kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

林 子平が、小笠原諸島を日本の領土として記録していたとは!

2010年10月31日 | 旅行
再び故郷仙台の話。
仙台名産の一つ、支倉焼が支倉常長にちなんでつけられたのは知ってたけど、林子平のことは、歴史上の人物程度。
秋保温泉行きの県庁前のバス停前。見慣れぬ銅像があったので、近寄って見ると林子平。
お恥ずかしいことだが、そんなに仙台と深いゆかりのある人物とは思いもしてなかった。
あわてて調べたら、「三国通覧図説」なるものを著わし、それが、のちにペリー提督との日米交渉の領土問題で、小笠原諸島の日本領有権を示す根拠になったというのだ。それも、日本で発禁になっていたため、ドイツ語・フランス語訳だったというのも情けない。北方領土・尖閣諸島にそんな翻訳本はないのか。(ちょっと飛躍し過ぎ)
晩年蟄居させられた彼は、「親も無し 妻無し子無し 版木無し 金も無けれど死にたくも無し」と詠って、号を「六無斎」としたという。う~ん、故郷のこと知らなさすぎだ。
ついでにトリビア。ハヤシライスの考案者は、彼の子孫(実は子平の姉の子孫)だという。ほんとかね。




焼物ついでに・・・

2010年10月30日 | 焼物
↓焼物の写真のついでに、同じところでもうひとつ。
コースのセレクトで鴨汁蕎麦頼んだら、なんと器が、小ぶりの赤楽抹茶茶碗風。
贅沢です。どんなものに使おうが、持ってる人の勝手じゃん、てかっ。
よく合います。蕎麦の皿が、最近流行ってる白の角皿。でも、器同士ががけんかしてませんね。
この白い器、和・洋・中、オールマイティー。
女性オーナーのセンスに拍手です。

何焼? と言うほどのものではないのですが・・・

2010年10月29日 | 焼物
妹が通ってるテニスコート近くの、蕎麦レストランで、素敵な湯桶(とは言えないか)が出てきました。
「何処の焼き物?」と聞いたら、「ある作家の方のもので、何処かはわかりません」。
でもいいですね、好みです。
蕎麦懐石風で、前菜から、蒸し野菜など、おいしかったのですが、肝心の蕎麦の時には、結構おなかがふくれていました(泡のせいもあるけど)。
今度行ったときは、蕎麦で真っ向勝負しよう。

木(気)になる花

2010年10月29日 | 
大きさが30cm近くもある花を、住宅の玄関先で見かけた。
まるでラッパのようだ。気になって、調べたら、おあつらえ向きにエンジェルストランペットの名が出てきた。
「天使のトランペット」ねえ・・・うまいネーミングだ。しかし、聖画で弓を引いてるキューピッドは見たことあるけど、ラッパはないぞ。
和名はキダチチョウセンアサガオ。いきなりロマンティックじゃなくなった。
原産は南アジアなのに、なんで朝鮮なんだ。この場合のチョウセンは特定の地域ではなく、海外から入ってきたことの意味だそうだ。朝鮮人参とは違うのだ。紛らわしい。
妖艶な花からもわかるように、有毒植物。幻覚症状が現れるので、ドラッグにも使われるようだけど、花を見るだけにしよう。

ちょっと季節外れだけど・・・

2010年10月28日 | 都市
上野・国立博物館の平成館へ、ある展覧会を見にでかけたら、大きな窓?が、まるで額のようになっている。
あいにくカメラを持ち合わせていない。で、相方のコンデジを借りて撮った。
斜め前の表慶館が写りこんでいる。平成館の設計者はこんなことまで考えていたのだろうか。
「何やってんの~」相方のいらいらした声が聞こえる。「わかってる」って。

鬼子母神が手にしている果実は何?

2010年10月26日 | 
東京で「ざくろ」といえば、しゃぶしゃぶ、ですよね。随分昔に行ったことあるけど・・・
今日は、そんな話ではない。

恐れ入谷の鬼子母神は、子を抱きながら、何と石榴(ざくろ)を右手に持っているのです。
そんなこと、実は、お釈迦様でもご存知ある、のですね。

その昔、子供が500人もいるのに、人の子をさらっては食べていた鬼子母神のことを知った釈迦は、その末子を隠してしまう。
悲しみにくれた鬼子母神に「あなたの食べていた子の母は、みんな同じように嘆き悲しんでいる」と諭したところ、自分の非を認めて帰依したという。
そして、どうしても人の子が欲しくなったら、これを食べなさい、と渡したのが石榴なのです。
割ってみると、実(子)がびっしり詰まってますね。
あの独特のすっぱさは、人の味? という俗説も、あながち否定できません。

一月の誕生石ガーネットを石榴石と書くのも、真っ赤な原石が、石榴の実のようだからなのですね。う~ん、なるほど。

鳴かないホトトギス

2010年10月25日 | 
鳴かないホトトギスで、話つくろうと思ったら、とんでもない変句(返句)が出てきた。

 鳴かぬなら それでいいじゃん ホトトギス 織田信成(織田家の末裔、信長への返句として詠む)

写真は花だから、無論鳴かない。花びらの斑点が、杜鵑の胸にある模様と似ているのでこの名がついたそうだ。漢字では区別がつくよう杜鵑草と書く。読みにくいからカタカナの方がいいね。アップにすると、花言葉「秘めた思い」分かるような気がする。

御神木も生きているのですよ!

2010年10月24日 | 
山形・山寺立石寺奥の院の仙台・秋保大滝不動堂。
お堂の脇に、銀杏?の御神木がありました。寺に注連縄?と思ったのですが、神仏混淆の名残でしょう。
近寄って見ると、幹にびっしり一円貨が押し込まれているではありませんか。
いかに安易に御利益を望むにせよ、これじゃ木がかわいそう。
かといって、注連縄の前に、さい銭箱置くのも、なんだかなあ、という感じです。
ご住職は、植物保護の立場からどう判断されているのでしょう。