黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

† 新刊情報(09/10) †

2009-10-31 | 新刊情報
<10月>
10/1
清家未森『身代わり伯爵の告白』角川書店(文庫:ビーンズ)

初野晴『初恋ソムリエ』角川書店

松井今朝子『今朝子の晩ごはん 環境チェンジ!篇』ポプラ社(文庫)

10/2
今野緒雪『お釈迦様もみてる ウェットorドライ』集英社(文庫:コバルト)

10/5
本多孝好『WILL』集英社

10/6
高里椎奈『ダウスに堕ちた星と嘘 薬屋探偵怪奇譚』 講談社(ノベルス) 

山口芳宏『妖精島の殺人 下』講談社(ノベルス)

10/7
吉田篤弘『百鼠』筑摩書房(文庫)

10/9
五條瑛『赤い羊は肉を喰う』幻冬舎(文庫)

10/10
成田良悟『世界の中心、針山さん 3』アスキー・メディアワークス(文庫:電撃)

10/15
佐々木譲『巡査の休日』角川春樹事務所

森見登美彦『新釈 走れメロス他四篇』祥伝社(文庫) 

三浦しをん『まほろ駅前番外地』文藝春秋  

10/16
あさのあつこ『木練柿』光文社  

岩井志麻子『雨月物語』光文社  

10/20
日明恩『ロード&ゴー』双葉社

愛川晶『神田紅梅亭寄席物帳 うまや怪談』原書房

10/21
森福都『マローディープ 愚者たちの楽園』講談社(ノベルス)

高田崇史『QED 出雲神伝説』講談社(ノベルス)

10/22
森谷明子『葛野川異聞』講談社

10/23
小路幸也『僕たちの旅の話をしよう』メディアファクトリー(文庫)   

10/28 
綾辻行人『Another』角川書店 

和田竜『小太郎の左腕』小学館

せきしろ『妄想道』角川書店

長野まゆみ『レモンタルト』講談社

津原泰水『ブラバン』新潮社(文庫)

10/29
野中柊『シュガー アンド スパイス』角川書店

仁木英之『千里伝~五獄真形図~』講談社

10/30
桜庭一樹『製鉄天使』東京創元社

竹本健治『ツグミはツグミの森』講談社 

前田珠子『鬱金の暁闇5 破妖の剣』集英社(文庫:コバルト)


日付不明
滝田務雄『田舎の刑事の闘病記』東京創元社




ウェディングケーキ@ビアンポポロ

2009-10-31 | スイーツ
 ちゃちゃさんのパーティに登場した特注品。
 トトロやまっくろくろすけ満載の、めちゃめちゃ可愛らしいウェディングケーキ(40人前くらい?)。
 細部まで芸が細かく、食べるのがもったいないくらい!
……しかーし、(帰りが電車の為)時間がなくて、途中で帰ってしまったので、詳細は不明。
 まっくろくろすけは、クリームがぎっしり入ったシュークリームに、チョコレートをコーティングしたものでした。

 ビアンポポロ:新潟(三条)

ちゃちゃさん新潟脱出&okaくん御披露目パーティ@ル・シノワ

2009-10-31 | おでかけ
御結婚により新潟を離れられる、ちゃちゃさんのお別れ&御相手のokaくん(何となく“くん”付け/笑)の御披露目のパーティが、鳥屋野のル・シノワで行なわれました(……うっかり2時間くらい早く着いてしまい、その辺をぐるぐる徒歩で廻るわたし)。
御料理はサラダ、小籠包、チャーハン等々の美味しい中華(+ケーキは持込※別途記載予定)。
総勢36名!の、大規模な集まりの中(同窓会みたい?)、okaくん以外全部女性、というある意味ハーレムな状況で、緊張されていたようで、ちょっと微笑ましかったです(笑)。
お店貸切で、くじ引きにより各テーブルに別れてしまったので、他の方たちとはほとんどお話できませんでしたが、同じテーブルになったいずみさん、ともみさん、yokkoさん、schop junさん、お話していただいてありがとうございました♪(それにしても、うちのテーブルの、料理の片付きっぷりは見事でしたね/笑)。
たくさん御土産をいただいたちゃちゃさん&okaくん、希乃子さんありがとうございます。

ちゃちゃさんが新潟を離れてしまうのは寂しいですが、新潟に来られた時&わたしが上京した時には、是非遊んでやって下さいねvv

いちじくのパウンドケーキ@ガレットカフェ

2009-10-31 | スイーツ
 ドライいちじくが、ごろっと入ったパウンドケーキ。
 おまけでいただいたのですが、通常売ってるものと同じ大きさ?

***** ***** ***** ***** *****
 ガレットカフェ:新潟(新潟)

 鳥屋野潟にある、小さなカフェ。
 メニューのスイーツはすべて焼菓子で、購入のみも可。
 紅茶は、ドイツのロンネフェルト社のものを出しているようです(わたしは<アイリッシュモルト>をいただきました)。

『初恋ソムリエ』初野晴(角川書店)

2009-10-30 | 読了本(小説、エッセイ等)
県立清水南高校に通う穂村千夏(チカ)と上条春太(ハルタ)が所属する弱小吹奏楽部は、顧問の草壁信二郎のもと、相変わらず<普門館>のコンクールを目指して奮闘中。
そして迎えた春休み。どうやら音楽室に何者かが侵入しているらしい、と気づいたチカたち。
時を同じくして、屋上で練習しているハルタたちのアンサンブルに、ある楽器が加わるようになったという。どうやら音楽室にあった壊れたクラリネットを持ち出し、吹いていたのは芹澤直子…地元の名士の娘で、クラリネットの腕前も相当。プロ志望で、筋金入りのアンチ吹奏楽部だという彼女が何故……“スプリングラフィ”、
オーボエの成島、サックスのマレン、ホルンのハルタを支える、打楽器とトランペットの層の薄さが露呈。
他のメンバーも、基礎練習枠を増やして欲しいと願い出るが、中間、期末テストである程度の成績順位を修めないと、練習時間が短縮するという条件を草壁から提示され、勉強に勤しむことになったチカ。
そんな中で、あるラジオ番組を知り、熱中。それはカイユという人物がパーソナリティをつとめる<FMはごろも>だった。
一方、日野原会長が、吹奏楽部の予算の獲得に関し、地学研究会の部長・麻生美里を捕まえてこいという条件を出して……“周波数は77.4MHz”、
草壁が過労で倒れて入院した。ただでさえ忙しいところへ、藤が咲高校の吹奏楽部を手伝いに行ったことが追い打ちをかけたらしい。藤が咲の顧問・堺が、自宅謹慎を命じられており、練習に参加できないのを見かねて手を貸したという。
境は、自分が受け持つクラスでひと月の間に三回も席替えを指示しており、それが謹慎の原因。
彼の真意を探るべく、教育実習生の大河原の力を借りて、潜入することになったチカたちだったが……“アスモデウスの視線”、
芹澤の伯母が、朝霧亨という3年生と面談しているという。
現在はオーストラリアで暮らしているが、2年後に帰国し、芹澤と同居予定。それに向けてひと月前から帰国している彼女は、彼の親が営む朝霧興信所に人捜しを依頼。それは初恋の相手で、相手は音信不通だったという結果。
そこへ朝霧が、初恋の真贋を確かめる初恋ソムリエと称して、接触してきたという。
その胡散臭さから心配する芹澤だったが、そんな彼女たちに、伯母はある話を語る。それは、かつて彼女が森で仲間…ラビストーオ、ペラントーオ、モルテ。そして一緒におにぎりをつくったベンジャント…と暮らしていた時のことだった……“初恋ソムリエ”の4編収録の連作短編集。

『退出ゲーム』の続編。引き続き青春ミステリではあるのですが、今回は妙にどれも背景が重たいのと、釈然としない部分がちょっとあって、もやもや;
“初恋~”は、背景となっているのはある事件ですが、明言されていないのでわからない人にはわからないかも。

<09/10/30>

『一膳飯屋「夕月」 しだれ柳』荒崎一海(徳間書店)

2009-10-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
片桐晋悟は、将軍の食事を調理する、御膳所御台所人という役目を仰せつかっている御家人の三男坊に生まれながら、ゆえあって山谷堀で、一膳飯屋「夕月」を営み、恋女房のおちよ、息子の新太郎と娘のおつると共に、市井でひっそりと暮らしている。
ある時、夕月にも出入りしている隠居・竿望斎こと元・書院番頭の曽我伊賀守助猷が、襲われているところに遭遇した晋悟。彼は無海流という、小流派の免許皆伝を許された剣の腕前を持っており、竿望斎を助ける。それが縁で、たびたび事件に関わることに……“無海流小太刀”、
松江藩の藩主・不昧公にも贔屓にされた、名伎・堀の小万は、二代目のお披露目を済ませると、巡礼の旅に出たという。そして二代目の名を継いだ小万は、夕月の客である。
売れっ子の彼女が来るのは、これまで月に一度や二度くらいだったものが、このところとみに回数が増えている様子。気になった晋吾は、御用聞きの金蔵に調べさせると、小万には夫婦になって欲しいと口説く男がいるという。日本橋住吉町の柏屋の跡取・徳次郎という男だというのだが、彼女の前に現れた男と、実物は別人らしい……“しだれ柳”、
初秋七月三日。
南町奉行所定町廻り同心・筧勇三郎が、晋吾の元を訪れた。
夕月で働く少女・おはつの母・小藤が殺害されていたのだという。隠していた金も盗まれていたことや、その遺体の様子から、犯人は顔見知りの、しかも深い関係にあった男だと思われた。
得物は畳針だったことから、彼女が芸者時代であった頃から付き合っていた、畳職の親方で富蔵という男が浮かび上がるが……“秋陰”、
仲秋八月十五日。
竿望斎の別墅に料理を持って訪れた晋吾は、その帰り四人組の何者かに襲われた。名乗ると人違いであったと立ち去った彼らは、晋吾と間違えそうな、竿望斎に関わりのある誰かを狙ったらしい。
そんな中、小万から彼女の元にいる見習・小春のことで相談を受ける。十六である彼女には、浅草御蔵前森田町の札差・巴屋忠右衛門から身請けしたいという話が持ち上がっていたが、それを突然断られたのだという……“残菊”、
仲冬十一月二十二日。
隅田川の寄洲に武家らしい男女の遺体が上がった。その月の三日にも同じ場所で心中があったばかり。
先の件では、女は身重、男は船宿元川の次男・吉次郎で、婿入りの話があったという。しかし女の身元はわからないままだった。
そして今回の件では、武家は自刃ではなく、不義密通をとがめられての自刃にみせかける為、足首を結んでいなかったのだと思われた。
その話を聞き及んだ竿望斎は……“隅田川雪景”の5編収録の連作短編集。

御家人の家に生まれながら、町人である妻と添う為、一膳飯屋の主人になっている晋吾が、ひょんなことから事件に関わることになる時代小説。
設定的には好みかなぁ(男女問わず、お料理上手な人が好きv)と思ったのですが、ちょっとうまく表現されてない感があるのが残念な感じ(料理の説明が説明的過ぎるのと、食べてる人のボキャブラリがいまひとつな気が…)。

<09/10/29>

『お釈迦様もみてる ウェットorドライ』今野緒雪(集英社)

2009-10-28 | 読了本(小説、エッセイ等)
花寺学院高校の生徒会長・柏木優の烏帽子子である1年の福沢祐麒(ユキチ)は、友人たち小林正念・高田鉄(テツ)・有栖川(アリス)と生徒会を手伝っている。そんなある日、生徒会の合宿があると知り、胸を躍らせるも、補習のあるアリスと小林が行けないことから参加を諦めることに。
そんな彼らのもとに、柏木が合宿の許可を持ってきた。ただし場所は、生徒会の面々が出かけている避暑地ではなく、生徒会室。その合宿期間中は、夏休みに活動している部の助っ人をするよう言われる。
かくして始まった合宿。ガタイが良く、スポーツ部からひっぱりだこのテツだったが、どうも様子がおかしく、野球部から助っ人を頼まれたユキチは、かつて野球で肩を壊しており、心中は複雑で……

シリーズ第3作。
ちょっと、マリみての『フレームオブマインド』の『ドッペルかいだん』にリンクした感じになってます。

<09/10/28>