kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

隠れ家レストラン「ズッケロ」再登場!

2014年12月30日 | グルメ
昨日、うすら寒い小雨模様の中、
知人の誘いで相方と一緒にプチ贅沢のランチを食べることになった。
桜上水の隠れ家レストラン「ズッケロ」
10人も入ればいっぱいになるイタリアンの小さな店である。

今年の夏以来、半年ぶり。
予約は入れておいたのだが、年も押し迫っているせいか、先客はいなかった。

Aランチ1,500円(税込)。前菜、パスタまたはニョッキまたはリゾット。そしてデザートとコーヒー。


トマトソースやリゾットは「なんだかなあ」と思うカメラ爺は、生バジルのぺペロンチーノを選択。
「いつもおんなじなのね、ぺペロンチーノって何にも入ってないじゃない」と相方。
「そこがいいのだ」
ニンニク、赤唐辛子、オリーブオイル、それにバジルをからませる。いたってシンプルだ。
ドリンクは赤ワインデカンタと瓶ビール。

前菜がまた一工夫してある。シーチキンと思ったら、チキン。別のこりこり感は豚耳だという。
いつぞや「いろいろ凝っているんですね」と言ったら「料理人ですから」とマスター。

たわいのない近況を話しているうち、パスタが運ばれ、デザート、コーヒーとなる。
デザートのイタリア版プリンのパンナコッタ、ミカンのシャーベットが、舌に心地よい。

食事が終わるころ、2組の客が来た。そろそろ退散する時間だ。
気がついたら男性はカメラ爺のみ。
女性に気に入られる店なのかもしれない。


スモッグから解放される年末年始

2014年12月28日 | 都市
先日、久しぶりに新宿に出た。
快晴。いい写真が撮れると思い、西口Lタワー28Fに上がってファインダーを覗いた。
雲ひとつない青空なのに、遠くのビル、スカイツリーがかすんでいる。
改めて東京のスモッグのひどさに唖然とした。

人の体は、それに順応すべく、呼吸器官を守るため、鼻毛が伸びる。
その東京に、いま1,340万人もの人々が生きているのだ。

年末に 大勢の人々が、帰省する。
多くの企業が休み、車の通行量も激減。
東京に真っ青な空が戻ってくる。

でも「東京にも空はある」と智恵子は言わないだろうな。?

東京駅メモリアルライトアップ!

2014年12月26日 | アート

東京ミチテラス2014の一環、東京駅メモリアルライトアップ。
チラシによると、「大正浪漫の色彩」だという。
東京駅開業100周年を記念してのライトアップ。

大正浪漫がどんなものか知らないが、この色は、派手なラブホのイルミネーションにしか見えなかった。
先日、100周年記念のスイカ販売で混乱した東京駅だけに、警察や臨時の警備員が声を枯らして誘導している。

新丸ビル7Fベランダが、絶好の撮影ポイント思ったのだが、無粋にも「点検中なので開放はできません」だと。
で、やむなく地上へ。
明日から年末年始の9連休とあって、大変な人出である。
年中無給のカメラ爺は、ひたすら困惑するのみ。

が、関連イベントの丸の内イルミネーションは、仙台の定禅寺通りの木々のライトアップを思い出させてくれた。
ひと時、何年も足を運ばないふるさとへ思いを馳せた。

聖夜・静夜

2014年12月24日 | 行事
こんな地味なクリスマスツリーは初めて見た。
サンタクロースに象徴される赤がまったく使われていないのだ。
西新宿・Lタワービル地下のコンコース。
いくつか同じツリーが置かれていたが、これまでのイメージとは異なるコンセプトのデザインなのだろう。

色だけでなく、人がまったくいないのも淋しい。(奥に女性が一人写っているけど…)
西口広場もクリスマスムードが希薄だ。
ミニスカサンタクロースコスチュームの女性が
「クリスマスケーキいかがですか~」と声をからしているのが空しい。

今夜はキャスリーン・バトルの「聖夜」(クリスマス聖歌・アダン)を静聴しよう。

「my sky hole 85-2 光と影」(井上武吉作1985年)

2014年12月21日 | アート
上野公園の東京都美術館前で、いつも気になる球体のオブジェがある。
調べたら、箱根彫刻の森美術館の設計者・井上武吉(1930-1997)の作品だという。

「my sky hole85-2 光と影」
いつもなら通り過ぎるだけなのだが、美術館2Fのロビーから眺めると、まったく新しい作品に見えた。
まさしく「光と影」である。
太陽に反射する球体の鏡。そこには普段目にする作品とはまったく違うものに見えた。

東京駅開業100周年の朝、大混乱!

2014年12月21日 | 
昨日、東京駅開業100周年を迎えた。
それを記念したスイカの限定販売に、客が殺到し大混乱している様子を、東京新聞の夕刊で見た。

記念グッズのマニアがこれほどいたとは、JR東日本も予想しなかったのだろう。
スイスイカードがスイスイいかなかったのでは、シャレにもならない。

購入した人の一部が、すぐさまネットで売りに出し、20倍以上の価格で落札されたという。
明らかに、過剰人気に乗じた転売目的としか言いようがない。

2年前、空中権売却を原資に500億円もかけて復元した東京駅。
おかげで新名所になり、2017年には駅前も再整備され、丸の内広場になる。

カメラ爺は、またお上りさんよろしくでかけて、向かいにある新丸ビルから撮るんだろうなあ。



今年の初霜柱!

2014年12月18日 | 現場
昨日からの冷え込みが厳しい。
北海道の寒波は、TVニュースで見たが、
わが杉並区も、最低気温-2℃。

寝惚け眼で見た部屋のデジタル温度計は、3.7℃。
温風暖房機をつけなければ、とても起きる気になれない。

北西の風が強く、近隣の木々の葉がゆれている。
それでも、午後、チャリでテニスコートに向かう。

途中、宅地造成されている盛り土に、霜柱が立っていた。
この冬初めて見る光景だ。

何とも力強さを感じさせられる自然現象。
カメラ爺も「寒さに負けてたまるか」とシャッターを切った。

ポインセチアではありません!

2014年12月18日 | 紅葉
この植物ほど四季折々、色どりを楽しませてくれるものを知らない。
新緑、馬酔木(あせび)に似た白い花、そして紅葉…

巷では、クリスマスが近づいて、ポインセチアが花屋の店頭を飾るが、
赤の鮮やかさはドウダンツツジも負けてはいない。
「ドウダ、ン?」と自己主張をする。

和名の灯台躑躅(ドウダンツツジ)は、昔、夜間に灯りをとる台の脚に似ていることから「トウダイ」転じて「ドウダンになったという。
実物を見たことないからわからないが、時代劇に出てくる蝋燭(ろうそく)以前の、油で灯す明かりのことか。

ともあれ、陽の光を浴び、ひと時、寒さを忘れさせてくれる赤に圧倒されてしまった。

誰も買わない柿だけど…

2014年12月17日 | 公園
柿食っても 鐘は鳴らない 某公園 (正岡四季)

北日本、西日本で天気が大荒れになるそうだ。
関東も強い南西の風が吹く。
この柿も一日のうちに落ちてしまうのだろうか。

京都・嵯峨野に落柿舎という草庵がある。
芭蕉の弟子・向井去来の別荘だったところだが、売る契約をしていた庭の柿の実が、大風ですべて落ちてしまったため、この名をつけたという。

現実を見れば、解散選挙の結果、政権は安定だが、原油安で、ロシアを始め、資源国通貨は急落、マネーは円に向かい円高。株式市場も急落、日銀の異次元金融緩和の11月初旬に戻ってしまった。振り返って見れば、ミニバブルだったということか。

日本はデフレ脱却と言いながら、インフレどころか、今度は、不況下の物価高、スタグフレーションに陥りつつあるようだ。
いつも口癖のように言ってるけど、自分の身は、自分で守るしかない。

十三回忌!

2014年12月14日 | 行事
昨日は母の命日であった。
今ある自分は、第二次大戦末期、身重の母が実家に疎開した故にあるのだと思う。

クリスチャンホームに育ったせいか、仏事に疎く、これまでは「亡くなって何年になるかなあ」程度の認識しかなかった。
それが、急に思い出したのだ。
調べたら、十三回忌。
「もうそんなになるか」が実感である。
七回忌以降は、それまでの十王信仰から十三仏信仰になった鎌倉時代に行われるようになったという。

十二支が一巡したら十三回忌を勤めるというのも、なんでも取り入れてしまう日本的考えか。

まだ、彼岸には行きたくはないが、ことさら、自然の美しさに引き込まれてしまうのは事実である。
ブログにコメントを寄せてくれたあざみさんの言霊が気にかかる。

69歳で亡くなったのは、長兄をはじめ、テニス先輩も数多いる。

通り過ぎてしまえば何のことはない齢なのかもしれないが、自重するにこしたことはない。
「この道しかない」「ぶれない」
どちらも聞いたことのあるキャッチフレーズ、空々しいけれども、自分自身に置き換えれば、力のある言葉ではある。