴロー、そしてその後に現れた灰色のキジトラ猫にヨアヒムと名づけ、最初は客分として扱っていたものの、結局世話をしていた志郎は、ある日、三叉の槍のような模様を額にもつ、美しい白猫の親子を見つけ、親猫に“スメラギ”、子猫に“プリンス”と名づける。
そんな中、同僚・仲本から車を安く手に入れた志郎は、許可を取り借りた空き地に車を駐車しようとしたところで、プリンスを轢いてしまう。それを境に、街中の猫たちが彼に敵意をむき出しに襲いかかり……

猫を轢いてしまったことから、特別な力を持つ猫を中心とする猫集団から攻撃を受けることになった男の話。ホラー?
厚めな割には、あっという間に読めてしまう勢いがありましたが、猫好きなので、読んでてかなり辛い作品でした;(すごく痛々しいので…)

<08/4/29>

『乱暴と待機』本谷有希子(メディアファクトリー)

2008-04-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
6畳のひと部屋に同居し、二段ベッドの上下に寝ている“兄”英則と“妹”奈々瀬。
英則は、保健所での犬の殺処分を仕事とし、奈々瀬は灰色のくたびれたスェットの上下と、一昔前風のでか眼鏡をかけた冴えない格好で、“あの日”から笑わなくなった英則の為、笑いのネタを考える日々。
そんな彼らが同居して4年、英則は1年前に天井裏に上がれることを発見して後、そこからひそかに奈々瀬を観察し続けていた。
そんな彼らの生活に、英則の職場の同僚・番上が興味を持ち、番上の恋人で奈々瀬の同級生でもあったあずさも関わることに……

奇妙な“兄妹”の同居生活と愛憎?
ストイックで、アブノーマルなお話。
……まぁ、彼らが幸せだったらいいんじゃないかな(笑)。

<08/4/28>

『毒草師 白蛇の洗礼』高田崇史(朝日新聞出版)

2008-04-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
濃茶の席で、裏千家教授・大澤信郎の次男・祐二が変死。毒による中毒死のようだが、その毒が何なのかは不明。その場に居合わせたのは、被害者を含め6人…信郎と、お茶を点てた坂元美和、正客を務めていた龍河誠、客の松江亜子、神凪百合。その他、水屋にいた火渡祥子。
毒物も殺害方法も不明なその事件で、被害者の直前にその茶碗でお茶を飲んだ為に犯人として疑われているらしい百合。彼女が病院に勤めている関係で、上司から、調査を任された、医療雑誌ファーマ・ヴューの編集者・西田は、その事件関係者・美和がお茶の教室を開いているカルチャー・センターでお茶を習うことに。
そこで出逢った百合にほのかな思いを抱き、お茶にもハマった西田だったが、その後も不審な毒殺事件が続き、隣室に住む<毒草師>御名形史紋に相談するが……

それはミステリとしてアリなのか?とツッコミたくなる部分はなきにしもあらず……(笑)。
どーでもいいことですが、個人的に、御名形のクローゼットの中が気になります。

<08/4/27>