黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(10/11) †

2010-11-30 | 新刊情報
<11月>
11/5
瀬川深『我らが祖母は歌う』朝日新聞出版

11/10
勝山海百合『玉工乙女』早川書房 

11/14
五條瑛『純棘』双葉社(文庫)

11/18
有栖川有栖『長い廊下がある家』光文社 

11/19
石野晶『月のさなぎ』新潮社 

小野不由美『ゴーストハント 1 旧校舎怪談』メディアファクトリー

11/22
宮木あや子『ガラシャ』新潮社

11/29 
拓未司『虹色の皿』角川書店

11/30
米澤穂信『折れた竜骨』東京創元社

11/下
桜庭一樹『伏 贋作・里見八犬伝』文藝春秋



マカロン@ITS' DEMO

2010-11-30 | スイーツ
 ピスタチオ、ラズベリー、チョコ、ナッツの4種。
 それぞれの風味のマカロン生地に、それぞれの風味のクリーム(マーガリン;)が挟まれています。
 かなりざくざくした食感で、味(&香り)も合成っぽい…;

 ITS' DEMO:全国

『シティ・マラソンズ』三浦しをん、あさのあつこ、近藤史恵(文藝春秋)

2010-11-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
笹野不動産に勤めて10年の安部宏和は、社長・笹野重力の命令で、急遽、ニューヨークのシティマラソンに出場することに。
運動が苦手だったはずの社長の一人娘・真結が、友人・沙織と一緒に出場するというのだが、社長は彼女がそれを隠れ蓑に、文通相手のジョンだかジョージだかに会おうとしているのだと睨んでいるという。彼らが走っている最中に会わないように、彼女を見張るのが役目だというのだが……三浦しをん『純白のライン』、
かつて陸上選手だった南野悠斗は、今ではスポーツメーカーのシューズオーダーメイド部門に勤務している。
そんなある日、学生時代、自分の控選手だった冠城湊から8年ぶりに連絡が。しばらく連絡を絶っていた湊は東京マラソンに出場するという。
その矢先、職場の上司で、スポーツシューズ制作の第一人者である佐伯慶介からは、いつまでも中途半端だと評された悠斗。
あるきっかけで走ることを辞めてしまった悠斗は、自分の態度の中途半端さを自覚していた……さのあつこ『フィニッシュ・ゲートから』、
ある思いから、語学留学を名目にパリにやってきた夕。ある朝、ゴールデン・レトリバーを散歩させるブロンドの髪の女性を見かける。
その後、朝の街をときどき走るようになった夕は、彼女たち…アンナとベガと親しくなって……近藤史恵『金色の風』の3編収録。

ニューヨーク、東京、パリを舞台に走る人々のアンソロジー。
アシックスの期間限定キャンペーンのWEB公開のために書かれたようです。
その所為か、だいぶ爽やかなテイスト(笑)。

<10/11/30>

『こめぐら 倉知淳作品集』倉知淳(東京創元社)

2010-11-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
某劇画の主人公そっくりの外見だと自他ともに認める会社員・東堂雄一郎。そんな彼には、ブラジャーをつけるという密かな趣味がある。
そんな彼の楽しみは、同じ趣味を持つ男たちと、身も心も解放し、自分の姿を見せ合うオフ会。
いつものメンバーに、新たに青年・岸田が参加した会で、杏野がお披露目した特別製の金属のブラジャーの鍵が行方不明になってしまう……『Aカップの男たち』、
荒川の河川敷で若い男・権田原良夫の死体が発見された。刑事は彼が住んでいたアパートに聞き込みに行き、証言を集める。そこから導き出される真相は?…というミステリ問題で、ラジオの犯人当て懸賞の解答を、聴取者に募ろうというのだが……『「真犯人を探せ(仮題)」』、
秋槻藩江戸詰側年寄・香坂頼母が辻斬りに殺害された。その近くで蕎麦屋の親爺が店を開いていたが、下手人らしき姿は見ていないという。秋槻藩江戸詰お留守居役・片平清十郎らは下手人探しに奔走することに……という内容の“さむらい探偵血風録 というタイトルのビデオを、たまたまレンタル店で借りてみた僕。ツッコミを入れつつも、犯人を推理しながら観続けるが……『さむらい探偵血風録』、
没落した旧家に生まれた俺。格式や家柄にこだわる母や、自分をバカにする周囲の人々に苛立つ日々。
家には、不死の呪術が記されているという古文書が伝わっていた。やがて、あるきっかけから俺の鬱屈は噴出し……『遍在』、
のどかなどうぶつ達の暮らす森で殺人(獣?)事件が発生。
殺されたのは、うそつきキツネ。記者ウサギくんは、森のみんなに話を話を聞いて回るが……『どうぶつの森殺人(獣?)事件』、
写真家・溝呂木大河の日本フォトギャラクシー賞受賞を祝うパーティーで、乾杯直後に溝呂木が亡くなった。
招かれていた原嶋は、猫丸という小男の存在が気にかかり……『毒と饗宴の殺人』の6編収録。

作品集・その2。こちらはどちらかというとユーモアミステリ寄りなセレクト……というか若干バカミス(笑)。
基本はノンシリーズですが、最後のだけ猫丸先輩が登場するので、ボーナストラック的な感じ?

<10/11/28>



長ねぎ&カリフラワー収穫ツアー・再び@農園ビギン

2010-11-28 | おでかけ

 再び、カリフラワー&長ねぎ収穫ツアーに参加してきました。今回は最多の参加人数で、40名ほどだとか。
 しかし当日はあいにくの雨…。
 うちの方は、風も結構強くて、電車が止まったらどうしよう…とかちょっとハラハラしましたが、小千谷の方はあまり降っていなかったようで、ちょっと安心。

 でもやはり畑のコンディションが悪いというので、収穫から出荷作業の体験に変更に。

 噂のねぎの皮むき機!



 根の方を切ったねぎを、この機械の穴に入れると、ブラックホール的な感じで外の皮が吸い込まれ、下の口から皮が排出されるシステム。
 その後、規定の大きさに上を包丁で切りそろえ、出荷!という流れになるそうです。



 カリフラワーは、社長たちが既に畑から収穫済のものが軽トラいっぱい!
 撮り忘れましたが、作業的には外側の葉っぱを切り落とし、白い部分を傷つけないように上下を切って、規定の高さに(箱の高さ)切りそろえて、箱詰め…な流れ。

 この辺までが午前中の体験で、午後からは新工場の二階でごちそうをいただきました。一品持ち寄りもあり、デザートまであって至れり尽くせり~。

 さつまいも赤飯。



 さつまいもコロッケ。りっつさんのお母様たちの作。



 ガンジージェラートのみちるの加勢さんもいらしてたので、ビギンとのコラボジェラートも♪



 yokkoさん作のユダヤ風チーズケーキ♪…しっかりタッパーに詰めてお持ち帰り(笑)。



 じゅりびさん作のシフォンケーキ♪…家に持って帰る途中で潰してしまいました;;でもとても美味しかった~vv撮り忘れましたが、コッペパンもいただきましたv




 おみやげに、ねぎとカリフラワー、そしてさつまいもを山のようにいただいて帰りました。一足早いサンタクロース…ただし袋の中身はすべてさつまいも!的な雰囲気で、電車とバスを乗り継いで帰路につきました(翌日はちょー筋肉痛に見舞われました/笑)。

 今年の収穫はもう終わりですが、来年もまた参加したいです♪

 


『木暮荘物語』三浦しをん(祥伝社)

2010-11-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
フラワーショップさえきで働く坂田繭は、学生時代からずっと同じ、古いアパート・木暮荘に暮らしている。
そんな彼女には、半年前から付き合い始めた恋人・伊藤晃生がいるが、そこへ突然、三年前になにも言わずに姿を消していた元恋人・瀬戸並木が現れた。
行く場所がない彼を、しばらく繭の部屋におくことになってしまい……『シンプリーヘブン』、
余命幾ばくもない旧くからの友人・後藤の見舞いに行った木暮は、彼からセックスがしたいという欲望を打ち明けられる。
その後、亡くなった後藤の言葉に触発されたように、無性にセックスしたくなった木暮。娘夫婦が家に転がり込んできたのを機に、だいぶ前に建てた木暮荘に移って一人暮らしを始める。何とかその欲望を叶えたいと考えるが、なかなか相手が見つからない。
隣室に住む女子大生の存在が気になりつつも、住人の恋人である伊藤に相談。高齢者専門のデリヘルに頼んでは、と提案されて……『心身』、
いつも通りかかる、木暮荘に飼われている犬が気になってたまらない峰岸美禰は、“トリミングハウス プティ・キャン”で働くトリマー。
そんなある日、通勤に使う小田急線の世田谷代田駅の柱に、奇妙な突起があることに気づいた美禰。それは徐々に大きさを増していくが、どうやら他の人には見えてない様子。やがてそれはある物の形になり、戸惑う美禰。
そんな中、駅で出会った、いかにもカタギではないオーラをまとった強面の男・前田五郎にも、それが見えているらしいことが判り……『柱の実り』、
フラワーショップさえきに併設されている喫茶さえきのマスターは、佐伯の夫。彼の入れるコーヒーが、ここ二ヶ月ほど泥の味がすると思うようになっていたが、それを夫に言うことができずにいた。そんな夫が、夜な夜な家を抜け出していることを知っている佐伯。
ある日、いつも火曜日にシンプリーヘブンというバラを五本買いにくる女から、佐伯がコーヒーに感じたのと同じことを言われ……『黒い飲み物』、
木暮荘の二階に住む神崎。会社を辞めて、税理士資格取得に向けて独学中。
ある時、空室である隣室との薄い壁を破ってから、盗み聞きをする生活を始めた。
その後、その真下に住む女子大生の様子を、節穴を通して覗くようになり……『穴』、
卵巣が卵を作りにくい体質の光子は、奔放な性生活を両親に咎められ、気まずくなったことをきっかけに田舎を出、大学に進学の為上京し、木暮荘に住み始めた。
そんな光子の友人・亜季が恋人・ヨシフミとの子供を生むが、その赤ん坊を置いてどこかに行ってしまった。どうやら逃げ出した恋人を追いかけていったらしく、その間赤ん坊の面倒を見ることに……『ピース』、
繭の働く店に様子を見に、たびたび出かけていた並木。
ある火曜日、それを店の客である北原虹子に見つかり、なりゆきで彼女のマンションに世話になることになった。無職ながら、悠々自適な生活をする彼女は、人がついた嘘を味で見分けることができるという……『嘘の味』の7編収録。

世田谷代田駅から徒歩五分の古アパート・木暮荘に住む人々とその周辺を描いた連作。
珍しく性を扱ったものがほとんどなのですが、エロティックというよりも、どこか滑稽というかおかしみを感じるお話でした。

<10/11/26,27>

続き@Hana

2010-11-27 | おでかけ

 3時に駅南のHanaで、まちゃさんと希乃子さんと待ち合わせて、ちゃちゃさんの乗られる新幹線が出る頃まで、しばし歓談。
 前回行きそびれたお店だったのですが、なかなか素敵なお店v

 ちなみにお茶は、アイスロイヤルミルクティー♪


<おまけ>
 ちゃちゃさんからティーバッグ&キットカット(ルレクチェ味)、まちゃさんからパン教室で作られたリースケーキ、希乃子さんからキャンディとゆかりをいただきました♪
 ごちそうさまでした~v








ランチブッフェ@ANAクラウンプラザホテル

2010-11-27 | おでかけ

 現在埼玉にお住まいのちゃちゃさんが、ちょっとだけ新潟に帰省されるのでランチでも~、というお誘いをいただいたので、出かけてきました♪
 場所は、新潟市のANAクラウンンプラザホテル新潟。ランチブッフェですvv
 メンバーは、ちゃちゃさん、ちびこさん、tomoさん&お子さん、いずみさん、とわたし。

 料理はこんな感じで並んでます。



 チョコファウンテン!



 ニョッキとか、チキンとか、ライスコロッケ?とか…



 ローストビーフはちょっと厚め。



 パスタは、3種類くらいソースが選べるのですが、わたしはクリームで(サーモン)…



 サラダ系。



 デザート系は、ちょっと小さめサイズのケーキがいくつか…(並んでるのがなくなると、違う種類に代わったりするので、油断なりません/笑)








 フルーツの上に、バニラアイスとオレンジシャーベットをのせてみたり…



 話題はディズニーの話とか、ホテルの話とか、いろいろと出てたのですが、わたしは思いの外、食べ過ぎてしまったようで、苦しくなったり眠くなったりで、ちょっと意識が朦朧としてました;


 その後解散して、ちゃちゃさんとラブラ万代で、ポストカードを見たりしつつ、散策~



『ツナグ』辻村深月(新潮社)

2010-11-25 | 読了本(小説、エッセイ等)
三ヶ月前に突然亡くなったマルチタレント・水城サヲリに会いたいと願ったOLの平瀬愛美。
噂で、死者と生者を会わせることが出来るという使者・ツナグの存在を聞き、サヲリに会う為使者に連絡を取ったのだが、そこに現れたのはひとりの少年。
以前会社の飲み会の帰りに酔って置き去りにされた彼女が、過呼吸を起こした折、たまたま助けてくれたのがサヲリ。以来、ひそかに応援していたのだった。
サヲリにとっても一度しか会うことができないと聞き、既にその機会が失われたのではないかと思ったのだが、サヲリは会ってくれるという……『アイドルの心得』、
祖父の代から続いている工務店を、早くに亡くなった父に代わり、ずっと長男として切り盛りしてきた畠田靖彦。
二年前に癌で亡くなった母・ツルは、生前、ツナグを介して亡き父に会ったことがあると、靖彦にいったことがあった…もし何かあったら同様に自分を呼び出すようにと告げて。
その言葉を信じていないながらも、ツルを呼び出すことにした靖彦だったが……『長男の心得』、
十二月の、この冬一番気温が下がった朝、嵐美砂の親友・御園奈津が坂の下で車にはねられ亡くなった。
演劇部に所属していたふたり。いつも嵐を褒め、立ててくれていた御園が、突然ずっと狙っていた鹿鳴館の朝子役に立候補したことから気まずい雰囲気に。おまけに彼女が悪口めいた言葉を言っているところに遭遇してしまう…「わたしには絶対敵わない」と。
事故前夜、凍ったら危険だとわかっている、坂近くの水道の蛇口をひねってしまった嵐。御園が亡くなったのは自分の所為ではないかと感じていた。
噂として聞いていたツナグに連絡を取った嵐。待ち合わせの場所にやってきたのは、同じ学校の少年…御園が好きだったアユミだった……『親友の心得』、
七年前に姿を消したままの婚約者・日向キラリに会いたいと願った土谷功一。
九年前、合コン帰りに看板が落ちてきて、彼女が怪我をしたところに遭遇したことから知り合った。やがて親しくなり、結婚の約束を交わしたのだが、その矢先に行方不明になったのだった。その後、彼女から聞いていた情報がすべて嘘だとわかったのだが……『待ち人の心得』、
入院中の祖母・アイ子から歩美が頼まれたのは、彼女がそれまで続けていた、ツナグの仕事を引き継いで欲しいということ。
そんな彼の父・亮と母・香澄は既に亡くなっていた…父が母を殺して。
さまざまな思いを抱えつつも、ツナグとしての役割を果たすことにした歩美だったが……『使者の心得』の6編収録の連作短編集。

死者に一度だけ会わせることができるという、“ツナグ”という都市伝説めいた存在に依頼をした人々のお話。
死者に会ったことが齎す人々の心境の変化がうまく書き分けられていて、特に『親友~』のあたりは、いかにも辻村さんらしい…(笑)。
『使者~』は、他の話でツナグとしての役割を担っていた歩美の、彼視点による部分が垣間見れるところがおもしろいし、その辺をうまく利用して伏線を張っているところが秀逸。

<10/11/24,25>