【命の営みの一瞬を切り取った応募作100点余を展示】
橿原市昆虫館で開館25周年を記念して「昆虫・生き物写真展」が開かれている。同昆虫館友の会との共催で、応募のあった身近な昆虫や動物、植物の写真100点余りを、小・中学生の「子供の部」と「一般の部」に分けて展示している。会期は来年2月15日まで。
各作品にはタイトルと撮影の年月・場所、撮影者のコメントなどが添えられている。「自然界の驚異」と題した写真は大きな蛇がマムシの頭をガブリとくわえた瞬間をとらえた。竜王山(天理市)の山頂近くの山道で遭遇した一場面。しばらく見ているとマムシの全身を飲み込んでしまったという。「ヤッホー」というタイトルの作品は残雪の立山・室堂で撮ったメスの雷鳥の写真。ハイマツの向こうでオスの呼び掛けに立ち上がって鳴いて応えていたという。コメントの最後に「感動の一瞬でした」と記されていた。