【開園90周年を記念して「90」の花文字も】
京都府立植物園の観覧温室で「ポインセチア展」が開かれている。ポインセチアはメキシコなど中米原産で、花びらのように見えるのは蕾を包む葉が変化した苞(ほう)。世界的にクリスマスを彩る鉢花として人気が高く、英名で「クリスマスフラワー」とも呼ばれる。温室内の特別展示室やジャングル室に約100種類、1000鉢が展示されている。
赤や白、ピンク、クリーム色など色とりどりのポインセチアがこれだけ集まると、まさに壮観そのもの。白花で描かれた「90」の数字は今年が開園90周年であることを表す。出展中のポインセチアには60年以上前に作出された「フレーミングフェア」という古い品種や、赤い苞の中央部がクリーム色やピンクになる「アイスパンチ」、苞が内側に巻き込みバラの花のように見える「ウィンターローズ」、苞にも葉にも斑(ふ)が入る「アバンギャルド」など最新の変わり種品種も。25日まで。