果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

雨の独り言と私の作品

2021年08月16日 10時58分36秒 | 日記・エッセイ・コラム

秋雨前線に支配された日本列島の各地で大雨の被害が出ている。
何でも度を超すと負の連鎖が始まるのは、私のいる農業会では日常茶飯事。
成長がゆっくりと進む柑橘類は、どんな弊害が出てくるか分からないが、
露地と違って温室の中の柑橘類は一時の避暑状態で、
こちらにとっては良い状況と言える。
無農薬レモンと無農薬レモネーディアの収穫が徐々に迫り来るのは、
私の心の奥底にある戦場心理へ働きかける。
楽しみであり、連続した緊張の始まりでもある。
ここから最後の仕上げだが、病気が出ないことを祈るのみと雨に濡れるレモンたちを見る。
いや考えられる対策はすでにしてあるといった方が良いのか・・・。

奥三河の間伐材で作ったプランターに植えてあった私の作品が
とうとうem canpusの低層階の屋上に並べられた。
レモン、ローズマリー、アロエベラ、レモングラス、アロマティカスといった我が子たち。
屋上という熾烈な環境中、最大限のパフォーマンスを上げるのにはどうしたらよいか?
これから3年ほどのランディング期間で、解決して行かなければならない。
いろいろな人にそんなの無理と言わしめた挑戦は、生産者と料理人の冒険旅行になる。
イノベーションは緩やかな航海である。
今まで培ってきた、無農薬レモンの鉢植え栽培のノウハウがこの航海に役立つだろう。
理解ある仲間たちの寛容さに支えられての船出、行き着く先は10年後のサンセバスチャン。
東三河フードバレーへの縦糸の準備が始まった。

河合果樹園

 


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