黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(09/02) †

2009-02-28 | 新刊情報
<2月>
2/1
清家未森『身代わり伯爵の求婚』角川書店(文庫:ビーンズ)

伊坂幸太郎/近藤史恵/有川浩/米澤穂信/佐藤友哉/道尾秀介/本多孝好『Story Seller』新潮社(文庫)

2/5
小川糸『喋々喃々』ポプラ社

2/6
有栖川有栖『赤い月、廃駅の上に』メディアファクトリー

2/上
西澤保彦『マリオネット・エンジン』講談社(ノベルス) 

2/10
紅玉いづき『雪蟷螂』アスキー・メディアワークス(文庫:電撃)

壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 6 Blood Party!』アスキー・メディアワークス(文庫:電撃)

真藤順丈『東京ヴァンパイア・ファイナンス』アスキー・メディアワークス(文庫:電撃)

クラフト・エヴィング商會『ないもの、あります』筑摩書房(文庫)

2/18
森谷明子『深山に棲む声』双葉社
 
2/20
海堂尊『ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべて』宝島社

大崎梢『スノーフレーク』角川書店

2/24
五條瑛『動物園で逢いましょう』双葉社

2/25
五條瑛『KUNIMORI』中央公論新社 →延期?

朱川湊人『わくらば日記』角川書店(文庫)

2/26
柴田よしき『私立探偵・麻生龍太郎』角川書店

森博嗣『スカイ・イクリプス』中央公論新社(文庫)

2/27
米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件 上』東京創元社(文庫)

若木未生『GLASS HEART イデアマスター』幻冬舎(ノベルス)

2/下
穂村弘『にょにょっ記』文藝春秋

万城目学『プリンセス・トヨトミ』文藝春秋 



いちごのレアチーズ@カシュカシュ

2009-02-28 | スイーツ
 いちご風味のレアチーズケーキ。
 中にスポンジが入っていて、土台はさくさくな食感のタルト。
 タルトの中には、ダマンドといちごのコンフィが入っています。
 上には、生クリームと、いちご、ブルーベリー、ホワイトチョコが載ってます。

***** ***** ***** *****
 菓子工房カシュカシュ:新潟(新潟)

 新潟市江南区(旧・亀田町)にある小さなケーキ屋さん。
 気になりつつも、駅からちょっと離れてるので行きにくく……(基本、徒歩なので/笑)、いい感じにバスがあったので、利用。
 プリントアウトしていった地図が、ちょっと嘘つきでした…;

『シャムロック・ティー』キアラン・カーソン(東京創元社)

2009-02-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
北アイルランドのベルファスト市に住む“ぼく”(=カーソン)には、趣味人の叔父・セレスティーンがおり、その娘である従姉妹のベレ二スと仲良し。
ある時、ベレ二スの誕生会に招かれたぼくは、叔父の書斎に掛けられた一枚の絵の前で、ベレニスと共に、シャムロックの模様をつけた携帯用嗅ぎタバコ入れの中の、タバコの煙を吸い込んだ。すると、2人はゆっくりと上昇し、絵の中の男女になった……その絵とは、ヤン・ファン・エイクの『アルノルフィーニ夫妻の肖像』。
その後、ベレニスは聖ディンプナ女学院に送られ、体調を崩したぼくはロヨラハウスという寄宿学校に行くことに。
そこでメーテルリンクという少年と知り合いになり……

あるきっかけで、世界からはぐれてしまった“ぼく”が自分が元いた世界を語る……という本筋に、色彩、聖人の逸話、『アルノルフィーニの夫妻の肖像』への考察、ドイル、チェスタトン等々いろんな薀蓄が盛り込まれ(むしろそちらのページ数の方が多い/笑)、多層的で立体的な世界が作り上げられています。
さながらシャムロック・ティーを吸ったかのように幻惑されるお話でした。

<09/2/28>

紅茶のシフォン@NIWATORI CAFE

2009-02-28 | スイーツ
 ランチについてきたデザート。
 ふわふわの紅茶のシフォンケーキに、生クリームが添えられています。

***** ***** ***** *****
 NIWATORI CAFE:新潟(新潟)

 新潟市中央区の古町にあるカフェ。ビルの5Fにあります。
 一度行ってみたいお店だったのですが、時間が時間だっただけに(4時半…)ランチのメニューがグリーンカレーのみでした…(美味しかったですけどね~。特にパンが)。あいにく携帯の充電池が壊れてて(新品到着待ち)、そちらを撮影する余裕がなかったので、また今度。
 お水の代わりにアイスティーが出てきたのにちょっとびっくり(笑)。
 

『残される者たちへ』小路幸也(小学館)

2009-02-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
東京のデザイン事務所で働く川方準一の元に、かつて通った方葉野小学校の同窓会開催を知らせるはがきが届いた。
その小学校に通っていたのは、方葉野団地に通っていた子供たちばかりだったが、彼自身は途中で転校していた。
そんな準一は、会場で、幹事である押田明人に声をかけられるが、彼の存在を思い出すことができない……周囲の人々の話では、向かいの部屋に住んでおり、準一の親友だったというのに。
悩む準一は、今では精神科医となっている、当時同じ団地に住んでいた年下の幼馴染・藤間未香に相談。
一方、未香は、団地に住む中学生・芳野みつきの診療を受け持っていた。みつきは祖父母と母と共に交通事故に遭い、母に庇われて九死に一生を得たのだが、その際亡くなった母自身の記憶が、たびたび浮かんでくるのだという。
あるはずの記憶がない準一と、ないはずの記憶を持つみつき……全く逆の状態の2人に共通しているのは、団地。
何等かの関係があるのではないかと感じた準一と未香は、団地を調べることに……

ミステリ、というよりはSF。ちょっと西澤さん系?
スリル感や漂う切なさは良い感じなんですが、ちょっといろいろ力技なところが目立って、すっきりしない後味は残るかも。

<09/02/27>

『屋上ミサイル』山下貴光(宝島社)

2009-02-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
アメリカで大統領がテロ組織に拉致監禁されるという事件が発生。その影響により、日本にもミサイルが発射されるのではないかと戦々恐々としている世の中。
そんなある日、美術の課題のため、高校の校舎の屋上でスケッチをしようとやって来た2年の辻尾アカネは、そこでリーゼント頭の不良・国重嘉人、思いを寄せる陸上部・宮瀬春美への願掛けの為言葉を封印している沢木淳之介、ある理由から自殺願望を持つ平原啓太と出会う。
屋上への愛情が共通しているという、国重の強引な提案により“屋上部”が結成されることに。
その矢先、死体らしき男“金永徹”の写真を拾った国重、拳銃を拾った沢木。さらに平原が都市伝説として知られている“罰神様”の真相を確認したいといい出す中、アカネたちは次第に大きな事件に巻きこまれていき……

このミステリーがすごい!大賞第7回大賞受賞作。
世紀末的な世の中で、事件に巻き込まれる高校生たちのお話。
選評とかでも書かれてますが、ちょっと伊坂さんぽいテイスト。
個人的には『屋上部』という設定は魅力的だと思うので、そちらを突き詰めて欲しかったなぁと思ったり…。

<09/2/26>

『現実入門 ほんとにみんなこんなことを?』穂村弘(光文社)

2009-02-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
光文社の女性編集員・サクマさんから、歌人のほむらさん・42歳に持ち込まれた企画……それは、妄想力は豊かだが極端に人生の経験値の低いほむらさんに、これまで体験したことのない『現実』を体験し、それをレポートしてもらおうというものだった。
献血、モデルルーム見学、占い、合コン、健康ランド体験、はとバスツアー、部屋探し、父親体験、大相撲観戦、結婚式場選び等々……彼女とともに弱腰ながらも立ち向かう姿を描く、虚実入り混じりエッセイ。

奇しくも妄想系エッセイ2連発(しをんさんに続き/笑)。
ほむらさんのダメっぷりと妄想っぷりが楽しいエッセイ(?)でした。
元本は(今回読んだのは文庫)2005年発刊のようですが、穂村さんが御結婚されたのってこの後でしたっけ?

<09/2/25>