黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『野分け草子』片山奈保子(集英社)

2006-10-31 | 読了本(小説、エッセイ等)
京の都の那癒羅寺に封印されていた那癒羅母神の“魔”が、その子供たち……天魔により封印が解かれ、彼らが力で京を制圧するようになり15年が過ぎた。
ある日、有名な薬師である寂蓮の元に怪我人を連れてやってきた青年・雨月。家族を奪われ、天魔を憎む彼は、退魔師を生業として生きていた。
そのまま寂蓮庵でしばらく過ごすことになった彼は、寂蓮の元に身を寄せる少女・千珠と親しくするようになったのもつかの間、彼女が天魔の王・我王により天魔城へと攫われてしまう。千珠を取り戻すべく、城へと赴いた寂蓮。
一方、庵にひとり残された雨月は、里稔という名の天魔と出逢う……。

ちょっと人死にまくりというか、展開が早すぎな気が;(結構、主要なのかなぁと思った人物もあっさり死んでしまうし)
あまりに早いので一冊で終わるのかと思ったら(笑)、シリーズ化するようですし……。
もう少しじっくり書いても良いかと(笑)。

<06/10/31>

『刻印の魔女』藤原瑞記(中央公論新社)

2006-10-31 | 読了本(小説、エッセイ等)
引き取られた伯父夫婦の家を出、魔女サンディア・ウォレスに弟子入りした少女・トリシャ。彼女の元で暮らしつつ、魔法を習う日々を送っていたが、彼女達の前に現れた男がその生活を一変させた。突如、姿を消した師匠を追い、旅に出たトリシャ。
一方、魔導士が村々で無分別に破壊や殺戮を行っているという事件が発生。それを調べに行った捕縛士・ディクスらが、返り討ちにあった。魔導士ジャック・リーフは師匠であり、魔導士協会の長であるタラから、その事件の探索を依頼される。そこで同じように、噂の魔導士の行方を追うトリシャに出逢い……。

ジャックの存在感が希薄……というか、トリシャとウォレスの話の比重が高すぎて、負けてる感じが;
ジャックの使い魔(いたち)のマグルーダは可愛いのですが、最初彼と入れ代わって出てくる必然性はあまりないような……いっそいたちのままで、最後に本当はこんな(姿かたちの)人でした~的な見せ方の方がまだ、キャラクタとしてのインパクトはあったかも(笑)。

<06/10/30,31>

『邪魅の雫』京極夏彦(講談社)

2006-10-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
昭和二十八年夏。
江戸川で殺害された商社社員・澤井健一、平塚のアパートで殺害された“真壁恵”、大磯で殺害された女子学生・来宮小百合……次々と連続して発生する毒殺事件に世間は震撼し、警察の捜査は混迷を極めていた。
一方、薔薇十字探偵社の探偵見習い・益田龍一は、榎木津の親類である今出川欣一の訪問を受ける。榎木津に持ち上がった三家……福山家、宇都木家、来宮家からの縁談話がことごとく断られるという事態が起き、その背後に何か陰謀があるのではないかと感じた今出川は、益田に調査を依頼したいというのだが……。

限定版を注文したら、到着に1ヶ月かかってしまいました;
……それはさておき(笑)、例によって今回も厚い上に、人物関係がいろいろで(というか名前が/笑)、メモしないと何だか訳がわからなくなる感じで、ちょっとぐるぐる(笑)。
……最後はいろいろ切ない感じです;

<06/10/28~30>

ヴァルスノーブル@フリアン

2006-10-29 | スイーツ
 チョコレートのムースがリング状に、その中心にアールグレイのクリームとミルク(?)のクリームが入っています。その下はプルーンのようなジャム(?)で、底は薄いスポンジ。
 一番上にのってるのは、(削って)丸くカールさせたチョコレート。
 
 フリアン洋菓子 干場店:新潟(長岡)
 

フリュイルージュ@フリアン

2006-10-29 | スイーツ
 ドーム型で、外側は苺のムース(その上にゼリー液っぽいのがかかってます)、内側はカスタードと、スポンジになってます。外側にちょこっとココナッツが。
 上に載ってるのはフランボワーズとホワイトチョコ。
 個人的にはちょっと甘すぎかも;

 フリアン洋菓子 干場店:新潟(長岡)
 

NYチーズケーキ(プレーン)@バービー

2006-10-28 | スイーツ
 ちょっと普通より高めなお値段ですが、重厚感のあるチーズケーキで、ひとつでかなり満腹感が(笑)。
 甘さは控えめ。ライムが使われているので、普通のチーズケーキとちょっと違う雰囲気が。

***** ***** ***** ***** *****

 CAFE&PAB BARBEI(カフェアンドパブ・バービー):新潟(長岡)

 何度かお店の前を通ったことはあったのですが、そこを通る時は大抵急いでいる時なので(近道/笑)、あまり認識していず;(しかも“パブ”と付いていたので、飲み屋さんだと思ってました/笑)
 たまたまHPを見たら、チーズケーキが美味しそうだったので、買ってみました♪
 ベーグルとかパスタとか食べ物系も気になります~。

 カフェアンドパブ・バービー 

『風が強く吹いている』三浦しをん(新潮社)

2006-10-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
寛成大学4年生・清瀬灰二(ハイジ)は、銭湯帰りに万引きして走って逃げる青年・蔵原走に出逢う……同じ大学に入学の決まった彼は仕送りでもらったお金を麻雀で使い込んでしまい、野宿しているのだという。
清瀬は、そんな彼に自分の住んでいるアパート・竹青荘を紹介する。
そこに住んでいるのは、皆寛成大の学生で、彼の他、双子の城兄弟・城太郎と城次郎(ジョータとジョージ)、竹青荘の古株・平田彰宏(ニコチャン先輩)、頭脳派の岩倉雪彦(ユキ)、留学生の黒人ムサ・カマラ、僻地育ちの杉山高志(神童)、クイズ好きの坂口洋平(キング)、漫画好きの美形・柏崎茜(王子)。
そこに走を加えて、目標であった10人に達した清瀬は、かねてから秘めていたある目的を、実行に移す事に……その目的とは“箱根駅伝”に参加すること。
だが走は、高校時代所属していた陸上部で暴力事件を起こして退部していたのだった……。
それぞれの思惑の中、箱根を目指すことになったのだが……。

スポーツ青春モノです。
若干ご都合主義的ではありますが(いくら練習を積んだとはいえ、素人同然の人間がほとんどのチームに負けたら他のチームの立場が…/笑)、それはそれとして、楽しく読めました。表紙の絵も細かくて面白いですね~(ダイジェスト版みたい/笑)。

<06/10/27,28>