黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(08/06) †

2008-06-30 | 新刊情報
<6月>
6/1
喬林知『故郷へマのつく舵をとれ!』角川書店(文庫:ビーンズ)

6/4
長野まゆみ『猫道楽』河出書房新社(文庫)

6/5
高里椎奈『天上の羊 砂糖菓子の迷児 薬屋探偵怪奇譚2』講談社(ノベルス)

椹野道流『亡羊の嘆 鬼籍通覧』講談社(ノベルス)

6/10
近藤史恵『賢者はベンチで思索する』文藝春秋(文庫)

6/17
日明恩『ギフト』双葉社

五條瑛『狂血 <immigrant and illegal immigrant, and imposter> R/EVOLUTION 7th Mission』双葉社

6/20
石持浅海『耳をふさいで夜を走る』徳間書店

森博嗣『MORI LOG ACADEMY 10』メディアファクトリー

6/23
竹内真『シチュエーションパズルの攻防 珊瑚朗先生無頼控』東京創元社

6/25
有川浩『空の中』角川書店(文庫)

京極夏彦『覘き小平次』角川書店(文庫)

森博嗣『スカイ・イクリプス』中央公論新社 

6/26
栗田有起『オテルモル』集英社(文庫)

大崎梢『平台がおまちかね』東京創元社

近藤史恵『ヴァン・ショーをあなたに』東京創元社

吉永南央『誘う森』東京創元社

6/27
有川浩『ラブコメ今昔』角川書店


りんごのタルト@菜菓亭

2008-06-30 | スイーツ
 タルトに、しっとりした感じの茶色と白の謎の生地(どう表現したらいいのかわかりませんが/笑)と煮たりんごの薄切りが載っています。その上にクラムと粉糖。
 お値段は安いのに、食べ応えがあります(笑)。 
 
 菜菓亭:新潟(各地)

マンゴープリン@菜菓亭

2008-06-30 | スイーツ
 上段がマンゴープリン、下段がマンゴームースです。
 一番上にマンゴーソースとマンゴーの角切り(…ちょっと青い感じの食感ですが、多分;)とフランボワーズ。
 名前が“マンゴープリン”という割には、ムースの方が多めな気が(笑)。

 菜菓亭:新潟(各地)

『ブランケット・キャッツ』重松清(朝日新聞社)

2008-06-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
買い取り不可。期間は2泊3日。渡されたえさ以外は、食べさせないこと。安くはない料金で、使い慣れた毛布とともにレンタルされる、7匹の優秀な猫“ブランケット・キャット”たちと、彼らを借りた人々の人間模様をつづる連作短編集。

これまで猫を飼ったことのないという、40代の夫婦・石田紀夫と有希枝は、花粉症らしくくしゃみばかりしている三毛猫を借り、アンジュ(アン)と名付けた。紀夫の体質が原因で子供ができなかった2人は、静かすぎる生活ゆえに、寂しくなった為だ。しかしアンがネズミをとったことにショックを受けた有希枝は……『花粉症のブランケット・キャット』、
いつも黒猫をリクエストする常連客・たえ子。メインクーンの初代クロと5年間つき合い、そのクロが引退してからは雑種の2代目クロを連れて、年に4回ほど旅行に出かけていた。いつものペースで、3カ月ぶりにやってきた彼女は店長から、年老いた初代クロを最後の旅に連れていき、いい思い出をつくらせてやって欲しいと頼まれる。そんな彼女は、30年勤めてきた小さな文具卸の会社から、3000万を横領していた……『助手席に座るブランケット・キャット』、
父とともに店にやってきた少年・コウジは、借りたマンクスに自分と同じコウジと名付ける。子育てやいじめ問題にも関心を向けている父だが、息子がいじめている側だとは知らない。そんな中、彼らがいじめていた同級生・山本修吾が遺書を残して自殺未遂をおかし……『尻尾のないブランケット・キャット』、
3カ月前に12歳で亡くなってしまった、ブラウンクラシック・タビーのロンロンに似た猫を探していた、両親と弟、そしてヒロミの一家。そんな彼らが方々に手を尽くした後にたどり着いたのは、ブランケット・キャットの存在だった。認知症の症状が進み、老人ホームに入居することになった祖母が可愛がっていたロンロンの死を、知らせることができない為、その身代わり猫を探していたのだった。さらに両親は、祖母に紹介する為、結婚を前提に付き合っていたヒロミの恋人・長野を呼ぶようにいうが、彼とは最近疎遠になっていて……『身代わりのブランケット・キャット』、
25歳にもなって未だフリーターな“俺”が住んでいる部屋は、立地条件が良い上に、安い超優良物件。しかしペットは厳禁で、偏屈な大家がレンタル猫を使ってまで、密かに飼っている住人をあぶりだすのだった。そんな中、恋人のエツコが仔猫を拾い、その猫込みで彼の部屋での同棲を持ち掛けてきた。そこで俺が考えたのは、大家が借りてる猫を自分も借りて、見回りの前にその猫を手なづけるという作戦だった……『嫌われ者のブランケット・キャット』、
レンタルした女性の車から逃げ出した、ブラウンクラシック・タビーのタビーが入りこんだ小型トラックには、幼い兄妹・サトルとエミの先客が。両親は離婚し、2人は父に引き取られたのだが、新しい母との関係がうまくいかず、実母に会う為家出してきたのだった。そんな2人と行動を共にすることにしたタビーは……『旅に出たブランケット・キャット』、
会社をリストラされ、マイホームを手放すことになった隆平。この家での最後の思い出づくりに、2人の子供・美雪と陽太が飼いたがっていた猫を借りて来ることに。しかし妻・春恵や子供たちの反応は冷ややかで……『我が家の夢のブランケット・キャット』の7編収録。

レンタルされる猫たちが主役、というよりも、その猫たちに各々何らかの思いを託す人々のお話。
『嫌われ者~』と『旅に出た~』あたりが好きですが、個人的には、店長さんが何故この商売を始めようと思ったのか、とかが気になります(笑)。

<08/6/30>

『傷物語』西尾維新(講談社)

2008-06-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
高校2年生から3年生の狭間の春休みを迎えようとしていた、“僕”こと阿良々木暦。
優等生・羽川翼の思いもかけぬ姿を目撃して動揺してしまった阿良々木は、その帰り道に、四肢切断されたその吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに出会う。瀕死の彼女に、自分の命を捧げたつもりの阿良々木だったが、目が覚めると吸血鬼になっていた。
再び人間になるには、キスショットが完全復活することが必要だという。そしてその為には、彼女の手足を奪った、吸血鬼ハンター3人…ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターと戦い、それを奪い返さなくてはならないという。
交渉人・忍野メメという男の手をかりつつ、戦うはめになった阿良々木は……

『化物語』の前日譚である、第零話・こよみヴァンプ。
3月26日から4月7日までの、キスショットと出会った春休みのお話です。
キスショットの思いが切なくいい感じなのですが……某場面とか、若干趣味に走りすぎな気が;

<08/6/29>