kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

孤独の白鷺

2016年04月02日 | 花と鳥
世間では、この時期、桜だ、花見だ、酒だ、と浮かれている。
そうした中、神田川の白鷺は、一羽、寂しげに餌を探す。
満開になった桜の華やかさが、いっそう孤独感を際立たせる。

あまりに巨大化した鯉は、到底餌にはならない。
じっと佇む白鷺に、いい加減にあきらめたら、と声をかけたくなる。

が、何日か前こんなことがあった。
どこからきたのか二羽の川鵜が、みごとな潜水泳法?で、小魚をゲットしていた時、
水面に浮いてきた鵜の嘴から、白鷺が小魚を横取り。
それを鵜顔負けの鵜呑みにしたのだ。

ただひたすら、水面を見つめ、小魚を獲るより、この方が手っ取り早い。
鵜にとっては迷惑千万だが、私の勝手でしょ、と白鷺が言うかどうか。