経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

8/18の日経

2012年08月18日 | 今日の日経
 今日の日経は、社会保障費の自然増が2013年度に少ない理由を書いてくれていて、ありがたいね。親となるべき若者が日中戦争に出征し、昭和13年、14年生まれの人口が少ないため、新たに75歳になる人が減って、医療費が嵩まずに済むらしい。

 来年度予算の最重要ポイントは、歳出ではなく税収だ。今年度だけで2兆円は上ブレするから、来年度の税収見込みは、今年度より4兆円増で置いてもおかしくない。これを全部国債の圧縮に充てるのかね。財政当局が語らないところに真実がある。

 他方で、読売によれば、財政当局は地方公務員の給与削減に動くようだね。今年度後半には政策需要が抜け、消費の減速が心配されているのに、わざわざ成長を潰しに行くなんて、彼らは日経を読んでいないのかな。日本の経済運営の程度が知れるよ。

(今日の日経)
 穀物輸入・アフリカに調達網。再エネ買い取り好発進。消費増税・定まらぬ低所得対策。増税前に先見えぬ予算、概算要求を閣議決定。医療再建・延命市場主義に転機。物価見通しに官民のズレ。新興国・ポーランド。ロシア・政権批判バントに実刑。JTAが那覇整備施設拡張。16道府県が性犯罪被害者への費用に上限。

※日経も胃ろうについて書いてくれたね。QOLのために延命をやめれば、結果的に医療費と年金は減る。日本も北欧のようになるかもしれない。

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