kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

丘の上じゃないけど・・・

2016年04月19日 | 
近所の空き地に、ヒナゲシらしき花の群生があった。
広い古家が取り壊された後の更地である。

この界隈は、一部の新築分譲住宅の若いファミリー以外は、随分前から住んでいる高齢者ばかりだ。
その家も、腰の曲がったお婆さんが、庭の草むしりをしているのを一度見ただけで、
引っ越されたのか、亡くなられたのか、詳しいことはわからない。

閑話休題。
空き地のヒナゲシである。
オレンジ色一色。逆光で美しく見えるが、ポピーのように華やかではない。
調べたら、ナガミヒナゲシ。
漢字で書くと長実雛芥子。確かに実が長い。
一つの実に1600個ものケシ粒が入っているそうだ。

帰化植物で、1961年に世田谷区で確認されたという。
輸入穀物の中に紛れ込んで渡来したらしい。
旺盛な繁殖力で、今やほぼ全国に広がっている。
雑草化しているが、こんなにきれいなら、ペンペン草よりはましだろう。