黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(13/12) †

2013-12-31 | 新刊情報
<12月>
12/4
皆川博子『少女外道』文藝春秋(文庫) 

12/5
木内昇『櫛挽道守』集英社

12/中
黒田夏子『感受体のおどり』文藝春秋 

12/19
皆川博子『アルモニカ・ディアボリカ』早川書房 

12/21
ケイト・モートン『秘密 上・下』東京創元社

12/24
桜庭一樹『GOSICK RED』KADOKAWA 

森晶麿『名無しの蝶は、まだ酔わない 戸山大学〈スイ研〉の謎と酔理』KADOKAWA 

12/下
三浦しをん『愛が生まれてくるところ ~BL作家インタビュー集~』新書館 

菅野彰『帰ってきた海馬が耳から駆けてゆく 3』新書館 

田辺青蛙『あめだま』青土社 



『ぜんぶの後に残るもの』川上未映子(新潮社)

2013-12-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
震災についてのあれこれ思うこと……“地震のあとで”、
三島由紀夫、オールフリー、ピーナッツ……“感じることなど”、
ストレスによる不調について、スーパーのおばさんについての誤解、キンモクセイの匂いからくる頭痛……“からだの記録”、
プールにまつわる母とのエピソード、トイレットペーパー・ホルダーについて、絨毯のこと……“召しませ、大阪”、
写真について、ネット空間について、字を書くことについて……“言葉はふくらむ”、
犬のこと、飛行機のこと、うまのこと……“けもの、動くものたちに”を収録。

エッセイ集。
最初に震災について書かれてあるほかは、わりといつものエッセイと変わらない雰囲気かな。

<13/12/24,25>


『ようこそ授賞式の夕べに 成風堂書店事件メモ邂逅編』大崎梢(東京創元社)

2013-12-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
年に一度のイベント、書店大賞授賞式の当日。成風堂書店に勤める杏子と多絵は、今回初めて授賞式に参加することになり期待感でいっぱい。
ところが会場に出かけようとしていた矢先に、同じ授賞式に参加するために上京してきた福岡の書店員・佐々木花乃が、“書店の謎を解く名探偵”に会いたいと成風堂にやってきた。書店大賞の事務局に届いたという不審なFAXの謎を彼女たちに解いて欲しいのだという。
どうやら「飛梅書店」という書店が関わっているらしいのだが、その書店は八年前に主人の死亡により閉店。その主人が書店大賞の立ち上げに尽力した人物であったという。
一方、明林書房の新人営業マン・井辻智紀もまた、ひょんなことから既知である他社の営業マン・真柴とともにその謎を追うことに……


“成風堂書店事件メモ”“出版社営業・井辻智紀の業務日誌”の2シリーズのコラボ(細かくいうともうちょっと細かい部分もリンクしてたり…)。
どちらのシリーズを読んでいるヒトには楽しい一冊ですね。

<13/12/20,22>

本なお茶会・その28@真昼造船

2013-12-21 | おでかけ
 今回のテーマは「今年のベスト本」。参加者は6名。
 いろいろバラエティに富んだ内容の本が集まりました。
 わたしは、佐藤弓生さんの『うたう百物語』他、短歌系で。



 おやつはかつぼ屋さんの『いちご大福』と『六方焼き』でした。



 去年ほどではないけれど、そろそろ寒さが身に染みる時期になってきたので、足が冷え冷えでした;;
 来月も雪が増えないといいけど。 

ブラウニーワッフル@R.L

2013-12-20 | スイーツ




 兄からのお歳暮。
 ブラウニー生地をワッフル風に焼いたものに、それぞれの風味のバタークリームが挟まれています。
 15個入(5個×3箱)ですが、今回はコーヒー、抹茶、ラムレーズン、プレーン、キャラメル。
 プレーンのみ、ワッフルの方にくるみが入ってます。
 
 R.L:兵庫(神戸)
 

『キウイγは時計仕掛け』森博嗣(講談社)

2013-12-10 | 読了本(小説、エッセイ等)
M県の県庁職員となった加部谷恵美。学生時代に関わった論文に絡む発表が建築学会で行われることになり、彼女も会場である箱根の日本科学大学へ。テレビ局に勤めている友人・雨宮純も同行し、旅館でくつろぐことにする。
学会には上級生であった山吹のほか、研究者である西之園、犀川、そして海月らも出席しており、再会を果たす。
ところが大学の学長が何者かに射殺されるという事件勃発。事務局にはプルトップが刺さったキウイが送りつけられていたという。さらに副学長で、学会の運営委員長であった蔵本も亡くなり……

Gシリーズ9作目。前作から数年経過、加部谷は県庁職員になったりしてます。
事件は起こっているものの、何かこう、ミステリというよりは、ゆるやかにアンチミステリっぽい雰囲気を感じます。

<13/12/7,10>

『まほろ駅前狂騒曲』三浦しをん(新潮社)

2013-12-09 | 読了本(小説、エッセイ等)
まほろ市の駅前で便利屋を営む多田啓介と、彼のもとに居候している高校時代の同級生・行天春彦。
いつも通り、町の人々の依頼を受けて雑事を引き受ける多田は、まほろキッチンの社長である亜沙子の存在が気になっている。
ある日、行天の元妻である女医・三峯凪子が渡米することになり、その間、娘の「はる」を預かることになってしまった多田。子ども嫌いである行天を何とかごまかしつつも、彼女との共同生活をはじめたふたり。
ところが最近まほろに現れた無農薬野菜販売の団体にかかわる騒動に巻き込まれ……

シリーズ第三弾。完結編…っぽい。
行天の過去が明らかにされたり、亜沙子さんとの関係に進展があったり、老人たちが暴走したり、はるちゃんが可愛かったりいろいろ見所(読みどころ?)満載ですが、駅のロータリーにみんなが集結しちゃうところのドタバタっぷりがまさに狂騒曲な感じでした(笑)。

<13/12/8,9>

『女子漂流 うさぎとしをんのないしょのはなし』中村うさぎ/三浦しをん(毎日新聞社)

2013-12-06 | 読了本(小説、エッセイ等)
浪費、整形、ホスト 女の業を体現し続ける作家・中村うさぎと、女戦線からの離脱を切に願う隠遁女子作家・三浦しをん。
それぞれに女子校で学んできたふたりは正反対のものを求め、選びつつも、女という生き方の生きづらさに悩み、語る対談本。

なかなか興味深い一冊でした。
わたしはしをんさん寄りですね~(笑)。

<13/12/6>

『夏の入り口、模様の出口』川上未映子(新潮社)

2013-12-05 | 読了本(小説、エッセイ等)
恋人の浮気を直感ピッコン!で突き止めた日、仕事に関してお金の話が出てこない業界の不思議、血まみれタクシー運転手がくれた物、襟足から下の方まで「毛」へのこだわり、午前二時の恐怖体験、冷蔵庫のハムスターにまつわる考察、缶詰のための逗留を断られる話等々を綴ったエッセイ集。

雑誌媒体で発表されたエッセイのせいか、「発光地帯」より文章としてまとまっているような気がします。
くだけた口語で書かれてるのは一緒ですが(笑)。

<13/12/5>