経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

8/30の日経

2023年08月30日 | 今日の日経
 6月の人口動態速報が公表された。出生は5,6月が前年並みで、減少は落ち着いてきたものの、水準が過去最低レベルであることに変わりがない。婚姻も前年並みの状況だ。結婚や出産を増やすには、若者の経済状況を改善する必要がある。中国の極端な低出生も若者の苦境によるところだし、高かった出生率を落としたフィンランドにも似た事情がある。

 政策的に、どうすれば良いかは明確で、翁百合さんが「子育ての盲点 日本、低所得層の負担率重く 少子化抑止へ制度設計見直しを」(毎日エコノミスト8.23)で指摘するとおりである。具体策は、本コラムが今年元旦に示したように1.8兆円でできるのだから、ガソリンや電気代の補助ができるのなら、ずっと生産的な施策になる。

(図) 



(今日までの日経)
 円の実力、53年ぶり低水準 家計負担は20万円増。ガソリン180円未満に抑制 電気・都市ガスも延長。半導体再興、ラピダス駆ける。インフレとの戦い続く 中立金利は小幅上昇・Bアイケングリーン。


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