黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(14/06) †

2014-06-30 | 新刊情報
<6月>
6/11
五條瑛『シルバー・オクトパシー』徳間書店 

松井今朝子『今ごはん、昔ごはん』ポプラ社

6/12
京極夏彦/柳田國男『遠野物語拾遺retold』KADOKAWA 

6/20
近藤史恵『胡蝶殺し』小学館

穂村弘『短歌ください』角川書店(文庫)

6/26
西條奈加『まるまるの毬』講談社 


本なお茶会・その31@真昼造船

2014-06-15 | おでかけ
 4月は参加できなかったし、5月はなかったので久々ヽ(・∀・)ノ
 今回のテーマは「緑」ということで緑にちなんだ本を持ち寄りました。
 参加者は5名でした。
 わたしが持参したのは、『緑色の研究』(勝本みつる)、『塔の中の女』(間宮緑)、『緑の祠』(五島諭)の三冊。
 苔やらいろいろマニアックで楽しいお話で盛り上がりました。



 おやつは、いつものトゥジュールさんのケーキと、ビアンポポロの焼きドーナツ。

 今月はもう一回、開催…。

『オレがマリオ』俵万智(文藝春秋)

2014-06-10 | 読了本(小説、エッセイ等)
醤油さし買おうと思うこの部屋にもう少し長く住む予感して
のらくじゃくナオーンナオーンと鳴く夜をぎゅっと何かに抱かれて眠る
「オレがいまマリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ
今のおまえをとっておきたい海からの風を卵のように丸めて
子と我と「り」の字に眠る秋の夜のりりりるりりりあれは蟋蟀
七匹の子ヤギ残して母さんは何の用事があったのだろう
無垢、無邪気、無心、無防備 笑顔とは無から生まれるものと思えり
この人の何を私は知っていて何を私は知らないでいて
死を悼む文章をさえ推敲し百合の花匂いすぎる食卓
危ないことしていないかと子を見れば危ないことしかしておらぬなり

第五歌集。
震災を挟み、息子を連れて沖縄へ移住し、島での生活。親しいひとたちの死などが詠われています。
俵さんの歌集を読むのはかなりひさびさかも(「サラダ記念日」が流行った時以来…)。

<14/6/10>