黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

チョコミント@かわさき

2009-06-07 | スイーツ
 ミント風味のムースの下に、チョコレートソースとスポンジが少々、土台はタルトで、中にガナッシュとカスタードクリームが入っています。
 上には、生クリーム(上にミントの葉)とチョコレートソース。
 
 パティスリーかわさき:新潟(長岡)

『KUNIMORI(くにもり)』五條瑛(中央公論新社)

2009-06-07 | 読了本(小説、エッセイ等)
東京下町の貸しスタジオ<リバーサイド>と共に、複数の賃貸物件を亡き伯母・都築由江から相続した武原耕太。
勤め先を辞め、スタジオ経営に専念する彼は、ある日、マンションを管理している中川から、テナント料が滞っており電話も通じないことから、リバーサイドと同じビルの8階に入っている会社<デプラ>の様子を見に行って欲しいと頼まれ、その会社が夜逃げしたことを知る。
その矢先、そのデプラで働いていたらしい男が、耕太の目の前で、車に飛び出し死亡。
そんな中、大下潤という中学2年の少年が伯母が亡くなったことを知らずに、訪ねてきた。どうやらこれまでにもたびたびこの部屋を訪れていたらしい彼は、デプラの代表だった大下ヨウヒという人物の孫だという。潤の面倒を見つつ、謎の多いデプラの実態について調べ始めた彼の周辺に、デプラの関係者たちが現れ始め、“カサイ”という人物に連絡をとって欲しいと頼まれる。彼に連絡を取れるのは、伯母だけだったというのだ。知られざる伯母の秘密に直面することになった耕太は……

伯母の遺産を相続して後、彼女が深く関わっていたらしい様々な事柄に巻き込まれることになった耕太が、人がそれぞれ持つ信念の姿に直面するお話。
いつもながら脇役の月子さんや探偵の中瀬なども、とても魅力的に描かれています(中瀬中心の話も読んでみたい!)。
最後はちょっと切ないですが、潤の未来が彼にとって良いものになることを祈りたい感じ。

<09/6/6,7>