kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

初春を迎える準備、上野・寛永寺清水観音堂

2012年12月31日 | 
年の瀬に上野・寛永寺を訪れるのは初めてである。
すでに謹賀新年が掲げられている。
今年はどんな年だったのだろう。
振り返ってみると、もっともサプライズは、いずれ予想していたとはいえ、年末の政権交代だろう。
第三極などと、メディアはあおっていたが、茶番になった。

もう一つは、午後3時前後から、テニスコートに年間258日、通ったこと。
雨、風、雪の日以外(火曜日の全面貸コート日除く)テニスをしていたことになる。
仲間と会えるのが嬉しい。
毎日ジョギングを続けていると思えば、何ということはない。

年の瀬

2012年12月29日 | 現場
人混みが嫌いである。
駅構内の通路、美術館、街中の交差点、デパ地下…
立ち止まることが許されない。

年の瀬。
瀬とは、水の流れが速いところをいう。
年末の人の流れ、年の瀬という表現は言い得て妙だ。

ごぞんじ上野・アメ横。
よせばいいのに、カメラ爺は、好奇心まるだしで人混みに入っていく。
「まぐろ4,000円が1,000円だよ! 1,000円!」
確かに安いのだろうが、もともと4,000円が妥当な値段なのだろうか。

若いカップルが、購入する。
隣の店の若い衆が
「値切ればもっと安くなるよ」とつぶやいた。
一体、ここの価格帯はどうなっているのだ。

確かにスーパーなどより安いのは事実だが、
量が半端じゃない。
声につられて買いこんだら、とても食べきれないだろう。

相方が、キューブのコンソメとカップスープを買ってきた。
「ええっ? それって、なんでアメ横なの?」
「ちょうど、きれてたから」
あっけらかんとしたものである。
もっと別なもの期待してたのに…




誰も走らない?

2012年12月28日 | 乗物
いつも大混雑の京王・井の頭線の渋谷駅ホーム。
乗降客が過ぎされば、ひととき、こんな光景が見られる。

ホームの一角がリニューアルされ、男子トイレのオブジェ風の小便器に、
標的シールが貼られていたのが、今やすべてはがされた。

憂歌団のヒット曲「おそうじオバチャン」じゃないけど、
あえて聞いてみた。
「ありましたねえ、あれなんだったんでしょう。シールだからすぐはがせるんですよ」
「・・・・・・」


昼なお暗い路地、ごぞんじ円山町

2012年12月27日 | 都市
怪しげな路地である。
明治以降花街として知られ、80年代までにぎわっていたが、今ではラブホ街である。
狭い路地に派手なカタカナ名のホテルが軒を連ねる。
東急・Bunkamuraミュージアムから渋谷駅に向かう近道のため通るが、
けばけばしくて気分のいい道ではない。

渋谷・ラブホ街入口のレストランに入った !

2012年12月26日 | グルメ
渋谷でランチする時は、当たり外れがないので、マークシティが多い。
今回は、Bunkamura ザ・ミュージアムで禅画「白隠展」を見た後、
相方が、飛び込みで「RAIZ」なる店のランチメニューを眺めて、私を促した。
ビーフ、ポーク、チキン、魚介類など、バリエーションがあるので「ま、いいか」である。
しかし、場所が場所、ラブホ街の入り口。
ラブホではないものの、ホテルの1階である。

入って見ると、アンティークなテーブルと椅子。
雰囲気は悪くない。女性店員も感じがいい。
ガラス張りで明るい雰囲気だが、通りを若いカップルが行き来するのが気になる。

相方はビーフの網焼き、私はチキングリルと白身魚のフライのセット。
それに生野菜、ショートパスタ、ポテトなどのサラダバーと、プリン、ゼリー、パウンドケーキのデザート、
コーヒーまたは紅茶である。
これで1,000円。CPは満足である。
生ビール小600円はちょっとね。
「昼間から飲む人なんていないんだから当然よ」と相方にいさめられる。

アツアツのチキン、タルタルソース添えのフライ、それに相方のビーフのつまみ食い。
ごはんもふっくらやわらかくてGood!
たっぷりのサラダ、デザート、コーヒーまで、私にはいささかヘビーと思えるランチだったが、満足である。

ただ、隣席の若い女性と白髪混じりの男性のカップルが気になった。
場所柄、考えすぎか…

無原罪のお宿り(部分) エル・グレコ展リーフレットから複写

2012年12月25日 | アート
イエス・キリスト生誕2012年(実際に生まれたのは紀元前4年頃らしい)祭、Xmas。
この日になると、にわかに聖書を開いて、キリストが誕生する部分を読みたくなったり、ヘンデルのオラトリオ「メサイア」を聴きたくなったりする。
牧師の家に生まれ育ったDNAがそうさせるのだろうか。
今、その全曲のCDをBGMにしてキーボードを打ち込んでいる。

ハレルヤ(主をほめよ)のところにくると、なぜか涙ぐんでしまう。
意味が分からなくても聴きごたえのある宗教曲だ。

その反面、宗教画には、さほど感動しない。
それでも、来年1月19日から、上野・東京都美術館で開催されるエル・グレコ展は見に行きたいと思う。
没後400年だという。
なかでも、高さ高さ3mを超える祭壇画「無原罪のお宿り」の実物は、見たい。
でも、ツタンカーメン展と同じように混むんだろうなあ。

師走ならぬ子走 ?

2012年12月24日 | 公園
上野・国立科学博物館前。
なんだか場違いな子供たちの集団が列をなしていた。
調べたら、特別展「チョコレート展」をやっているのだ。
なら、わかる。
小学生低学年だろうか。
前のほうの子たちが走り出した。
噴水を見て「泳ぎた~い」だと。
この寒いのにか?

西郷さんが泣いている、ように見える。

2012年12月23日 | 公園
上野恩賜公園の一角にある新ビル3153(サ・イ・ゴウ・サン)のエレベーター。
屋上に出ると、いきなり目の前に現れるのが、西郷さんの銅像だ。
青銅が腐食して、涙を流しているように見える。
「この国どげんかせんといかん」(どっかで聞いたことある…)
明治維新の立役者が、平成維新にもの申しているのかもしれない。

東京国立博物館140年・森鴎外生誕150年記念碑

2012年12月22日 | 公園
上野・東京国立博物館平成館へ、日中国交正常化40周年特別展「中国王朝の至宝」を見にいったら、
前庭に見慣れぬ記念碑があった。
森鴎外総長室跡。森鴎外は晩年の4年半、帝室博物館総長を勤めたという。
今秋、11月6日、博物館140年・鴎外生誕150年を機に、記念碑を建てたそうだ。
道理で新しいはずだ。

特別展も日中国交正常化40周年記念。
尖閣諸島問題でぎくしゃくして、40周年記念式典は中止になったが、こちらは開催された。

紀元前13世紀の殷から13世紀の宗まで、2,600年間、歴代王朝の至宝を展示している。
金・銀・青銅・三彩陶など、緻密な装飾品は、日本の歴史とはまったく違うスケールの大きさが感じられた。

ただ一般の美術展などと異なり、ミュージアムショップで「買わなくても・イイヨ、見る・ダケ」とたどたどしい日本語で売り込む店員の姿は、わずらわしかった。