果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

青葉羽衣と段戸山三河炭焼き塾

2013年06月30日 13時28分39秒 | 日記・エッセイ・コラム

無農薬レモンの温室の中では通称ハトと呼ばれている
アオバハゴロモが樹液を吸ってレモンの木にダメージを与えている。
漢字で書くと青葉羽衣、何となく色っぽい名前であるが
私にとっては静かに時が過ぎるのを待つしかない害虫だ。
幼虫は綿を纏い、忍者のようにジャンプして身をかわす。
時々身をかわしながら修行の足りない輩は、蜘蛛の巣に捕まり淘汰される。
そんな輩ばかりならいいのだけど・・・。

6月22日(土)、豊橋百儂人の総会の中で、
段戸山三河炭焼き塾での炭焼きを体験してきた。
豊川の源流、山の神気ある水を育む段戸山の空気をおもいっきり吸い込みながら
原木を切ったり、薪割りをしたり、薪を釜に入れたり出したりしました。
炭焼き小屋の周辺の景色に溶け込んで、文字による彩りが至るところにちりばめられていました。
その想いは時を超えて、この段戸山で生き続けて行くのでしょう。
斎藤和彦さんが人々の心の中とここ炭焼き塾でいまでも呼吸をしているかのように。
そういうことで平成11年の、NHK教育テレビ 「こころの時代」一読してみてください。
http://h-kishi.sakura.ne.jp/kokoro-222.htm 

炭焼き研修の後は、段戸山の炭でバーベキュー。
山の水で冷やしたビールと美味しい空気もあいまって
労働の後の食はまことに美味しい。
若き儂人たちはドラム缶風呂にはいって大はしゃぎ。
普段見られない素の儂人もまたいい色をだしていました。
豊橋百儂人伝説の歌詞の
「♪うまくいかないとき、つらいときは
思いっきり泣いて、また笑顔にもどればいい♪」
の笑顔の部分だと感じました。

一流は、一瞬忘れることでつかの間の笑顔を炊きあげるのである。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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雪景色と「愛さえあれば」と「奇跡のリンゴ」

2013年06月18日 15時56分41秒 | 日記・エッセイ・コラム
台風4号が発生したという情報に昨年の台風4号を思いだす。
塩水が上がり落葉、そしてミカンは傷だらけ。
まったくいやな思い出だ。
無農薬レモンもレモネーディアもここ数年では一番肥大がいい。
害虫の発生も少なくこれたのも自然の恵みなので、台風のことはひとまず忘れて、
山の珊瑚樹の花が散って道路は雪景色に見えるシーンでいっぷく。

だいぶ前の事であるが、レモンライフ研究家として、
イタリアのソレントを舞台にした「愛さえあれば」という映画を見てきた。
007で有名なピアーズ・ブロスナンと
何となく大島智子似のトリーネ・ディアホルムの大人のラブロマンスにまあまあ楽しませてもらった。
個人的には映画の中でどれぐらいレモンの映像が使われているかということに、
興味津々で見ていたわけなのですこし視点がずれているかもしれない。
レモン色のワンピースでレモンの木々の小道を歩くイーダ、ここが一番よかったと思う。
レモンプリンに初恋をオーバーラップしながら、
欧州レモンといわれる当園のレモンに映像の中で迫ってみいる自分。
ラストシーン、枝ごと収穫するのがイタリア流、日本流はレモンに傷がつくのできれいにヘタを短く切る。
日持ちのためなのか、芽吹きをよくするためなのかいつか現地に行って聞いてみたい。

もう一つ「奇跡のリンゴ」も見てきた。
木村さん本人にも会ったことがあるし、本も何冊か読ませてもらっているため、
展開は何となく読めてしまうのがいけなかったが、
発想の転換とある意味農業会を盛り上げるのにまた大きく羽ばたいたという感想だ。
やっと栽培法とおいしさを認められ、お客様からの手紙を読むシーンに、
自分たちの事と重なりついほろりときてしまった。
栽培の研究を始めてからあっという間に24年が経った。
長いようであっという間に思えるのは、やはり応援して買い支えていてくれる人がいるから・・・である。


河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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足算と引算の分水嶺

2013年06月08日 09時18分49秒 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨なのに健全すぎる天気が続いている。
「降る時は降る」がみかんの生育にとっては欠かせないのだが、
一体どうしたことなのだろう。
五風十雨は近年未体験ゾーンとなってしまったような気がする。
無農薬レモンの温室では憎きゴマダラカミキリが暗躍しているため、
ゴマダラカミキリバスターズに働いてもらった。
露地ではこれから発生してくるところだけれど、温室の中は一足先に収まりそうである。
無農薬レモネーディアはこれから摘果作業から、2番花の管理になる。
毎日作業のエンドレスなところが、醍醐味であり心配事であり楽しみでもある。
まだまだ自分のハードディスクを初期化することは許されないことは百も承知。
1メガでも容量を増やして対応していきたい。

5年ほど使ってきた携帯電話からとうとうスマートフォンに替えた。
周りはアイフォーンが多いが、SONYの夏モデルにした。
今までと勝手が違うので、電話に出るのも時間がかかる。
ちょっと皆さんに迷惑をかけてしまいそうなのが心配だが、お許しを。
電話以外の機能は使い慣れているつもりが、
いろいろな設定を覚えるのにはかなり時間を要す。
超忙しい時期であればとてもやってはいられないはずだ。
どうしてもできないのが1台のPCのWi-Fiテザリング。
他のPCでは簡単につながるのに?
さすがに八方塞なのでUSBテザリングで我慢することにする。
持ち歩くにいは少々大柄なスマートフォンだが、畑での調べ物はとても便利極まりない。
ますます便利さの奴隷になって、時間との戦いに狩り出される自分。
どこまでいけるのかと不安になるが、どこかで断捨離は必要だろう。

今は分水嶺に立っているようだ。

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