kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

気の早い七夕飾り

2017年06月25日 | 行事

7月7日は七夕である。
まだ2週間近くも先のことではないか。
神田小川町商店会は、早くも銀行支店の入口に七夕飾りを設置した。
竹の葉に五色の短冊をかけ、それぞれの願い事を書いたシンプルな飾りつけだ。

わが故郷、仙台商店街の旧暦七夕の豪華な飾りつけとは比べようがないが、
その素朴な願いには好感がもてる。

靴屋、書店、喫茶店、蕎麦屋、ラーメン屋、楽器店、文具店など、
新旧入り混じった専門店があるのも、小川町界隈の特色だ。

「江戸っ子だってね」「神田の生まれよ」そんな会話が、
七夕飾りのもとで交わされるのだろうか。
そんなわけないか。

混沌とした神田西口通り

2017年06月23日 | 都市
月一の神田・キリスト教診療所通いの日。

西口通りのランチタイム。
この行列、お目当てはカレーかラーメン、はたまた定食か。
2階の広告パネル写真が気にかかる。
こちらは夜の部か。

が、カメラ爺は並んでまで食べる気はない。
で、いつものルート。
西口駅前の日高屋である。
1階は満席でも、2階は、席にゆとりがある。

一人の若い中国人?の女子店員が、忙しく注文を聞き、
出来上がった麺類などを運ぶ。

カメラ爺は、生ビール(310円)・中華そば(390円、なぜかラーメンとは言わない)それに無料サービス券持参の餃子(210円)。いずれも税込み価格。

満足、満腹、しめて700円。神田までの往復電車賃とほぼ同じだ。
デフレ価格に感動すら覚える。

それに比べて、薬価の高さよ。ジェネリックのない薬があるため、合計5840円!
我が身を守るためには仕方ないか。


小堀遠州の燕庵再現

2017年06月21日 | 趣味
梅雨前線の北上で、風・雨、大荒れの天気である。
こんな時は、家にじっとしている他はない。

月初、上野・東博に、特別展「茶の湯」を見に行ったことを思い出した。
小堀遠州設計の茶室、燕庵(国宝)が再現されていた。

今や女性の習い事になってしまっている感のする茶道だが、
もとはといえば、足利将軍家、武士のたしなみだった。

カメラ爺の若かりし頃、父が、若い女性相手に、自己流で茶道の点前をしていたことを思い出す。
炉を切った六畳間で、和服姿の父と女性が茶をたしなむ姿に、心がときめいた。

そんなことがなければ、茶の湯に興味を持つことはなかっただろう。
茶碗や茶室を見ると、やすらぎのようなものを感じるのだ。

現役のころ、全国各地を訪れ、名園、名庭を見た。
その中に、小堀遠州設計の庭がいくつもあった。
縁側から眺める庭の美しさに感動したことを覚えている。

東博の展示で、彼の茶室が見られたのは、また、すばらしかった。

街角の風景

2017年06月19日 | カフェ

街中で、コーヒーを飲みたいとは思わない。
が、ランチタイム、格安のコーヒーチェーン店は、
ご覧の通り、客で埋まっている。

昼休みの時間つぶしか…
会社のデスクにいるよりは、
コーヒ-が飲めて、スマホを見られるとなれば、
多少のストレス解消になるか。

いまだガラ携のカメラ爺には、スマホに釘付けになっている人たちの行動がわからない。
寺山修司の著書をもじれば、「PCを捨てよ、町へ出よう」ってか。

が、時折、デートをしているらしいカップルが、
互いに話すでもなく、自分のスマホを見ていることがある。
その光景は、なんなんだあ、と思わざるをえない。

スマホ依存症という言葉も、あながち否定できない。

「柏葉アジサイ」というらしい

2017年06月17日 | 

梅雨入りというのに、さっぱり雨が降らない。
が、この時期、元気なのがアジサイである。
リトマス試験紙のように、土が酸性、アルカリ性によって、花の色が青・赤と言われる。
だったら、白はどうなんだ、と思ったら、もともと色素がないためらしい。

神田川沿いに咲いていた、この花、柏葉アジサイというのだそうだ。
花の形もユニークだが、葉も独特だ。
確かに名前の通り、柏の葉に似ている。

あまたあるアジサイの中でも、ちょっと変わっている。
これはスノーフレークという品種。
毎日、テニスコートに通う途中、目を楽しませてくれる。
このまましばらく雨は降らないでほしい。

ストロベリームーンは赤くなかった!

2017年06月09日 | 


今夜は月が赤く見える「ストロベリームーン」、と張り切ってカメラを構えた。
が、いつもの満月と変わらない。
改めてネットで調べたら、ネイティブアメリカンが、6月、イチゴの収穫時期の満月を、そう呼んだことからきているという。
早とちり! 

太陽が赤く見えるのは、梅雨時、空中の水分が多いため、月の出時に赤い色を強く感じるためだが、気象庁の梅雨入り宣言後も、雨は降らず、いつもの月と変わらず、期待外れ。

この日は、月が大きく見えるスーパームーンに対して、地球から月が最も遠くなるため小さく見えるというが、それもあまり感じられない。

天体ショーに振り回された夜だった。

戦乱の世の仏像

2017年06月08日 | 
会期末間近、日本橋室町の三井記念美術館で「奈良西大寺展」を観た。
地味な展覧会のせいか、混雑が気にならない観客数である。
が、老々カップル、若者カップルが、小声ながら、連れに訳知り顔で解説するのが気になった。
黙って鑑賞しろって。

奈良・東大寺は何度か取材で訪れてはいたが、西大寺については全く知識がなかった。
鎌倉時代の高僧、叡尊のことも知らなかった。

なんとか知識を得ようと、解説を読み続けていたら、疲れ果ててしまった。
なぜ、この時代、こんなに寺・仏像が作られたのか。

戦乱が続き、人々の心は疲弊し、仏に救いを求めたのだろうか。
穏やかな表情の菩薩像には、心が癒される。

なんてなことを思っていたら、会場の休息どころで寝入ってしまった。
心地いい休憩時間だった。

サボッテンの花咲いた!

2017年06月04日 | 


サボっていたわけじゃないけれど、
エイリアンの子どもみたいな花芽が、
「今にも咲きそう」と思っていたら、
いきなり花開いた。

懐かしい♪東京砂漠のヒットは31年前のこと。
この時代は、東京が砂漠になるのではなく、
大都会に生きる人々の心がすさんでいく中で、
「あなたがいれば、生きていける」とうたった。

わが家の猫額の庭の片隅で、サボテンの花が咲いた。
鮮やかな紅である。

もともと砂漠のなかで育つ植物。が、鉢が小さいままなので、
母体はさほど大きくはならない。
相方が「水やりが足りないんじゃない?」
「(サボテンに水やるか!)」

と言いつつも、実はほったらかしで、サボテンの育て方を知らないのである。