果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

徒然とバーCalla'sと新緑まつり

2019年04月24日 10時43分28秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨年台風被害に遭ったハウスを返却のため、
後片付けに追われてしまい、相変わらず仕事は周回遅れ状態。
無理をすると体のあちこちに反応が出てしまうため、
いろいろな部位と相談しながらペースを守っている。
雑草たちはこの温度に反応し一気に伸張してみかんの木にまとわりつく。
雑草対策委員会を設置し、とりあえず草刈り機の出動要請となる。
無農薬レモネーディアの温室は、生理落果がとまらず寂しい状況。
無農薬レモンはなんとかとまってほしいものだが、実は弱くなかなか太らない。
自然の中で流されていくため、心配していても仕方がないのだが、やはりそれは増幅する。
露地みかんの蕾も白くなってきた。
今年は摘蕾をする時間はどうもないようなので、樹幹上部全摘果で対応となりそう。
未だ人生の悟りは開けないが、優先順位と仕方がないという悟りだけは少し開けていると納得してみる。

野暮用で出掛けたついでに、蒲郡のバーCalla'sについに寄ることができた。
日本農業賞の表彰式で幸田町のマルミファームさんから、いただいた名刺がご縁である。
そこにはマルミファームさんの豚の角煮がおつまみとしていつもスタンバイしていて、
河合果樹園の無農薬レモネーディアもシーズンにはカクテルのお手伝いをしている。
そんな不思議なつながりが、NHKホールの待合室で会話の中から判明したのである。
愛知県から選ばれた二つの大賞受賞者のコラボが、蒲郡のバーにあった。
またまた増えてきたセレンディピティーのスパイラルに楽しさ半分、
振り回されること半分で今年は推移していきそうである。
そして目に麗しいおぼろ月を追いかけながら、23号線バイパスで家路に。
次の日は船形山普門寺の新緑まつりだった。
青紅葉が陽光に揺れるなか、お寺のお役で一日を凜とした中で過ごす。
自然の美しさに心通わせながら、そしてジャズコンサートの漏れ来る音を聴き、
経営者である前の農夫としての自分を見つめ直して見る。


河合果樹園







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桜と日本人、そしてセレンディピティ

2019年04月10日 09時03分23秒 | 日記
久しぶりの雨がやけに冷たい。
今日は温度は上がらず肌寒い日になるが、
温室みかんの摘果や枝釣り作業が手を振って待っている。
寒さのおかげで長く持った桜もこの雨で、
花弁の多くは花筏となって向こうの世界へ流れていくだろう。
もうすぐ天命クラブ最終章になる身、こんなに多く桜を撮影したのも初めてだと思う。
この短い期間の美しさに反して、新芽が出て温かくなると毛虫がどっと増えてくる。
葉をたべたかすが、まるで薬のように地面にコロコロと落ち雨で溶けると
相反する気持ちになる。
儚さを伴っての美に、日本人は桜に惹かれ気持ちはDNAへと刻まれる。
日曜日には車で桜トンネルを走り抜け、
散り始めの花弁の迫り来るヒラヒラという感覚も味わえた。
日本人で良かったという季節である。


少し前に豊橋が誇る接待どころのげん屋さんに、
某女史と反省会とお祝いを兼ねてお世話になりに。
席には河合果樹園の文字と我が家のマスコットレモナルゾー君
日本農業賞 大賞の文字。

そしてコースターには、レモナルゾー君の刺繍!
思わぬおもてなしに、話も弾む。
料理長からもお祝いの一品をいただき恐縮。
帰りは総出の見送りに、恥ずかしくて振り向くことができなかった。
その後、某ホテルにあるバーで飲み直すことに。
ここで運気上昇のセレンディピティが襲い来る。
以前、S大学の話しで盛り上がったNさんに再会したり、
近所の素敵な女の子にあったり、
某女史はお店のアルバイトの人と何年かぶりの再会。
そして日曜日には一気に仕事へと発展したのも不思議!
僥倖はお互いの引き合う力で決まる。
他の悪い引力の影響を受けて、負の方向へ行くときは脱したのではないかと思う。
そして「自然を愛し、偶然を楽しみ、悠然と生きる」、言葉がよみがえってくる。

河合果樹園









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