黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(09/04) †

2009-04-30 | 新刊情報
<4月>
4/1
今野緒雪『お釈迦様もみてる 学院のおもちゃ』集英社(文庫:コバルト)

4/上
三津田信三『密室の如き籠るもの』講談社(ノベルス)

柄刀一『奇跡審問官アーサー 死蝶天国』講談社(ノベルス) 

香月日輪『完全版 地獄堂霊界通信 2』講談社(ノベルス)

4/7
海堂尊『極北クレイマー』朝日新聞社

4/10
霜島ケイ『カラクリ荘の異人たち 3 ~帰り花と忘れ音の時~』ソフトバンククリエイティブ(文庫)

松井今朝子『吉原手引草』幻冬舎(文庫)

4/11
志川節子『手のひら、ひらひら 江戸吉原七色彩』文藝春秋 

4/14
乾くるみ『六つの手掛り』双葉社

穂村弘『整形前夜』講談社

4/15
北村薫『鷺と雪』文藝春秋 

4/17
五條瑛『誘惑の女神 ROMES06』徳間書店 

小路幸也『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』集英社(文庫) 

4/20
森博嗣『ZOKURANGER』光文社

4/22
篠田真由美『桜の園 神代教授の日常と謎』東京創元社

西條奈加『恋細工』新潮社 
 
4/24
小路幸也『マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン』集英社

4/25
有川浩『海の底』角川書店(文庫)

九条菜月『ヘクセ 下 オルデンベルク探偵事務所録』中央公論新社(ノベルス)

三津田信三『凶鳥の如き忌むもの』原書房

加納朋子『少年少女飛行倶楽部』文藝春秋

乾ルカ『プロメテウスの涙』文藝春秋

コニー・ウィリス『犬は勘定に入れません 上・下』早川書房(文庫)

4/30
野村美月『“文学少女”見習いの、初戀。』エンターブレイン(文庫:ファミ通)




マカロン@サンカントピュール

2009-04-30 | スイーツ
 いちごとパッション?と抹茶の3種類(パッションはちょっと風味が弱いので自信なし…)。
 もう1種類、チョコもある模様ですが、わたしが行った時にはありませんでした;
 それぞれの風味のマカロン生地に、それぞれの風味のバタークリームが入っています。
 表面はパリっとした感じで、中はもっちり?な食感。

 サンカントピュール:新潟(新潟)

『鷺と雪』北村薫(文藝春秋)

2009-04-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
教文館に兄・雅吉と出かけた花村英子。そこで一昨年の夏、軽井沢で会った川俣氏と再会、農林省鳥獣調査室の嘱託をしている彼から、ブッポウソウの話を聞く。
思いがけない再会、ということで雅吉が連想し、思い出した出来事を語る。
英子と親しい桐原侯爵の令嬢・道子とも関わりのある、子爵・滝沢吉広を浅草の暗黒街で歩いている、ルンペンの中に見かけたというのだ。道子と共に話を訊きに行った英子は、彼が神隠しにあっていたのだと知り……『不在の父』、
和菓子の老舗<鶴の丸>の奥方と親しい叔母・松子から相談された英子。鶴の丸の小学生になる息子・巧が、夜に出歩いて補導されたのだという。心配した彼女は、息子の日記帳を覗いたのだが、そこには<ライオン><浅草><上野>などと記されていたのだという。何か悪い組織に関わっているのでは、と調べる英子だったが……『獅子と地下鉄』、
銀座の画廊へ能面の展覧会を見に出かけた英子。そこで同級生の小松千枝子に出会うが、彼女はある面を見た途端、倒れてしまう。
その後の秋、修学旅行に出かけた彼女たち。英子は千枝子を写真に誘うが断られてしまう。その後その理由を語る千枝子。
修学旅行に備え、写真機を購入する為、有川家の八重子と銀座に出かけた彼女は、その折に写真を写したのだが、その背後に彼女の婚約者・淡路邦豊の姿が写っていたのだという。しかし彼は台湾にいて、その場にいるはずはなく……『鷺と雪』の3編収録。

ベッキーさんシリーズ・第3弾。完結編。予告通り、2.26事件が起きる不穏な空気の漂う中で終わってます。
今回、ベッキーさんの活躍はあまりありませんでしたが、彼女の「何事も――お出来になるのは、お嬢様なのです。明日の日を生きるお嬢様方なのです。」という台詞が印象的でした。

<09/4/30>

安田ヨーグルトのタルト@サンカントピュール

2009-04-29 | スイーツ
 ヤスダヨーグルトのムースの中心にはオレンジが少々。その下はまったりとした食感のチーズ、土台はサクサクなタルトです。周りにまぶされているのは、細かいパイ生地。
 上には、ホワイトチョコ、オレンジ、ブルーベリーなどが載ってます。

 サンカントピュール:新潟(新潟)



『ミサキラヂオ』瀬川深(早川書房)

2009-04-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
21世紀半ば。地元の人々から<ミサキ>と呼ばれる半島の小さな港町。
演劇人くずれの水産加工会社社長が、タンカーと接触した持船の保険金が入ったのをきっかけに、小さなFMラジオ局<ミサキラヂオ>を開局する。
観光物産市場<メルカード・デル・プエルト>の事務員・タキ青年がDJを務めるそこで流されるのは、売れない歴史小説家兼土産物屋店主の自作の朗読、高校教師の選曲するマニアックなクラシック、若妻を迎えたばかりの寡黙な農業青年の詩の朗読。
高級老人ホームやラブホテルなど手広く事業を展開する、中年実業家にして演歌作詞家・天満翔平は自分が作詞した演歌を流し、ひきこもりの髪の長い女はあらゆる媒体から取り入れた音をコラージュし、独自の音楽を作り上げる。
熱心な投稿常連の少年、ラジオネーム『第三の猫』と名乗る高校2年生は、何故か地域によってずれる放送の法則を見つけだそうと走り回る。
奇しくも、同じ日に同じ市民病院で生まれ、体重身長もほぼ同じで名前もよく似た、ワタナベユーミとワタナベユミ。
しかし性格は真逆な彼女たちは、一度は別れるが、ユーミの転校により同じクラスに。そんな彼女たちもそれぞれにラジオに関わるように。
ミサキラヂオ開局5周年を記念した<ミサキうみフェス2050>が行われた“夏”、リスナーだった青年の死を悼む“秋”、髪の長い女の音楽が映画に使われ、歴史小説家の作品が文学賞の候補に選ばれ熱狂する“冬”……

新たなラジオ局の存在によって何かが変わった海辺の町。そこに起こったささやかな奇跡…的な話。
それぞれのキャラクタたちの話が交互に描かれ、群像劇のような感じ。
設定は近未来ですが、SF的要素はあまりないです(電波がずれるあたりだけ?)

<09/4/29>

『ママになった猫の海ちゃん』岩合日出子/岩合光昭(ポプラ社)

2009-04-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
武蔵野のアパートで暮らしていた、若き日の岩合光昭・日出子夫妻。
ネコの「きもち」の写真が撮りたいと願った彼らは、ネコを飼うことを決意。
イメージするネコを探す中で出会った、2匹の姉妹ネコ・海と類。そのどちらかを選ばなくてはならなくなり、海を選んだ夫妻。
かくして彼らの元で、一緒に暮らし始めた海は……

動物写真家の岩合さん夫妻(奥様が文章担当)が、ネコの海(かい)ちゃんの成長と、彼女によせる「きもち」のうつりゆきを追ったノンフィクション。
ちょっと人間寄りの解釈なところにエゴを感じなくはないのですが、ネコらしく可愛らしい海ちゃんの姿には癒されますv

<09/4/28>