kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

アニミズム?伊藤若冲

2016年04月30日 | 昆虫
伊藤若冲生誕300年で、マスメディアがかまびすしい。
もういいかげんにせいや、と思うのだが、
どれも似たり寄ったりではなく、それぞれ独自の視点でとらえていて興味深かった。

特に、4月30日放映のNHKBSプレミアム「若冲いのちのミステリー」は、出色だった。
「動植綵絵」と中世の天地創造の絵との共通点を探っていたのには、驚いた。

聖書の創世記の話は知ってはいるが、こんな絵は初めて見た。
生きとし生けるものを描いている。
若冲の絵もまさしく同じ世界である。

動物も植物も、自然界のあらゆるものがいのちあるもの。
アニミズムの考え方には共感できる。

都会の片隅でも、動植物はけなげに生きている。
それを見る人間が、どう思うか、である。
写真家の今森光彦氏が、同番組で「若冲は動植物が生きる同じ目線で描いている」と言っていた。
うなずける言葉である。

カメラ爺も美の追求にはやぶさかではないが、カラスノエンドウに止まるナナホシテントウ双方に、
いのちの営みを感じるのだ。


ピンクなのにオオムラサキツツジとは・・・

2016年04月29日 | 

あちらこちらで咲いているツツジの中で、
最も多く見られるのが、この花。
オオムラサキツツジ。
名前と異なり、赤・白・ピンクもある。

なにせ300種を超える園芸品種があるというのだから、
蘊蓄を傾ける気も失せる。

ともあれ、しばらく目を楽しませてくれるのはうれしい。

まさしく「花の女王」

2016年04月28日 | 
薔薇の季節である。
この花を見て改めて思った。
気品、気高さで、右に出るものはない。
それほど、カメラ爺の目をとらえた。

白薔薇ほど純潔な感じではなく、真紅の薔薇ほど情熱的でもない。
それらを混ぜ合わせたような、淡いピンクに惹きつけられる。
何度も薔薇を撮ってきたが、この美しさにはひれ伏すしかない。

触れてはいけない「花の女王」に出会った気がする。

こっちから見ると、このデザイン変?

2016年04月26日 | 
久しぶりに、都営地下鉄小川町駅で下車したら、
改札口にこんな表示ができていた。

もともとこちらから見るデザインではない。
というのも、カメラ爺は、ネイチャー コールズ ミー状態になり、
駅中トイレから出て初めて見たからだ。

まっすぐ行けば自動改札口なのは分かるが、何も表示がなかった時の方が惑わされない。
大体、矢印の方向に逆らうような出口の漢字が居心地が悪い。

この駅で下車して乗換えに迷う人のことを考えての表示なのだろう。
ここが終着駅のカメラ爺にとっては、まったく邪魔だ。
二つの改札口から入ってくる人にも、なんのメリットもない。
そう思うのだ。


眞子内親王のお印

2016年04月24日 | 
名前が木香薔薇なのに、八重の黄モッコウバラには香りが無い。
香りのあるのは一重の白モッコウ、黄モッコウ。
この黄モッコウが、眞子内親王のお印であることを忘れていた。

神田川のコンクリート壁に広がる黄モッコウが満開になっていた。
また、テニスコートに行く時間が遅れる。

「遅いよ~」という相方の声にめげず「先に行ってくれ~」
「ラケットがないよ~」「わかったぁ~」
デリカシーのない会話である。

が、満開の花撮影が優先である。
急いだ割には、それなりに撮れた。

この日は、肩痛で、10日ほど休んでいたテニスを再開。
痛いけど、出来ないことはない。
半年ほど身体の故障で休んでいたという若いK夫妻とゲームができた。
アフターテニスで、仲間たちと泡も飲めたし、なによりである。



ごちゃごちゃ新宿駅悲願の交通ターミナル開業!

2016年04月22日 | 
高島屋ぐらいしかなかった新宿駅南口。
巨大バスターミナル「バスタ新宿」が4月4日に竣工してから、やがて1か月になる。
雑然としていた南口が様変わりである。

2006年4月8日着工、16年4月4日完成。建設に10年の歳月を費やした。
何せJR東日本の線路の上に、1.47haもの人工地盤をつくってその上に高速バス、タクシー、鉄道と一大交通ターミナルを建設したのだ。時間がかかるはずである。

これで、東北・関東・甲信越・北陸・東海・関西・中国・四国・九州と39都府県が、高速バスでつながるのだ。
118のバス事業者が参入、1日最多1625便というのだから驚きである。

あちこちごちゃごちゃのバスターミナルやタクシー乗り場が整理されすっきりした。
観光情報センターも日本語・英語・中国語・韓国語で対応する万全の体制だ。

久しぶりに新宿に出たカメラ爺も、興味はあったのだが、人ごみに気後れして外側を撮影するだけが精いっぱいだった。また、改めて来よう。

毒がある花、躑躅

2016年04月21日 | 
多分ツツジだと思う。
漢字で書くと躑躅。躊躇に似ている。
どっちもそらでは書けない。

ツツジには毒があり、羊が葉を食べて死んだという説がある。
が、美しいものは美しい、それでいいのではないか。
カメラ爺はそう思う。

どっちなんだ?

2016年04月20日 | 
花の季節。
我が家の庭にも、雑草を含めてさまざまな花が、けなげに咲いている。
クリスマスローズ、ゼラニウム、シクラメン、ヒメウツギ、チェリーセージ、オオキカタバミ、それに一房だけのフジ。

近隣の家々も、クンシラン、チューリップ、モッコウバラ、ツツジ、スイートピー、香りジャスミンなど、百花繚乱である。
そのなかでひときわ目立ったのが、写真の花。

大きな鉢に植えられていたのだが、木になっていたから多分ボタンだと思う。
でも、一本立ちだからシャクヤクかも…
どっちなんだ?


丘の上じゃないけど・・・

2016年04月19日 | 
近所の空き地に、ヒナゲシらしき花の群生があった。
広い古家が取り壊された後の更地である。

この界隈は、一部の新築分譲住宅の若いファミリー以外は、随分前から住んでいる高齢者ばかりだ。
その家も、腰の曲がったお婆さんが、庭の草むしりをしているのを一度見ただけで、
引っ越されたのか、亡くなられたのか、詳しいことはわからない。

閑話休題。
空き地のヒナゲシである。
オレンジ色一色。逆光で美しく見えるが、ポピーのように華やかではない。
調べたら、ナガミヒナゲシ。
漢字で書くと長実雛芥子。確かに実が長い。
一つの実に1600個ものケシ粒が入っているそうだ。

帰化植物で、1961年に世田谷区で確認されたという。
輸入穀物の中に紛れ込んで渡来したらしい。
旺盛な繁殖力で、今やほぼ全国に広がっている。
雑草化しているが、こんなにきれいなら、ペンペン草よりはましだろう。



どっこい生きている!

2016年04月17日 | 植物
一見、芽キャベツのようだが、れっきとしたキャベツである。
2回目の登場だ。直径5cm。
小さいながら色づいてしっかり巻きが入っている。

ミニトマトのようにミニキャべツがあるのか、と思って調べたら、
「このみ姫」という品種があった。
それでも、ふつうのキャベツの半分くらいの大きさだ。

もとはと言えば、キャベツの芯に近い部分を水栽培したらどうなるか、と遊び半分で小皿に置いたもの。
それが、こんな可愛らしいキャベツの形になるとは…
最後まで、見守ってやりたい。