kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

♪今日でお別れね~

2010年11月30日 | 
近場で最後の紅葉を見ようと、京王線の高幡不動に出かけた。
上京して40年以上、この私鉄沿線界隈に住んでいながら、一度も行ったことがない。
桜上水から高幡不動まで、急行・特急を乗り継いで30分弱。深大寺に行くのと似たようなものだ。
「京王ニュース」の新聞折り込みがなければ、行くことはなかっただろう。
駅ビルが出来ていて、駅前も開けている。
参道はすぐ。徒歩5分。高齢者にはありがたい。
境内ではなぜか、山形名物串コンニャク、三陸のワカメ、北海道の干しタラなどの海産物、岐阜の富有柿の販売。
デパートの物産展ではないぜよ。
奥に行くと、見事な紅葉である。数えなかったけど約1,000本もの紅葉があるそうだ。
「今日が最後だね」と三脚立てて、キャノンのファインダーのぞいていたアマチュアカメラマン。
そのそばで、シャッター切っていたら、「そんなに脇あけてたら手ぶれするよ」と言われてしまった。
いい加減な、もと自称プロである。基本をすっかり忘れてしまっていた。反省。

富裕柿?

2010年11月29日 | グルメ
柿食えば 金が成るなり 兜町 

昨日まで、岩崎弥太郎を演じていた香川照之が、今夜は「坂の上の雲」で正岡子規。
で、つい悪戯心が出てしまった。

柿の季節。でも、皮剥いてもらわないとまず食べない。
お隣さんから岐阜の立派な富有柿をいただいた。
甘柿である。なんで甘柿と渋柿があるのか気になった。
元はすべて渋柿なんだね。
柿にはタンニンが含まれ、それが口の中で溶けるか溶けないかが、分かれ目。
渋柿は可溶性、甘柿は不可溶性。アルコールにつけると、可溶が不可溶に変わるので、甘く感じるわけだ。
甘柿は、渋柿の変異。富有柿や次郎柿は、タンニンが少ない品種だ。
しかし、渋柿でも十分に熟せば、種も次世代に繋ぐことができるため、タンニンが自然に不可溶に変わり、鳥たちの餌食になる。
桃栗三年、柿八年・・・と言われてきたが、そんなに待ってられない。今では三年で実が出来るという。

満天星躑躅

2010年11月28日 | 
完全な当て字ですよね。ドウダンツツジ。新緑、花期、紅葉と、三度楽しめる優れものです。馬酔木(あせび)や鈴蘭のような花をたくさんつけるので、それを満天の星にたとえたとか。
もとはといえば、葉が分かれて出る様子が、灯台(岬の灯台ではなく、蝋燭などの台)に似ていることから、灯台躑躅といい、それがドウダンになったのだそうだ。
それにしても、どうだ~、この赤の鮮やかさは! こっちの方が、名前の由来に似合いそう。

住宅密集地にも憩いの場が・・・

2010年11月27日 | 公園
いつもなら家路を急ぎ、通り過ぎるだけなのだが、木々の黄葉が気になって、足をとめた。
井の頭線N駅近くの公園。調べたら、なんと昭和12年に土地区画整理事業でつくられた公園。
戦後、25年、東京都から杉並区に移管されたという。
そのころ、この界隈はどんなだったのだろう。今は高級?住宅地である。
だいたいが敷地330㎡以上。代が変わって、土地を分割して切り売りしている家もある。
そんなところに2,500㎡余もの広さの公園である。
銀杏の古木が、大量の黄葉を落とし、地面を敷き詰めている。
ベンチで、昼食のコンビニ弁当に箸をすすめるセールスマン?の姿が、もの悲しかった。

Mather and child

2010年11月26日 | 都市
新しい井の頭線N駅。高架になったため、エレベーターとエスカレーターが設置された。
高齢者にはうれしい。階段を歩け、と言われそうだが、隣にあると、つい・・・

昼下がり、その改札口を出ると、幼い子に何やら話している若いお母さんがいた。
どんなことを語りかけているのだろう。気になってシャッターを切った。

静寂の時

2010年11月25日 | 都市
コナラやアカマツの樹林が水辺に映る。
武蔵野の面影が少しは残っているだろうか。
塚山公園の池。柵に「ヤマカガシがいます。気をつけてください」の貼り紙。
自然との共存。なんだか嬉しくなった。

静けさに 心が騒ぐ ヤマカガシ

蔦じゃないけど・・・これも「最後の一葉」?

2010年11月24日 | 
桜並木が色づく神田川沿いに、縄文時代中期の遺跡を保存する塚山公園がある。
その広場で、幹にしがみつく一枚の葉を見つけた。まるで、接着剤でつけたよう。
雨の日も、風の日も落ちなければ、あの「最後の一葉」のように、人の心を勇気づけるだろうか。

「山猫の棲家」に、このブログネタはやめたと、書いたけど、写真見直したら、つい・・・

晩秋なのに甘夏?

2010年11月22日 | グルメ
最近、グレープフルーツ、オレンジ、レモンなど、日本の政治のようにアメリカに侵食されてきているかんきつ類。夏ミカンなどはほとんど店頭に見かけませんね。
今は、夏ミカンの変わり枝から生まれた甘夏がポピュラーになっています。
伊豆など暖かい地域では、春から初夏にかけて収穫するのですが、冬の温度が下がるところでは、寒害を避けるため12下旬~1月に収穫、貯蔵しておいて出荷するのだそうです。
なるほど、甘味が増す初夏に食べるので夏ミカンというわけか。晩柑だけに万感の思い? これじゃ「ダーウィンが来た!」の髭じいジャ。

バンブーライト

2010年11月19日 | アート
街道に明かりが灯り、車のヘッドライトが、せわしなく行きかう・・・
その一角、ほのぼのとさせる白熱灯の光が目を射た。
蛍光灯やLED照明が幅をきかせる中で、優しさを感じさせる明かり。
ランプシェードが竹のせいだろうか。
和のアート。光と影のコラボレーションだ。