日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

let me know about you 6

2010-12-07 15:39:04 | 日本

夜は那覇に戻ってきて、前回も行ってもう馴染みになってしまた
ホテル近くの24時間営業の定食屋へ。今回はゴーヤチャンプルが切れていて
ラフティー丼を食べる。無茶苦茶おいしい。沖縄の人たちはこんなおいしいものを
食べているのか? しかし表面にかけられたマヨネーズがちょっとメタボな感じ。

翌日は朝から新都心にある県立博物館に行き、常設展で沖縄の歴史に
関する展示を鑑賞。僕の故郷も含まれる鹿児島の離島から
黒潮をつたってさまざまな文化が沖縄に流れていったこと、逆に
中国から来た文化が沖縄を通って九州にたどり着いたこと、など
つぶさに分かるような内容になっている。

そして沖縄の近代。琉球処分で沖縄県として日本に組み込まれたあとの歴史。
教育の日本語化、日本化。方言を話さないための「方言札」の展示。
中央政府から送り込まれた他県人で占められた県庁の役人。
戦争で破壊される前に県の南部と中部を走っていた「ケイビン」という鉄道路線。
日本の近代に清との間で争われた国境、沖縄分割論の絵図、そして日清戦争の
勝利で一気にこの地域が日本になったこと、
朝鮮戦争の頃の基地の町・コザの繁栄、ネオン、本土復帰の日。
右側通行が左側通行になった日、ドル流通が円に変わった日。
いろいろな写真とパネルと模型とオブジェが並ぶ。どれだけ知っても
すべて知りえることはない沖縄の歴史。
最後のほうで、心の中に湧き上がってきた言葉。もっと沖縄について教えてください。