黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ある日、アヒルバス』山本幸久(実業之日本社)

2009-06-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
東京月島に本社がある観光バス会社・アヒルバスに入社して5年目のバスガイド・高松秀子(デコ)。
これまで叱咤激励してくれ、頼りにしていた三原先輩が、北陸の会社にスカウトされ退職してしまい、そのショックを引き摺りながらも、日々の業務をこなしている。
しかも、彼女が辞めたことで代わりに新人研修を受け持つことになっていた先輩ガイドが、結婚&妊娠してしまった為、そのお鉢が秀子に回ってきてしまう。一緒に組むのは、その厳しさゆえに“鋼鉄母さん”とあだ名されるベテランガイド・戸田夏美。
入社前に客として秀子と知り合っていた、帰国子女のクウの他、女おすぎ、おかっぱ左門、お手玉パティ、平和鳥(※秀子がつけたあだ名)ら新人5人の研修をするが侮られてしまい、その内容は遅々として進まない。
そんな中、盗撮騒動まで起きて……

入社5年目のバスガイド・デコの奮闘記。
いろいろ悩みながらもバスガイドとして成長していく様が、コミカルで楽しいです♪
それぞれのキャラクタたちも秀逸。
デコがガイドする築地本願寺のツアーは、ちょっと参加してみたいですね。
作中に登場する“願いのピノ(星型のピノ)”は、一度遭遇したことはありますが……普通に食べちゃいました(笑)。

<09/6/22>