【16日岐阜で開幕、上位4チームが総当たり】
女子バレーボール・プレミアリーグの決勝ラウンドが16~18日、岐阜市の岐阜メモリアルセンターで開かれる。レギュラーラウンドの上位4チームが1回戦総当たりで戦い、その結果を受けて24日に1~2位チームによる優勝決定戦と3~4チームによる3位決定戦が行われる。レギュラーラウンドの戦績は東レ18勝3敗、久光製薬15勝6敗、デンソー14勝7敗、岡山シーガルズ11勝10敗で、東レの優位は否めない。岡山にとっては3日間厳しい戦いが続くが、若手を中心にチーム状態は上向いており、十分勝機はありそうだ。
【初戦の相手はレギュラーラウンド首位の東レ】
対戦の日程は16日東レ×岡山、久光×デンソー、17日東レ×久光、デンソー×岡山、18日東レ×デンソー、久光×岡山。岡山にとっては初日に当たる東レ戦が決勝ラウンドの行方を左右しそうだ。レギュラーラウンドでは岡山が昨年12月の初戦をセットカウント3―2で取ったが、その後の2戦は0―3、1―3で敗れている。
2日目に当たるデンソーともレギュラーラウンドは1勝2敗。ただ第1、第2戦を0―3、1―3と負けた後、2月の第3戦は逆に岡山が3―2で取っている。3日目に当たるデンソーには3戦全敗。だが第3戦は最終の第5セットまで持ち込んでおり、ほぼ互角の戦いを繰り広げている。
【チーム状態は上向き、持ち味の粘り強さ発揮を!】
岡山にとって勝敗の鍵を握るのはサーブレシーブだろう。レギュラーラウンドでは相手サーブで崩されるケースが目立った。サーブレシーブ成功率は57.5%で決勝ラウンドに進出した4チームの中で最低だった。一方、アタック(スパイクやフェイントなど)決定率は3チームがほぼ40%で5本に2本が得点に結び付いたのに対し、岡山は33.3%と3本に1本しか決まらなかった。サーブレシーブをいかにきっちりセッターに戻して攻撃につなぐか。決勝ラウンドでもその課題が改めて問われることになりそうだ。
今季の岡山は随所に粘り強さが目立った。レギュラーラウンドではジュースになったセットが7回あったが、そのいずれも奪っている。また最終の第5セット(15点先取)まで持ち込んだ試合は3勝1敗と分がいい。決勝ラウンドでも最後まであきらめない粘りの姿勢が欠かせない。2位以上となって優勝決定戦へ! 上り調子の最近のチーム状態からみて、それも決して夢ではない。