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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

パリの21区(2):ヌイイー、ルバロワ

2007-02-04 20:17:29 | パリ郊外
パリとヌイイーとルバロワの間の境界線はかなりうすれてきている。
オー・ド・セーヌ県のこの二つの都市は人口規模がほぼ同じ
(ヌイイー6万700人、ルバロワ6万2500人)、
1990年代にどちらも6000人ほどのパリからの「移住者」
を受け入れた。これはブーローニュとモントルイユの次に
大きい数字だ。そしてその新住民の多くは16区の元住民だ。

「16区の大ブルジョワ家庭がルバロワに移り住んでいます。
それによってルバロワの『郊外』というレッテルが少しずつ
剥れかけています」と社会学者のパンソン・シャルロ氏が語る。
その変化は地勢図にも表れているという。
「ヌイイーとパリには環状道路のような都市を隔てる
物質的な障害物がありません。なぜなら環状道路は地中の
トンネル化されているからです。ポルト・マイヨーは
(ほかのポルトのように)昔の名残のパリの城壁にできた
パリとパリ以外を隔てる「門」ではありません。
オー・ド・セーヌ県に向かって広げられた一つの「広場」
なのです。

ヌイイーのジャット島には多くの裕福なパリジャンが
戸建を建設している。もっとボヘミアンな雰囲気を好む
ブルジョワは船上家屋(ペニーシュ)を錨付けしている。

ジャット島と僕

2007-02-03 18:30:01 | パリ郊外
パリの21区の続きと言うことでヌイイーとか
セーヌ川に浮かぶあの有名なジャット島のこととか書いてたら
突然PCがダウン。全部文章が消えてしまったぜ。
しかたないので、印象派の書いたジャット島の絵だけ載せます。
なんだそりゃ。続きはまた。

パリの21区

2007-02-02 07:08:28 | パリ郊外
パリというのは行政区が20区までしかないが、世界の大都市同様
郊外へ郊外へと都市化が進んでいる。もともとパリの人口自体は
220万人しかいないが、パリ市を取り囲むパリ大都市圏は1000万以上
の人口を抱えている。

そんな中今週のnouvel obsの別冊・パリ版に「パリ21区」
という特集が出ていた。次のクリテリアを満たせば
パリ21区とみなす、というものだ。

1、パリ市に隣接していること
2、または地下鉄の路線がパリから延びていること
3、近接している区と不動産価格が同水準であること
4、10年以上前からパリから引っ越してくる家族が後を絶たないこと
5、新生児の出生率が高いこと
6、パリ出身の新住民により商業活動、文化活動が活発化していること

この条件を満たす左岸の町は以下の三つ。
ivry sur seine
malakoff
issy les moulineaux

どこも便利なパリの一部のような街ばかり。
詳細は続く。

倉庫街の夜

2007-01-11 16:00:24 | パリ郊外
パリ郊外の工業地帯。ちらっと倉庫街を通った時に撮った写真。
本当は、こんな時間(夜11時ぐらい)に、フラフラと
一人歩いていたら危ないんだけどね、パリ郊外は。
あくまでも場所によっては、ということだが。

モントルイユへ

2006-11-27 16:12:02 | パリ郊外
linkin parkのホームページに行ったらあまりにカッコいいので
驚いた。彼らは、何の意味も持たないのでグループ名を
linkin parkと名づけたらしい。こういう「無造作な行動」というのも
カッコいいなあ。

所用があってパリの東の郊外、モントルイユに出かけていった。
ギャラリーがたくさんあって、アーティストがたくさん住んでいて
と有名な街なので話しにはよく聞いていたのだが地下鉄の駅を
実際に降り立つのはこれが初めて。低層のアパルトマンと移民の
経営する小さな商店街が並ぶ町並みがパリの方向まで伸びている。
なんかほっとするような雰囲気だ。

鉄道線路脇の風景、午後20時

2006-10-19 06:03:54 | パリ郊外
帰り道の風景。仕事帰りでちょっとぐったり。
やっぱ人生にはバカンスが必要だよな。

仕事でフランス人の日本語の先生と電話で話す。
アグレガシオンも持っている非常に優秀な、高度な日本語力
を駆使する人なんだけど、授業が6時間詰まっている
日が一週間に一日あって、その日はクタクタで
夜なんか電話で日本語話されても日本語が出てこないそうだ。
あんな優秀なのに、やっぱ外国語なんだ、彼女にとって日本語って。
俺なんか、疲れてなくてもフランス語出てこないことあるよ。

FETE DE L'HUMANITE 再び

2006-09-23 07:02:13 | パリ郊外
再びつーか、一年ぶりなんだけど、また
フランスの「赤旗祭り」ことfête de l'humanitéに行ってしまった。
l'humanitéはフランス共産党の新聞。

いつもながら大勢の人で賑わっている。フランス全国各地の
共産党の支部のスタンドから、海外の共産党(ポーランド、中国、
チリ、なぜかレバノンまで。あとイランの共産党のスタンドでは
いつまでもたっても演奏を始めないバンドがなぜか立ち尽くしていた。
あれは、いったい?)のスタンド、ブックフェア(マルクスの本ばかり)、
演劇コーナー、映画コーナー、ミニコンサートから大コンサートまで
本当にイベント満載なのだった。

僕は日曜に行って、マリー・ジョルジュ・ブッフェ(共産党党首)と
ユマニテ社長の演説のあと、BENABARのコンサートを観覧。
写真はコンサートの様子。

予兆? 再発? 郊外より

2006-05-30 15:24:12 | パリ郊外
郊外の不良少年たちと警官とのちょっとした小競り合いなんて
去年の秋の例に限らずパリ郊外ではいつも起こっているらしいのだが、
昨晩から今朝にかけては、少し大きめの衝突が起こったらしい。
100人ほどのマスク(というかあの頭からかぶるやつ)
をつけた青年たちと警官の衝突。

場所は昨年秋にもっとも暴動がひどかったセーヌ・サンドニ県。
モンメルフェイュという街のボスケというシテ。
シテというのは団地というか低所得者向け高層団地が立ち並ぶ街区のことだ。
7名の警官が負傷、6名の青年が逮捕されたらしい。

衝突の発端は夜10時過ぎ。その何時間か前に行われたシテの若者の
逮捕に抗議する形で自動車とポリバケツを燃やしはじめたところに
警官が介入したという。
去年の暴動が発生した街、クリシー・ス・ボワは隣のコミューニュ。