日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

ノルマンディーの入り口

2005-12-11 06:17:33 | フランス
ノルマンディーの入り口と言っても、ルーアンとかじゃない。
パリからTGVで1時間、24時間レースで有名なル・マン到着。
そこから鈍行に乗り換えて30分の場所にあるアランソンの町だ。
この人口5万人ほどの静かな町、アランソンは
ロワール川地方やブルターニュ地方から見たノルマンディーの入り口なのだ。

普通の土曜日は大抵アパートでぶらぶら掃除したり、昼寝したり
してるんだけど、今日に限ってアランソンになんだか行きたくて
しょうがなくなり、衝動的にここまで来てしまった。

アランソン駅前は冷たい風がヒューヒュー吹いている。
何の変哲もない街角が続いている。地方の典型的な小都市という感じ。
実は学生の頃、ノルマンディーのカンに語学留学していたのだけれど、
その頃の友達にアランソン出身の子がいてその頃からなんだか
この町が気になっていたのだ。

町の旧市街は石畳のショッピングモールがこじんまりと広がっている。
その先に前から見たかったLA HALLE AU BLEの建物が。
ここは昔の穀物取引所だったほか、家畜の取引も行なわれていたらしい。
今では改装されて、ちょっと中を覗くと地元のアマチュア画家たちの
個展をやっていた。とほほ。
円形の建物の上にはガラスの天井が。中から空を見上げると
12月の乾いた青空が透けて見えた。ノルマンディーの南、
サルト地方のどこまでも真っ直ぐな、森と放牧地しかない大地の
真ん中にある、閉じ込められたような小さな町。

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