黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

王様のプリン@マルヤ

2009-06-05 | スイーツ
 ジャージー牛乳を使って作られたプリン。
 上の方はクリームが入っています。まったりと濃厚な味わい。
 通常のパッケージは、ジャージを着たパンダなのですが(ジャージーとジャージをかけている/笑)、今年は直江兼続ヴァージョン(画像)もあり。

 パティスリー・マルヤ:新潟(村上) ※新潟伊勢丹のグルメフェスタで購入。

『プラスマイナスゼロ』若竹七海(ジャイブ)

2009-06-05 | 読了本(小説、エッセイ等)
神奈川県葉崎市の葉崎山にある、葉崎山高校。
そんな学校に通うのは、一緒にいるのが不思議といわれる3人組……成績優秀・品行方正なお嬢様である天知百合子(テンコ)、成績最低・品行下劣な極悪腕力娘の黒岩有理(ユーリ)、そして成績・運動・能力・容姿等々が全国標準である崎谷美咲(ミサキ)である。
テンコは、ものすごく運が悪く(本人はそれを神の試練だと思っている)、災難に見舞われまくりでその所為で、彼女たちがトラブルに巻き込まれることもしばしば。
5月の半ば。用を足せる場所を探していたテンコは、死体を発見。それは松原紀子という主婦だったのだが、その後彼女の幽霊につきまとわれることになり……『そして、彼女は言った ~葉崎山高校の初夏~』、
夏休みを迎えた彼女たち。そんな葉崎のビーチでは、贅を凝らして一時は話題を集めた、海の家<シャトー・ド・バーブブルー>が8月半ばに店じまいしていた。そのオーナーはこれまでに4度結婚しており、その都度妻と死別しているのだという……『青ひげのクリームソーダ ~葉崎山高校の夏休み~』、
秋。高校では収穫祭が行なわれていた。彼女たちのクラスでは、豚汁を作ることになり盛況。そんな中、パチンコに凝っている尾賀章介の仕業らしい事件が続発し……『悪い予感はよくあたる ~葉崎山高校の秋~』、
もうすぐクリスマスという土曜日。プレゼントの資金調達の為、バイトをすることになった3人。
<クリスマス・エンジェル>という、いろんな人の話し相手や本の朗読をする役目で、彼女たちが訪れた病室にいたのは、歩いているところを酔っ払い運転の車に轢かれた女性・西本と、駅の階段で突き飛ばされて怪我をしたという老婦人・和泉静乃だった……『クリスマスの幽霊 ~葉崎山高校の冬~』、
3月。高校で催される卒業生を送る会で、出し物を披露することになった3人。
ユーリの提案で、彼女推薦のパフォーマー・シドモア富士山から得意芸を習うことに。その芸とは蛇をがぶりがぶりと食べるというもので……『たぶん、天使は負けない ~葉崎山高校の春~』、
お人よしで、自分に自身がないミサキは、クラスの雑用をつい何でも引き受けてしまう。
そんな彼女が入学して2週間がたった、嵐の日。高校への通学の山道で、テンコとユーリに出会う。その後、生徒会役員たちにトーテムポール<奇跡の人>を隠したと、ぬれ衣を着せられたミサキは……『なれそめは道の上 ~葉崎山高校の1年前の春~』を収録。

両極なテンコとユーリ、そして平均値なミサキの女子高生3人組が活躍する連作ミステリ。
若竹作品にしては(笑)後味もよく、いい感じに青春してます。
最後の『なれそめ~』が、とても良かったです♪

<09/6/5>