黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『凸凹デイズ』山本幸久(文藝春秋)

2009-06-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
3人きりの弱小デザイン会社・凹組で、先輩である大滝と黒川と共に働く、浦原凪海。
いつもは細かい仕事ばかりしている彼らが、慈極園のリニューアルプランのコンペに参加し、凪海が子供の頃から描き続けていたキャラクター“デビゾーとオニノスケ”が採用された。
しかし、メインロゴの仕事は新進気鋭のデザイン会社・QQQが手がけることになり、2社合同で作業にあたることに。
そんなQQQの美人社長・醐宮純子は、凪海に大滝と黒川の話を持ち出し、しかも何やら親しげな様子。
醐宮は、彼らと10年前、ゴッサム・シティというデザイン事務所で一緒に働いており、凹組を立ち上げた設立メンバーだという。しかし彼らを裏切るようにして袂を分ったらしい醐宮。
そんな彼女は、凪海に自分の会社にこないかと誘うが……

小さなデザイン会社・凹組で現在働く凪海の話と、醐宮が働いていた時の10年前の話(過去の大滝視点)が交錯しながら、描かれています。青春系お仕事小説、といった感じ。
とても面白かったです♪

<09/6/25>