く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<沖縄音楽とエイサー> 「ムジーク・プラッツ 2016 in 春日野園地」

2016年06月19日 | 音楽

【我如古より子、マルチーズロック、りんけんバンド……】

 奈良公園で18日「ムジーク・プラッツ 2016 in 春日野園地」が開かれた。「ムジークフェストなら」の一環で、沖縄を代表する歌手や音楽グループが奈良のエイサー団体などと共演する野外ライブ。この日は我如古(がねこ)より子、宜保和也、マルチーズロック、おばぁラッパーズ、りんけんバンドなどが出演し、元「THE BOOM」のボーカルで「島唄」のヒットで知られる宮沢和史がトーク特別ゲストとして姿を見せた。ライブ2日目の19日には夏川りみ、ネーネーズなどが出演する。

 午後1時に始まったライブは琉球國踊り太鼓奈良支部のエイサーなどに続いて我如古より子が登場、宜保和也、大城クラウディアとともにヒット曲『娘ジントーヨー』などを披露した。宜保は石垣島出身で、NYのブルーノートで三線ライブを開いたこともある三線の達人。大城はアルゼンチン生まれの沖縄系二世。我如古は那覇市に民謡ライブ「歌姫」を開いているが、8月に国際通り「はいさい沖縄」の地下に移転するそうだ。「上にネーネーズの店が入っているけど仲良くやります」と話していた。

 この後登場したマルチーズロックは約20年前に作詞・作曲担当のもりと(糸満盛仁)を中心に結成された。拠点を那覇市の栄町市場に置きながら活躍の場を内外に広げている。メッセージ性の強い歌詞にマッチした力強いボーカルと演奏が印象に残る。もりとは「怒りや悲しみや悔しさを、歌でこれからも乗り越えていきます」と力を込めていた。50代の女性3人でつくるおばぁラッパーズも栄町市場を拠点にしているが、その知名度も今や全国区になってきた。

 とりを務めたのは沖縄音楽を代表するりんけんバンド。メーンボーカル上原知子(リーダー照屋林賢の妻)の天を突き抜けるような高音の美しさが実に心地よく会場に響き渡った。約4時間半にわたるライブは出演者全員と来場者が一体となって、沖縄の愛唱歌「てぃんさぐぬの花」の合唱と手踊り「かちゃーしー」で締めくくられた。会場後方には沖縄料理やビール、特産品などの店も多く出店、まさに沖縄一色の半日だった。

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