黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

マカロン@フォション

2007-09-30 | スイーツ
 ア・ラ・ピスターシュ、オ・ショコラ、フランボワーズ、オ・カラメル、バニーユ、ジャンデューヤ・オレンジ、オ・シトロンの7種類。
 表面はちょっとざっくりした感じ、中はしっとりした感じ。
 ショコラにはガナッシュ、他はそれぞれの風味のクリームなど。ジャンデューヤ~はマカロン生地がオレンジで、中はヘーゼルナッツとオレンジ?のクリーム。

 フォション:フランス ※新宿タカシマヤで購入


マカロン・その2@アンリ・ルルー

2007-09-30 | スイーツ
 前回はなかった、“タタン”を購入。
 ショコラ生地の中に、シナモン風味のりんごのコンフィチュールが入っています(タルトタタンを表現?)。
 帰りに山手線の人身事故の影響で、超混み混みな電車に乗って、かばんを押しつぶされた為、ちょっと崩壊してます(涙)。

 アンリ・ルルー:フランス (日本では)新宿伊勢丹のみ。


『インシテミル』米澤穂信(文藝春秋)

2007-09-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
車が欲しい大学生・結城理久彦。資金調達の為のバイトを探そうと、コンビニで求人情報誌を探していた彼は、求人情報誌の読み方さえ知らない、育ちの良さそうな令嬢・須和名祥子に出逢う。“滞って”いるものの為に、高額報酬の仕事を探しているという彼女に、その読み方を教えつつ、ページをめくっていた結城たちは、ひとつの記事に目を留めた。それは“時給1120百円”の実験モニター……誤植でないかと疑いつつも、一応応募した結城は、見事選ばれ、そこに参加することに。
参加メンバーは、さまざま理由により集まった12名……大迫雄大、若菜恋花、釜瀬丈、西野岳、岩井、箱島雪人、真木峰夫、関水美夜、安東吉也、渕佐和子、そして結城と須和名。
彼らが参加する実験とは、〈暗鬼館〉と呼ばれる地下空間で1週間を過ごすこと。
しかしそこには、おかしなルール(探偵や犯人や被害者になるとボーナスがもらえる等)や部屋ごとの凶器などがあって……

米澤さんにしてはめずらしく人死にまくりで、かなりミステリ色の強い作品。
綾辻さんの館ものを彷彿とさせる(部屋の見取り図とか)本格な感じで、人々に出される細かい条件づけなども秀逸でした。
……個人的に須和名さんは何が“滞って”いたのか、ちょっと気になります(笑)。

<07/9/30>

『純愛ロマンチカ 3』藤崎都/原案:中村春菊(角川書店)

2007-09-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
秋彦が大きな賞を受賞し、その出版社主催によるパーティーが、盛大に開かれることに。そこへ参加した美咲だったが、いろんな人に話しかけられ、ホテルの部屋へ逃げ帰る途中、天敵・刈谷に遭遇し…パーティ編、
クリスマスを美咲の実家で過ごした、美咲と秋彦。母は、どうやら年末から正月にかけても、美咲が家に戻ってくるものと思っているらしい。秋彦とふたりきりで年越しするつもりだった美咲は、秋彦に相談するが、あっさりと帰宅を促されてしまい……初詣編、
後期試験を終え、明日はバレンタイン。同じ学部の子から告白された美咲は、その場面を刈谷に目撃されてしまう。そんな彼がやってきた目的は、“宣戦布告”…どちらのチョコが、秋彦を喜ばせられるか勝負をしようと挑発してきて……バレンタイン編の他、中村春菊さんによるプロローグとエピローグを収録。

刈谷さらに大暴走(笑)。
……ちなみにこのところ『純愛~』ばかり読んでいるのは、4冊まとめて入手したのと、若干疲れ気味だからです(笑)。

<07/9/29>

暗黒サイケデリックTOUR@東京厚生年金会館

2007-09-28 | おでかけ
 9/4のO-WESTに引き続き、上京(またしても日帰り/笑)。
 一度近くまで行ったことがあるから(以前、アリカさんが参加されたゴシックイベントの会場が、道路を挟んで真向かいにあるのです)大丈夫~とか思っていたら、豪快に道を間違え、ちょっと慌てたり(時間的には余裕を持っていたので大丈夫でしたが、歩きすぎでへとへと;)。
 ひとまず建物に入ってみたら、既に沢山の人が……先行の物販がもうすぐ終わります~、的な声が聞こえたので、今回のツアーから登場のTシャツを購入。
 その後、居場所を求めつつフラフラと歩き回り、隣にあるコンビニなどに寄ったのですが、店を出てきたらヴァイオリンの渡辺さんがアリプロTシャツ(青)を着て、ふつーに歩いてました(笑)。

 
†セットリスト&コメント等
 舞台には、赤いビロードの幕。中央に赤いソファを配置。脇に燭台風のライト。後方に松明(何かの曲の際に点いたのですが、うろ覚え;)。
 基本の立ち位置は、アリカさんが最前中央、その少し後ろ(一段高くなっている)の左右に渡辺さんと杉野さん、さらに後ろが高くなっていて、その中央に片倉さんの配置……片倉さん、まさに『殿』(笑)。
 
第1部
『暗黒サイケデリック』>サーバーな踊り子お2人~紫泉くんとゴ(…と、聞こえたのですが違うかも?)ちゃん~登場。衣装等は、アルバムでアリカさんが着ていられたものと同じ感じ(微妙に違うけれど)。
『人生美味礼賛』>曲の前に“生きることは食べること”という台詞。アリアリポンチカ(ドラァグクイーン4人)登場。
『暗黒天国』>途中、後光が差したようなライティング。

MC

『CYBER DEVILS』>客席へ緑のビームがビシバシ(笑)。まさにサイバーな感じ。
『欲望』>上から鳥籠っぽいライトが降り注ぎ…

 アリカさん退場。

『跪いて足をお嘗め インストver.』

 アリカさん衣装替え後、片倉さんの背後の幕が開き、そこから登場(前の曲が終わってからもちょっと間があって、時間がかかってるのかなぁと思いきや/笑)。

第2部 ~大和~
『愛と誠』>背後には花札の屏風。上からは、桜のようにはらはらと舞う紙吹雪。
『勇侠青春謳』>前に移動して、日本刀を抜刀しつつ(笑)。

MC>日本刀の話。模造刀を車に乗せていて捕まった人がいた、というニュースを観られたアリカさん。これまでは、本物でなければ大丈夫と思っていて、普通に車に乗せたままだったりしていたので、今度はちゃんとトランクに仕舞われるそうです(笑)。そのついでに、愛車の車検切れも告白(笑)。
 この後に素敵なゲストが登場します、という予告も。

『青嵐血風録』>いつか『血風録』という言葉を使いたかったとか。アリカさんのお好きな『乃木坂血風録』にちなんでいて、本当はそのタイトルをつけたかったけれど、“まねっこ”といわれるので、とのこと。
『六道輪廻サバイバル』>大駱駝鑑の若林淳さん(白塗り)が登場。先ほどの屏風の前で踊り、間奏の間に下へ跳躍。若林さんの大ファンであるアリカさんは、歌わずに観ていたかったらしい。

MC

『胡蝶夢心中』

 アリカさん退場

『from midst of town』(インスト)


第3部 ~ゴシック~  ※この辺で、ビアズリーのサロメが描かれた垂れ幕が2つ、下がっていたり。
『薔薇獄乙女』

MC

『暴夜layla幻談』
『GOD DIVA』

MC

『最愛なる魔王さま』>『跪いて~』はSな曲ですが、こちらは“どM”な曲という紹介(笑)。ソファに腰掛けながら歌唱。
『地獄の季節』>アリアリポンチカ登場
『月蝕グランギニョル』

MC

『亡國覚醒カタルシス』

 一同退場、再び登場。

アンコール
『聖少女領域』>アリカさん、歌詞がとびまくりで、ちょっとハラハラ;
『未來のイヴ』

 一同退場後、再び登場(紫泉くんたちや、若林さんも)。

カーテンコール
 アリカさんが御挨拶した後、締めようと思っていたところに(その間に、さりげなくヴァイオリンの2人は後ろへ移動してました)、
 片倉さんの「ちょっと待ったぁ!」の声(…すごく久しぶりに聞いた気が…/笑)。

 そこへケーキの乗ったワゴンを押して、美少年(?)登場。片倉さんがアリカさんの誕生日であることを告げ、ヴァイオリンの伴奏の元、観客も一緒に♪Happy birthday~と合唱。
 以上、バースデイサプライズでした(笑)。

†衣装
・片倉さん
 黒のスーツに、白の靴。インナーは、襟なしの白系(ちょっと光沢系かも)。

・渡辺さん&杉野さん
 前回同様。

・ドラァグクイーン4人……左からドリアンさん、オリーブさん、インガさん、新人さん←名前を度忘れ(アリカさんと同郷で、親戚のお姉さんがアリカさんに似てる、というのは覚えているのですが)。ドリアンさんとインガさんは『アザレアポンチカ』というコンビ名で、プラス2人という特別編成で『アリアリポンチカ』に。
 1/ 人生美味礼賛
 ドリアンさんと新人さんは、黒のチャイナカラーのロングコート、オリーブさんとインガさんは、赤いスリップドレス?(この辺ちょっとうろ覚え;)

 2/地獄の季節~亡國覚醒カタルシス
 前回1番目の衣装とほぼ同様。髪に付いているのが、薔薇の代わりに黒い羽?

 3/アンコール
 オリーブさんとインガさんは前回とほぼ同様。オリーブさんに黒いしっぽが生えていたのですが、前回もあったかはわからず;
 ドリアンさんは、上が光モノのキャミで、あとはうろ覚え;、新人の子は、黒のチューブトップに黒のミニスカ、ピンクのタイツ。
 
・アリカさん
 1/暗黒サイケデリック~欲望
 シルバーのミニドレス(上がビスチェっぽく、下は超ミニスカ。スカートの中はショッキングピンク)。右肩には前回もつけていた白とかピンクの細い布の束。
 手袋、靴、髪型は前回の2番目の衣装と同様。

 2/愛と誠~胡蝶夢心中
 前回の1番目の衣装(和風)と同様。プラス日本刀を帯刀。

 3/薔薇獄乙女~亡國覚醒カタルシス
 上は、黒の姫袖の(首まわりはスクエアな感じ)ブラウス、かと思いきや、後ろは長めなのでワンピース?
 下は、豹柄の5段フリルスカート(床に届くくらいの長さ。パニエか何かでふくらませた感じ)。髪は茶色で、左右に一束ずつ垂らしてアップ?みたいな。前方に黒い薔薇?っぽいもの。リボン?
 
 4/アンコール
 前回の3番目の衣装と同様。  
 ブーツは黒いエナメルで、ニーハイどころか太ももより上にも延びていて、終わりが見えない(笑)。
 髪は茶色で(…違うかも)、前方に黒い大きなリボン。


†MCより
・綾辻さんの『暗黒館の殺人』が今月来月に各2冊ずつに分けて刊行されますが、その中の1冊の巻末にアリカさんが解説を書かれるそうです。
・今年は、さらにもう1枚アルバム(60人編成のフルオーケストラ)発売。年末のソワレもその編成で。
・『怪物王女』のサントラが、10/3に発売。箔押好きなアリカさんの期待にこたえてのジャケット。

†追記
 今回は舞台効果や構成も凝っていて、あちこちに気をとられていた所為か、衣装等の細かいところの記憶がかなり怪しいです;





『エレンディラ』G・ガルシア=マルケス(筑摩書房)

2007-09-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
ある日、ぬかるみの中にうつぶせで倒れ、もがいていたのは、大きな翼のあるひどく年老いた男。そのまま鶏小屋に飼われることになったが、そんな彼を天使だと思いこんだ人々は、次々に見物にやってきて……『大きな翼のある、ひどく年取った男』、
海からバラの香りが漂ってきた村。そんな村に大金持ちのハーバード氏が現れ、人々が見せる特技に対価を払ってくれるという……『失われた時の海』、
海から流れ着いた大きな黒い漂流物は、水死体だった。死体となっても、凛々しく逞しい肉体を持つ彼に、村人は皆心惹かれ、彼の在りし日の姿を夢想する……『この世でいちばん美しい水死人』、
6ヵ月と11日後に死を控えていた、上院議員オネシモ・サンチェスは、生涯を決定づける女性ラウラ・ファリナに出会う。しかし彼女への愛に故にその身を滅ぼし……『愛の彼方の変わることなき死』、
子供の頃、幽霊船を見たことのある彼。大人になったある日、再びその姿を見て……『幽霊船の最後の航海』、
“奇跡”を起こして歩く行商人のブラカマンの元に引き取られたぼく。彼に、運命をねじ曲げたのはおまえだと虐待され、瀕死の状態に陥ったぼくは、その末に本当の奇跡の力を手に入れる……『奇跡の行商人、善人のブラカマン』、
祖母と二人きりで、辺鄙な砂漠のどまんなかにある豪邸に住み、休むまもなくこき使われていた14歳の美少女・エレンディラ。ある夜、疲れはてた彼女の不注意で、屋敷は全焼。祖母は、その賠償金としてエレンディラの身体を売り……『無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語』の6編収録。

“大人のための残酷な童話”というコンセプトで書かれたという物語……でもあまり“残酷”という感じではないような……;
『この世で~』の皆の妄想っぷり(彼の名前は勝手に『エステバーン』になってるし/笑)や。『無垢なエレンディラ~』の何度殺そうとしても死なない祖母などは、どこかおかしみさえ感じます(笑)。

<07/9/28>

『純愛ロマンチカ 2』藤崎都/原案:中村春菊(角川書店)

2007-09-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
幼い頃から好きだった有名小説家・藤堂秋彦と念願かなって両思いになれた大学生・鈴木美咲。
秋彦の誕生日まで1週間しかないことに気づいた美咲は、その資金を稼ぐべく秋彦には秘密で、ケーキ屋・KOTOBUKIでアルバイト。ところが帰りが遅いことを秋彦に問いつめられ……誕生日編、
もうすぐクリスマス。美咲は、密かに秋彦と楽しもうと、テーマパークの24日の終日フリーパスを用意していた。ところが、秋彦の本のイラストを担当するイラストレーター・刈谷有志の予定が、どうしてもその日しか都合がつかないらしい。しかたなくあきらめた美咲だったが、刈谷もまた秋彦を狙っていて……観覧車編の他、中村春菊さんによるプロローグとエピローグを収録。

美咲に恋敵登場の巻。
今後も2人に絡んできて、波乱の予感、ですね(笑)。

<07/9/27>



『映画篇』金城一紀(集英社)

2007-09-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
デビュー作の映画化が決まった、新人小説家である“僕”は、かつての同級生で会った永花と再会し、親友・龍一の消息を知る。かつて多くの映画を観に行った2人だったが、僕が日本の学校へ進んだことから疎遠になっていた……『太陽がいっぱい』、
製薬会社に勤めていた夫が突然自殺して後、引きこもっていた“わたし”。そんなある日、夫が借りていたビデオの督促の電話をきっかけに、ビデオ店の店員・鳴海と知り合い……『ドラゴン怒りの鉄拳』、
高校2年生の赤木は、ある日、隣の席の石岡に“一番好きな映画は何か”と問われる。そんな彼女から、弁護士である彼女の父が保管する保釈金の強奪の話を持ちかけられ……『恋のためらい/フランキーとジョニー トゥルー・ロマンス』、
いじめっこから絡まれていた勇(ユウ)は、ハーレーに乗ったライダーに助けられた。ヘルメットを取ってみると、実は彼女はおばちゃん。つかの間、彼女と交流を交わした勇だったが……『ペイルライダー』、
おじいちゃんが亡くなり、気落ちしたおばあちゃん。彼女に元気を取り戻してもらおうと、“ローマの休日”の上映会を企画した“僕”をはじめとする鳥越家の孫たちは……『愛の泉』の5編収録の連作短編集。

いろいろな映画をモチーフとした短編集。独立したお話ですが、舞台は同じ町で、それぞれにどこかで繋がっている感じ。
どれも良いお話でしたが、ちょっとほのぼのする『愛の泉』が個人的には好きかも。

<07/9/26>