く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<世界フィギュア選手権> 26日開幕。真央、3度目Vへ再び3Aに挑戦?

2012年03月11日 | スポーツ

【ライバルは伊コストナーと米国勢2人か】

 今月26日からフランス・ニースで開幕するフィギュアスケート世界選手権のエントリーリストが発表された。女子シングルには日本から浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子の3人が参戦。四大陸選手権で惜しくも金メダルを逃した浅田がトリプルアクセル(3A)で2年ぶり3度目の頂点をめざす。グランプリ(GP)ファイナル2位の鈴木への期待も大きい。日本勢にとっては、欧州選手権覇者カロリーナ・コストナー(イタリア)や、四大陸選手権優勝のアシュリー・ワグナーら米国勢2人が手ごわいライバルとなりそうだ。

過去の世界選手権の上位選手

    「金」       「銀」         「銅」

2007年  安藤美姫    浅田真央           金妍兒(韓国)

2008年  浅田真央     C・コストナー(伊) 金妍兒(韓国)

2009年  金妍兒(韓国)  J・ロシェット(加) 安藤美姫

2010年  浅田真央     金妍兒(韓国)     レピスト(フィンランド)

2011年  安藤美姫     金妍兒(韓国)       C・コストナー(伊)

【コストナー世界ランク1位、ワグナー全米に続き四大陸も制覇】 

 欧州選手権ではコストナーがトータルスコア183.5で2位以下を大きく引き離して圧勝した。169㌢の長身を生かしたダイナミックな滑りが魅力で、GPファイナルではパーソナルベストを更新して金メダルを獲得している。現在の世界ランキングは1位。過去の世界選手権では銀1回(2008年)、銅2回(05年と11年)で、今回初の金を狙う。

 欧州選手権2位のキーラ・コルピ(フィンランド)も侮れない。6年前、17歳で世界選手権に初参戦、〝フィンランドの妖精〟と人気を集めたが、欧州選手権では4年前の5位から毎年1つずつ順位を上げており、着実に力をつけてきた。欧州からは欧州選手権3位のエレーネ・ゲデヴァニシビリ(グルジア)、世界ランキング3位のアレーナ・レオノワ(ロシア)も参戦する。レオノワはGPファイナルの銅メダリスト。

 欧州勢以外では米国のワグナーに勢いがある。全米選手権の初制覇に続いて、四大陸選手権でも安定した滑りで浅田を抑え、トータル192.4の自己ベストで優勝した。米国からはもう1人、全米選手権2位のアリッサ・シズニーがエントリーした。佐藤有香コーチの指導を受けており、前季GPファイナルの優勝者。今季GPファイナルは足の負傷もあってやや精彩を欠いて5位だったが、実績ではワグナーを上回る。米国の出場枠は2人で、四大陸選手権3位のキャロライン・ジャンは補欠に回った。

【日本勢3年連続Vなるか? 鈴木にも頂点のチャンス】

 日本勢3年連続Vがかかった大会。浅田が2年ぶり3回目の頂点を果たせるかにも注目が集まる。前年優勝の安藤美姫と2位の金妍兒(韓国)がともに今シーズン休養中で参戦しないこともあって、その可能性は十分ある。四大陸選手権では武器のトリプルアクセルがショートプログラム(SP)、フリーとも回転不足と判定された。そこをどう修正できるか。

 鈴木は現在世界ランキング2位。GPシリーズではカナダ杯2位、NHK杯優勝、そして上位6人で競うGPファイナルは2位と、このところ安定した演技を見せており、金も夢ではない。17歳の村上の世界ランクは浅田より1つ上の7位。四大陸選手権ではSPで3位につけていながら、フリーが振るわず4位とメダルに届かなかった。初参戦の昨年の世界選手権は8位。持ち味の思い切りの良さで悔いの残らない演技を期待したい。

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