黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(14/01) †

2014-01-31 | 新刊情報
<1月>
1/8
高原英理・編『リテラリーゴシック・イン・ジャパン 文学的ゴシック作品選』筑摩書房(文庫) 

1/9
小川洋子『小川洋子の陶酔短篇箱』河出書房新社 

1/14
夢枕獏『陰陽師 蒼猴ノ巻』文藝春秋 

1/15
三崎亜記『ターミナルタウン』文藝春秋 

1/23
小川洋子/クラフト・エヴィング商會『注文の多い注文書』筑摩書房 

1/24
三上延『ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~』KADOKAWA/アスキーメディアワークス(文庫:メディアワークス文庫) 

川上弘美『東京日記 4』平凡社 

1/27
小路幸也『札幌アンダーソング』KADOKAWA 

石田千『夜明けのラジオ』講談社 

1/27
クラフト・エヴィング商會『星を賣る店』平凡社 

1/31
伊坂幸太郎『首折り男のための協奏曲』新潮社 



『たんぽるぽる』雪舟えま(短歌研究社)

2014-01-25 | Weblog
目がさめるだけでうれしい 人間がつくったものでは空港がすき
おまえよく生きてるなあと父がいうあたしが鼠にいったことばを
春の雨 村上姓は素敵だと気づき村上さんに言いに行く
ぼたん雪ひとひら白ねずみとなり宇宙よ起きて待っててあげる
飛んでゆきたいところがあるにちがいないひとが手わたす冷たきおつり
だって好き 風にスカートめくられて心はひらくほかなきものを
行くこともない島の名を知っていてそれが心の支えだなんて
雪の日も小窓を開けてこのひとと光をゆでる暮らしをします
人間は卵を産むといいすてて消えたかったよ夏の面接
たんぽぽがたんぽるぽるになったよう姓が変わったあとの世界は

雪舟えまさんの第一歌集。
雪舟さんといえば、穂村さんの「手紙魔まみ」!
ずっと読んでみたかったのですが、ようやく入手(*゜▽゜*)やはり言語センスが独特かも。
雪舟さんの小説も未だ読めてないので、そのうちに読まねば。

<14/1/25>


本なお茶会・その29@真昼造船

2014-01-25 | おでかけ
 今回のテーマは「町」ということで、町にまつわる本を持ち寄りました。参加者は、、えーと結局8名くらい(←ちょっと出入りが…/笑)。
 音楽系やら、町の写真やら、特定の町を舞台にした物語やら、かなりバラエティに富んだ本が集まりました。
 


 ちなみに、わたしが持参したのは、萩原朔太郎の『猫町』(猫写真入り)、西崎憲さんの『ゆみに町ガイドブック』、佐藤弓生さんの『薄い街』…あんまり考えている時間の余裕がなかったので、そのまま(笑)。
 


 おやつは、期間限定でみんくるの中で営業されているというエスクローバーカフェさん(元々は移動販売のお店だとか)のカップ入りのワッフルでした。
 ソースが6種類あって悩みました~(わたしのはキャラメル)。


『ボリバル侯爵』レオ・ペルッツ(国書刊行会)

2014-01-24 | 読了本(小説、エッセイ等)
1812年冬。スペインに侵攻したナポレオン軍に対し、占領下のラ・ビスバル市ではゲリラ軍による反攻計画の噂が囁かれていた。
ナポレオン軍のフォン・ローン少尉は伝令任務中に負傷し、礼拝堂の屋根裏に身を潜めている間に、偶然、ゲリラの首領<皮屋の桶>と、当地の民衆から偶像的崇拝を受ける謎の人物、ボリバル侯爵との密談を聞いてしまう。
ボリバル侯爵は、ラ・ビスバル市攻略作戦を開始するにあたり三つの合図を授けた。
第一の合図は、館の屋根から上る黒い煙。第二の合図は、聖ダニエル修道院のオルガンの音。そして第三の合図は、使いの者が持っているという短刀だという、
少尉の報告を受けた占領軍ナッサウ連隊の将校たちは、市内に潜伏するボリバル侯爵を捕えて三つの合図が発せられるのを阻止しようとするが、動き始めた運命の歯車は彼らを逃れ難き破滅へと導いていく……。

ドイツの無口な領主として亡くなったヨッホベルクの遺品の中から見つかった、彼がナッサウ連隊の少尉としてスペイン出征した折の回顧録として描かれたお話。一応幻想小説、かな。
何とか侯爵の計画を阻止しようとするけれど、思わぬかたちでそれが実行されてゆく様と、なんといっても最後のどんでん返しがちょっとミステリっぽい感じかも。

<14/1/22~24>

『いつもが消えた日 お蔦さんの神楽坂日記』西條奈加(東京創元社)

2014-01-21 | 読了本(小説、エッセイ等)
父の転勤について行かず、神楽坂に住む祖母の“お蔦さん”こと津多代と昨年から一緒に暮らしている中学三年生の少年・滝本望。
お蔦さんは元芸者で、女優だった経験もあり、近所の皆の人気者だが、料理はまったくできず、料理上手な望が請け負っている。
三学期に入ったある日。望の友人であるサッカー部の元キャプテン・森彰彦と、彰彦の後輩で一年生の金森有斗、幼馴染の木下洋平を滝本家に招き、夕食をご馳走し、有斗を家に送り届けた。だがその直後、飛び出して来た彼曰く、家が血だらけでだれもいないという。
その日を境に、行方不明となった有斗の両親と姉は何らかの事件に巻き込まれたのか?
マスコミたちに追われる有斗を滝本家で匿うが、次第に有斗にも隠されていた金森家の秘密が明らかになり……

『無花果の実のなるころに』の続編。今回は長編でした。
お蔦さんたちは相変わらずで、楽しく読めますが、題材的にはちょっと重めかな。

<14/1/21>

『沈むフランシス』松家仁之(新潮社)

2014-01-20 | 読了本(小説、エッセイ等)
東京での仕事を辞め、北海道北部・湧別川沿いの村に、ひとり引っ越してきた撫養桂子。
郵便配達の非常勤職員として細々と生活しながら暮らしはじめた彼女は、ある日、管轄内に暮らすオーディオマニアの和彦に招かれた。「フランシス」を管理する仕事をしている彼と関係を持つようになった桂子だったが……

北海道を舞台にした恋愛小説。どこか謎めいた雰囲気は漂いつつも、淡々とした語り口で、あまり起伏のないお話。ですが、北海道という舞台にとても似合っていますね。
タイトルとシンプルな装丁に惹かれて手に取りました。ちなみに「フランシス」は発電装置です。

<14/1/19,20>

『GOSICK RED』桜庭一樹(KADOKAWA)

2014-01-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
1931年。旧大陸をの逃れ、アメリカ・ニューヨークで暮らし始めた久城一弥とヴィクトリカ。一弥は見習い新聞記者として新聞社<デイリーロード>紙で働き、ヴィクトリカは探偵事務所<グレイウルフ探偵社>を構え、事件を解決している。
そんなある日、ヴィクトリカの元にひとつの依頼が舞い込んだ。
イタリアンマフィアたちが被害者となっているという連続殺人事件の真相を突き止めろという闇社会の黒幕ガルボ・ボスからの依頼だった。一度は断ったのだが、一弥の甥である緑青を人質に取られ、その話を引き受けることになってしまう。
やがて被害者であるギャングの共通点は、一弥の勤める新聞社が発行している新聞に取り上げられたギャングたちであることが判明、どうやら一弥が取材した精神分析医GIボレイド博士が関わっているらしいのだが……

久々のGOSICK。アメリカに渡ったふたりのお話。
今回一冊で終わるのかと思いきやどうやらまだ続く模様…。
この先のことはちょっと判明してるので、どう繋がるのかが気になりますね。

<14/1/17,18>

ロールケーキ@本條屋

2014-01-13 | スイーツ
 きめ細かいロール生地で生クリームを巻いた、シンプルなロールケーキ。
 生地・クリームとも軽いので、あっさり食べられます。
 上に載ってるのは、笹の葉。

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 本條屋:新潟(長岡)

 来迎寺駅近くのお菓子屋さん。