日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

浅草橋界隈

2010-03-22 23:54:36 | 東京
今日は久しぶりに、東京の東部に出かけていった。
いつかラジオで紹介されていた、浅草橋にあるアルザス料理
レストランに行ってみようという気になって、重い腰を上げて
浅草橋まで行ってみたのだ。会社の同僚と。

初めて足を踏み入れる浅草橋界隈は、下町にありがちな
高層のマンションと、その合間にある町工場や昔ながらの
古ぼけた日本家屋がならぶ町並みだった。
西荻というのは駅前はビルが建っているけれど、
そこを離れれば、区画整理された道路と、それに沿って並ぶ
住宅街で、その景色に慣れてしまうと、たまにこういう
都会な界隈に来ると、なんか落ち着かないものだ。

アルザス料理は、フランスに住んでいるころアルザスに
何度か出張して食べたことはあるのだが、あの頃は
なんとも思わなかったが、今、こうして東京で食べると
懐かしいような、なんともいえない味覚。
名物のタルトフランベ、シュークルート、
アルザス風サラダ。店内にはフランスのラジオがかかって、
食事と一緒に飲んだアルザスワインもなかなか美味。

そのあと日暮里のクラブに行って音楽の演奏など聴いて帰る。

家に帰ってピーターキャメロンの昔の小説を読み返す。

名前だとか、年月だとかいうものには少しも意味などないことを
僕は説明しようとしている。
                     ~『白鳥の湖』からの抜粋