kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

合掌

2012年06月29日 | 
芸能人の訃報が相次いでいる。
今日は、コメディアンの小野やすし(72)、俳優の地井武雄(70)。
あわてて追悼の白い花を探した。
夏椿に似たナニワイバラ(浪花茨)。

「男性が70才の大台を超えるのは大変のことなんだよ」とテニスの先輩が言っていた。
確かに平均寿命こそ78才を超えているが、健康年齢は70才。
意識はしてないものの、明後日誕生日を迎える自分を考えると、現実味を帯びてくる。
エンディングノートは、早すぎるかもしれないが、考えておかなければならない。

♪ああ、東京砂漠~

2012年06月28日 | 都市
♪ビルの谷間の 川は流れない
 ひとの波だけが 黒く流れて行く


高層ビルから新宿の街を見下ろすと、いつもこの歌を思い出す。
そう思いながら、40年以上、東京で生きてきた。

今日、東京都が、脱東電依存のため、東京湾岸に天然ガス火力発電所10基建設の構想を打ち出した。
原発一基に相当する100万kwの出力になるという。
東京オリンピック招致に金を掛けるのは無駄と思うが、こちらは大歓迎だ。

猪瀬副知事が、東電の株主総会に乗り込み、もの申したが、脱原発の株主提案は否決された。
東京・関西以外の7電力会社でも、すべて否決されたという。
大手金融機関など、大株主の数の力で押し切ったのだ。
多数決の論理とはいえ、消費税増税と共に空しい。

♪ため息の出るような~

2012年06月27日 | 
元ザ・ピーナッツの伊藤エミさんが亡くなった。享年71。
もう忘れていたけど、白黒テレビ時代の「シャボン玉ホリデー」を思い出した。
引退後、沢田研二と結婚したこともあった。
その後の消息は知らないが、ともあれ合掌、である。

♪ため息の出るような~ の歌ではないけれど、
ザ・ピーナッツの華やかさには、ラベンダーの紫が似合うような気がする。

♪恋を馬鹿にすんなよ

タチアオイの原産地はヨーロッパとは…

2012年06月27日 | 
学名のアルテアは、ギリシャ語の治療(薬効があるので)という言葉からきている。
日本では、外国から渡来したものなので、平安時代、唐葵と呼んだそうだ。
江戸時代に、今の立葵になったという。
人の背丈ほど、ぐんぐん伸びるから、この名がついたのだろう。

それにしても、葉脈ならぬ花びら脈? までくっきりしていて、妖艶な色である。

正月の食材「百合根」から咲いたユリね !

2012年06月25日 | 
大分前、和室に置いてある紙袋の中から、
キノコのような白い物体が顔を覗かせていた。
ベースにおがくずがある。

気味悪いので、相方に「何これ?」と聞いたら「何それ?」

で、結局、正月料理用の百合根をほったらかしにしていたことが分かった。

陽にあたってないので、ウドやモヤシ状態。
不憫なので、相方が、そのまま鉢に植えかえたら、
みるみるうちに生気を取り戻し、
葉が緑色に変わって、オレンジ色のツボミまでつけた。
その後がこの花である。

オニユリではないか、と思って調べたら、食用になるのは、ヤマユリとオニユリの根。
正解! 他にたくさん種類のユリがあるけど、苦くて食べられないそうだ。

しかし、今年の正月、口に入るべきものが、こんな形で花を咲かせるとは…

たくさんの根が合わさるようにあるので百合根。
百合の語源は、こんなところにあったのだ。

青のアントシアニン

2012年06月24日 | 
紫陽花、三度目登場!
西永福駅前、三時間無料駐輪場から愛車を引き出そうと思ったら、
強烈な青色。それに惹かれて、カメラを向けた。

と、駐輪場整備員(ひたすらきちっと並べるのに執心?)に、
「出すの? 入れるの?」と声を掛けられた。
撮影中断。
「1分くらい待ってくれてもいいのに」

で、この西洋紫陽花である。
額の真ん中の花が咲き始めているのを見ると、
もう終わりに近いのかもしれない。
それにしてもみごとな青である。

アントシアニンとポリフェノールがダブって、
ブルーベリーやブドウなどの紫色のことをさすのだ、と思っていたら、
赤・青・紫などの色素の総称だった。

紫陽花は「味彩」などと、こじゃれな日本料理店の造語にもなっているが、葉には毒がある。
新芽がおいしそうなので、おひたしにしたら、中毒症状を起こした人がいるそうだ。
くれぐれもご用心!

食べ物は絵にならないので店内のステンドグラス

2012年06月22日 | グルメ
日本橋高島屋の裏通りにドイツ国旗を掲げた店を見つけた。
「フランツィスカーナー」日本橋店。
ハンバーグランチ1,000円、ランチビールあります、の惹句に引かれて、
ビルの狭く急な階段を降りた。
膝の痛い相方を気遣い、その旨を店の人に言ったら、
「エレベータもございます」だと。

店内は、ミニビアホールの感じ。ほとんどが若い女性客である。
ドイツといえばハンブルグだろう、てなわけで、相方は所望。
私は生パスタのポークとキャベツ、トマトソース。
そして当然ランチビール。小グラス480円。赤のグラスワイン500円。
ビールは濃い、そしてコクがある。
わずか200mlだが、一気に飲まず、味わい深い。

それぞれのメニューにサラダとドイツパンがつく。
運ばれてきたハンバーグとパスタは、何これ?と思うように、
色、盛り付けもおいしそうには見えない。
「ドイツ料理って、こんなものよ」と相方。
恐る恐る一口、口に運ぶと、「ん~いい味」
讃岐うどんをぶつ切りにしたような生パスタが、
煮込んだポークとキャベツにうまくからんでいる。

一方のハンバーグ。しっかりしたビーフと香料、そしてソースがマッチしている。
つけあわせに五穀米のバター風味。
見かけは悪いが、噛むほどにいい味になってくる。
相方は「今二」、私は素材が牛肉だけに「今半」。
これはちょっとほめすぎか。

帰り、冷蔵庫に見たことのないさまざまなドイツビールの小瓶が並んでいるので、
値段を聞いたら、1,380円だと。
ちと高すぎやしないか。



まるで舞台の書き割りみたい

2012年06月22日 | 建物
日本橋高島屋にシャガール展を見に行った。
人間や動物たちが、無重力状態のように、浮遊する姿が、メルヘンのように描かれている。
不思議世界だ。

その高島屋の前の通りに、ノスタルジックな建物の一部が目にとまった。
三菱UFJ信託銀行日本橋支店。
三井住友信託銀行が、昭和初期の重厚な建物を残して再開発されているのに、
こちらは、入口部分を残しているだけ。

まるで舞台の書き割りのようだ。
バックの真新しいビルの前では、ちぐはぐ。
当時の建物の記念碑的に、残しているのだろうか。

何のための格子?

2012年06月19日 | 都市
新宿駅東口。
向うに見えるのは、ご存知、ALTA。
あの生放送超長寿番組「笑っていいとも!」の収録スタジオがあるビルだ。
何と30年も続いている。司会は森田一義!(苗字を入れ替えるとタモリ)、同い年だ。

メジャーになる以前、ゴダイゴの前座で、
四ヶ国語(おそらくデタラメ)が飛び交う麻雀のネタに大笑いしたものだ。

再開発される前は、たしか新宿二幸や三平ストアがあった。
♪あの時君は若かった~

で、この格子は何?
多分、イベントの時、背景にスクリーンを掛けるためのものだろう。
普段は見通しが悪くなるから、スケルトンにしているのかもしれない。


額に入れたいガクアジサイ

2012年06月17日 | 
梅雨の合間、丸一日、中途半端に降り続いた雨がやんだ。
剪定し過ぎでどうなることか、と思ったガクアジサイが色鮮やかになった。

誰もが知ってる丸いアジサイ、実は、日本固有のガクアジサイが、
海を渡って品種改良されたセイヨウアジサイだ。
ま、今や、こちらの方がポピュラーになったが、もとはといえば逆輸入である。

いずれにせよ、梅雨時に、この花ほど、心を癒してくれるものはない。