kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

なんのために飾るの?

2013年02月28日 | 行事
3月3日は雛祭りである。
といっても、子どものいない我が家には関係ないことだけど…

亡くなった方の遺品整理で、娘さんが「置く場所がないから」といったものを、相方が貰ってきた。
家のあちこちが物置と化しているなかで、ここは整然としている。

3月上旬・巳の日に、災いを人形に託して厄払いをする「上巳節」という由来からすれば、
我が家にも、雛人形を飾る意味がある。
もっとも、こんな現代風の可愛いお雛様に、わが身の災いを転嫁する気にはなれない。

微笑みの円空仏

2013年02月27日 | アート
上野・東京国立博物舘の「特別展 飛騨の円空-千光寺とその周辺の足跡」を見てきた。
本館に入るのは初めてである。
博物館というと、何だか古びたものばかり展示されていると思い込んでいたら、
さすが国立、その重厚さに圧倒される。
明治5年(1872)創設、我が国最古の博物館だ。今年、140周年を迎えるという。
道理で重厚なわけだ。

さて、その円空、生涯12万体もの仏像を彫ったと言われているが、
発見されているのはわずか5350体だそうだ。
ひたすら、仏像を彫ることに人生のすべてをかけていたのだろう。
荒々しい彫り跡は、板画家・棟方志功の版木に立ち向かう姿とダブって見える。
一方で、柔和な表情は、なんとなく心が和む。

圧倒されたのは、三十三観音立像。微笑仏の大集合である。
無論撮影禁止だから、お見せできないが、
博物館の常設展・彫刻部門に、円空仏が一体展示されていた(撮影可)。
そこに微笑仏の一端が垣間見られる。

少し写り込みがあるけれど、ガラス越しにこれだけ撮れるとは、
ニコンクールピクス7000、優れものだ。

気になる色紙。

2013年02月25日 | アート
「心」という字に風情がある。
気になっていた床の間の色紙。

調べたら、京都・小倉山二尊院貫主・天台宗大僧正・羽生田寂純の書。
書をたしなんでいた方から頂いた遺品である。

手前の古備前の水差しは、亡き父の遺品。
室町時代のものと聞いた。
東京大空襲で疎開する時、大八車に載せて難を逃れたという。

その時、私は母の胎内にいた。
もう68年も前のことになる。

羽生田寂純、明治36年生まれ。亡き父の4才上の方だ。
仏教と基督教との違いはあれ、共に宗教家として生きた人達である。

本来は足を向けて寝られないのだが…



こんなでかい熊手見たことない!

2013年02月22日 | 行事
本来は東京・鷲(おおとり)神社、11月の酉の市で売られるものだが、
こんなでかい熊手は見たことない。

高さ4m・横3m・重さ400kg。
鷲神社の寄贈とあれば、納得がいく。
江戸東京博物館エントランスのモニュメントとしては、申し分ない。

この前で、記念写真を撮りたくなるのもうなずける。
ちょっと失礼して、脇から撮らせていただいた。
もう仕事で商売してないけど、ご利益はあるかな?

大分傾いているけど…!?  わかるかなあ、わかんねえだろうなあ!(古!)

2013年02月21日 | 
地域の資源ゴミとして、杉並区は、各地域独自で集めたものに対して、
いくばくかの補助金を交付しているようだ。
町内会の会計報告を見て、驚いた。
杉並区のゴミ収集の一助を担っているということか。

相方はそれにこだわって、半年前の新聞を読んで、処分する分をそれに当てている。
収集する日と曜日は限定され、収集場は少し離れる。

5個の新聞ストック袋を運ばなければなくなった。
自転車の前後の荷物かご・台に乗せて3回。

途中で、少し離れたところ紅い塊を見た。
で、3回目は、デジ1を首にぶら下げて、近くまで行った。

紅梅である。
満開になっていて、あまりフォトジェニックではないけど、
シャッターを切った。

遠くの高圧線がぼかしきれなくて、じゃまだ。
ただの紅梅と思ったのだが、色が濃く、八重であることが気になり、調べた。
多分鹿児島紅梅。あったかいところの産だから、開花も早いのか。

いずれにせよ、寒い日が続くが、春の訪れを知らせる風物詩である。

地下鉄副都心線相互乗り入れ前の貴重な写真

2013年02月20日 | 乗物
東横線渋谷駅が、3月16日、東京メトロ相互乗り入れのため、
ホームが地下5階に移動するという。
この車両9000系は、それに対応できないため、なくなるらしい。
1986年から改良されながら運用されてきた。

相方が、友人と横浜に行くことになって、東横線のホームに行ったら、
たくさん撮り鉄ちゃんが、カメラを向けていたという。
何だか知らないけど、「私にも写せます」(古い広告コピーだね)とばかり、撮ったのがこれ。
ニコン・クールピクスP7000の初撮り。
一眼レフ並みの精度に驚きだ。


悪戦苦闘の満足感

2013年02月18日 | 日記
ひょんなことから、ゲットしたコンデジ・ファインダー付きニコンクールピクスP7000。
ただのバカチョンと思いきや、これがなかなか手ごわかった。

データを見たら、総画素数10.39メガピクセル、光学7.1倍ズーム(35mm換算28~200mm)、
ISO3200(ローノイズナイトモードで、なんと12800)、しかも動画も撮れる(今時当たり前か)。

さてと、分厚い使用説明書を開いたら、機能が多すぎて、とても頭に入らない。
赤目補正、笑顔感知、目つぶり感知、美肌セレクト、ああもういい。
すべてAUTOにしよう。

悪戦苦闘とはこのことか。
カメラのデータをパソコンに接続するには、
付属のソフトをインストールしなければ…。これはうまくいった。

カメラ本体にSDカードを差し込んで一応完了。
(中国製の2GBのカードを、店の言うままに購入。後でカメラの説明書を見たら、推奨には入ってなかった。大丈夫かな)

その前に、内蔵メモリーの写真データをPCに移さなければならない。
これも完了。

で、試し撮り。夕方の我が家のリビング。
蛍光灯下でノーフラッシュ。ワイドながらゆがみが少ない。

これじゃ一眼デジ・ニコンD7Oの出番がなくなってしまう。
なにせ、こいつは9年前、コンシューマータイプが出た、最初の機種だものなあ。

機種変更で、また分厚い使用説明書を読むのはいやだな。
これではカメラ爺とはいえないか。

巴潟なんて力士知らなかったが…

2013年02月17日 | グルメ
江戸東京博物館の帰途、
両国に来たら、「”ちゃんこ”だろう!?」と、
”寺尾”に行ったら、あいにく休み。

さて、11もあるちゃんこ屋で、一見客が選ぶのは無理というものだ。
ままよ、と、ちょっとネットで見た、近くの”巴潟”なる店に入った。
こんな力士知らないな、と思いながらも、友綱部屋は聞いたことがある。
調べたら、魁皇を育てた元関脇魁輝が師匠をしている部屋である。
江戸時代から続く現在11代目の名門相撲部屋だ。

その9代目親方の元小結巴潟が昭和51年に創業したのが”ちゃんこ巴潟”。
”寺尾”や”霧島”とは歴史が違うのだ。

それはさておき、味を確かめるべく、いわば入門編「昼の献立そろい踏み」の中から、
”サービスちゃんこ”と””巴潟弁当”を所望した。共に840円。

ちゃんこは、味噌味に白菜・ねぎ・油揚げ・牛肉のシンプルなもの。
スープが、これまでのちゃんこ屋(といっても西永福しか知らない)とは違う美味しさである。

一方の”巴潟弁当”は、肉豆腐・中落ち・白身魚の干物・クリームコロッケと、弁当というよりは御膳風。
昼ビールのつまみにも、申し分なかった。

今度は、次回、同博物館で開催される”八重の桜”展の帰り、
ちゃんこ昼食”幕内”なるものを食してみよう。



「尾張徳川家の至宝」展に権力のすごさを見た!

2013年02月15日 | アート
両国にある江戸東京博物館の特別展「尾張徳川家の至宝」を見にいった。
開館20周年記念だそうだ。
そういえばオープン時に取材したっけ。

鈴木都知事時代、都庁や国際フォーラムなどとともに、箱物行政の一つとして建てられた。
起債を乱発し、東京都を赤字に転落させたものの一つだ。

それはさておき、「尾張徳川家の至宝」展である。
徳川御三家筆頭の名門大名、家康の9男・義直が初代だそうだ。
10男・頼宣が紀伊、11男・頼房が水戸。
家康が死んだ時、まだ、17才・15才・14才である。

家康の子は11男5女。う~ん。
9男の前は、3男・家忠、6男・忠輝以外、自殺や病死などで早世している。
それで、9男以降が、後の御三家になったわけだ。なるほど納得。

平日にもかかわらず、じっちゃん、ばっちゃんで、結構混んでいた。
名古屋にある徳川美術館の収蔵品1万数千点のうち、武具刀剣・銃、茶の湯・香・能等の道具のほか、
和歌や絵画・楽器など、230点が公開されている。
名刀、村正・正宗・虎徹等の前は、皆立ち止まって、なかなか進まない。
全部見るのにたっぷり1時間かかった。

以前行った「細川家の至宝」展も見応えあったが、
将軍家の後ろ盾のある尾張徳川家の権力のすごさを垣間見た気がする。
「尾張名古屋は城で持つ」ってか。

情熱のフラメンコ !

2013年02月14日 | アート
ブロ友の方の友人が、フラメンコを踊るという。
で、その写真をどう撮るか、悩んでいるらしい。

リングまわしなんてテクあるらしいけど、そんなの知らない。
動きを表現するか、静止状態を撮るか、どちらがいいのか。

で、私の場合。
NIKON・D70、ISO1600に設定してAUTO。
ストロボ発光しないようにし、ただ、無我夢中で撮った。
カンテがボケっとしてるのと、ギタリストが入っていない。
それでも雰囲気は出せたような気がする。