京橋・ブリヂストン美術館に、没後100年 青木繁展を見に行くことになった。
少しは別の街の風景を、と、デジ1を首にぶら下げて行ったのだが…
井の頭線西永福駅で、ステンドグラスを見つけて、カメラを向けシャッターを押した。
とたんに電池切れのマーク。ああ。ナンタルサンタルチア!
相方のおすすめ、日本橋の老舗美國屋のうな重も撮りそびれた。
けれども、ビールのお通しの肝煮に、まず、う~ん!
次いで出てきた、小さめの重は、炊きたてのごはん、脂ののったやわらかな身にまとわりつくタレ…至福のひと時である。
この店、昭和21年、焼け跡の日本橋で、「美しい國に」との願いを込めて、うなぎかば焼屋を始めたそうだ。
で、青木繁展、である。
好きな画家だが、「海の幸」と「わだつみのいろこの宮」を、昔、美術の本で見たことがあるだけだ。
28歳8ヵ月の生涯…。友人の画家・熊谷守一が97歳で亡くなるまで絵を描き続けたのとは対照的である。
2作品のうち、「海の幸」の躍動感は、力強い。
それに比べて、絶筆の「朝日」は、おだやかな波と太陽が、気持ちを安らかにさせてくれる。
わずか6年のうちに、こんなに表現が違ってくるのか…
それは、若くして、死期を悟った心がもたらしたものなのかもしれない。
少しは別の街の風景を、と、デジ1を首にぶら下げて行ったのだが…
井の頭線西永福駅で、ステンドグラスを見つけて、カメラを向けシャッターを押した。
とたんに電池切れのマーク。ああ。ナンタルサンタルチア!
相方のおすすめ、日本橋の老舗美國屋のうな重も撮りそびれた。
けれども、ビールのお通しの肝煮に、まず、う~ん!
次いで出てきた、小さめの重は、炊きたてのごはん、脂ののったやわらかな身にまとわりつくタレ…至福のひと時である。
この店、昭和21年、焼け跡の日本橋で、「美しい國に」との願いを込めて、うなぎかば焼屋を始めたそうだ。
で、青木繁展、である。
好きな画家だが、「海の幸」と「わだつみのいろこの宮」を、昔、美術の本で見たことがあるだけだ。
28歳8ヵ月の生涯…。友人の画家・熊谷守一が97歳で亡くなるまで絵を描き続けたのとは対照的である。
2作品のうち、「海の幸」の躍動感は、力強い。
それに比べて、絶筆の「朝日」は、おだやかな波と太陽が、気持ちを安らかにさせてくれる。
わずか6年のうちに、こんなに表現が違ってくるのか…
それは、若くして、死期を悟った心がもたらしたものなのかもしれない。