く~にゃん雑記帳

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<高校駅伝女子> 号砲まで1カ月、今年は混戦か 有力校ひしめく

2012年11月27日 | スポーツ

【豊川、興譲館、白鵬女子、須磨学園、立命館宇治、青森山田、筑紫女学園、神村学園……】

 全国高校駅伝(12月23日、京都)まで1カ月を切った。都道府県予選に続き、各ブロックの地区大会も25日の近畿、東海大会を最後に終了、参加47代表校は最後の調整段階に入った。24回目を迎える女子は記録を見る限り突出したチームはなく、混戦が予想される。豊川の連覇が成るのか、興譲館が雪辱を果たすのか、それとも須磨学園、立命館宇治など関西勢が巻き返すのか。今年も興味の尽きない大会になりそうだ。

 都道府県予選の上位チームとタイム(チーム名の後のカッコ内は昨年の全国大会での順位、タイムの後のカッコ内は地区大会のタイム) ①豊川(1位)1:08:24(1:09:17)②興譲館(2位)1:08:29(1:09:27)②白鵬女子(6位)1:08:29(1:08:50)④青森山田(14位)1:08:32(1:08:51)⑤神村学園(15位)1:09:26(1:09:09)⑥筑紫女学園(10位)1:09:28(1:08:57)⑦長野東(8位)1:09:44(1:09:59)⑧須磨学園(4位)1:10:06(1:08:49)⑧薫英女学院(9位)1:10:06(1:08:54)⑩立命館宇治(5位)1:10:11(1:08:17)

 都道府県予選で1時間8分台を出したのは4チームで、最高タイムは昨年優勝の豊川。今春、仙台育英陸上部からの集団転校を受け入れた豊川は愛知県大会を男女ともに制し、初の全国アベック出場となる。今季は留学生抜きで4回目の全国最多優勝を狙う。有力校が参加した9月の「くらよし女子駅伝」では豊川Aチームが1:07:40の大会新記録で優勝、2~3位の立命館宇治と神村学園に約1分の大差をつけた。

 予選で豊川に続く好タイムだったのは一昨年全国制覇の興譲館と昨年初めて入賞を果たした白鵬女子。興譲館は2005年の全国優勝以降、11年まで2位、3位、2位、3位、優勝、2位と常に3番以内に顔を出しており、今年も優勝争いに絡んできそうだ。白鵬女子は関東大会も1時間8分台で連覇しており、今年は初の悲願達成も夢ではない。昨年の全国大会で白鵬女子とともに初入賞した長野東は予選、北信越大会でともに9分台を出しており、昨年(8位)より上位を目指す。

 予選タイム4位の青森山田で注目を集めそうなのがケニア出身の2年ローズメリー・ワンジル。8月の全国高校総体女子3000mで高校国際新記録の8:51:97をたたき出している。ワンジルの快走で県大会では大会記録を2分以上更新、さらに東北大会では最終5区で先行する学法石川をとらえ逆転優勝の立役者になっている。ただ東北大会での5区区間賞は仙台育英のメリー・ワイディラに奪われた。ワイディラは昨年の全国大会の5区区間賞。今年の全国総体でもワンジルと激しく競り合って2位に入っており、全国大会でも2人のアンカー勝負が見ものだ。

 関西勢は昨年、須磨学園が4位、立命館宇治が5位に終わって優勝争いに絡めなかっただけに、巻き返しが期待される。薫英女学院も含め3チームは府県予選では1時間10分台だったが、近畿大会ではそろって8分台を記録し順調な調整ぶりを見せた。中でも立命館宇治の1:08:17は全国の予選・地区大会を通じてベストタイム。須磨学園は昨年の全国大会で2~3区で区間賞を取った横江里沙と福田有以が今年どんな快走を見せてくれるか。

 九州勢の奮起にも期待がかかる。筑紫女学園は県予選のタイムを九州大会で約30秒縮め1時間8分台を出して、4年ぶり9回目の優勝を果たした。全国大会では木村友香と由水沙季の走りに注目したい。神村学園では九州大会で筑紫女学園との45秒差を最終5区で12秒差まで追い上げた西山のぞみの走りに期待がかかる。九州大会では筑紫女学園のライバル、北九州市立が1:10:28の好タイムで3位に入ったが、全国大会に出場できないのが残念。

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