果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

水仙の花言葉と回復力とあれこれ

2021年01月25日 16時41分53秒 | 日記・エッセイ・コラム

自然栽培レモンの段々畑の法面に水仙が一株咲き出した。
今日は雨上がりなのに、風邪もない暖かな陽気。
ナナホシテントウもつかの間の青春を謳歌している。
水仙の花言葉は「自己愛」、「神秘」。
黄色の水仙の花言葉は「私のもとへ帰って」。
白の水仙の花言葉は「神秘」。
農業的には法面の浸食防止という役割だが、
個人的にはどうしてもナルキッソスが頭に浮かんでしまう。
家の河津桜は秋に狂い咲きしたような感じで
ぽつりぽつりと自然をうらやんでいるよう。
葉桜にならないかと少し心配である。

無農薬レモネーディアはいち早く販売終了。
全く量がとれず、苦しい胸の内を吐露できずお客様からはお叱りのメール。
私は何のために農業をしているのか?少し悲しくなってきた。
この方は底辺の仕事を生業とする私たちをどう見ているのだろう。
とはいえ多くのお客様に励まされながら、
コロナウイルスと異常気象を乗り越えるためレジリエンスは捨てないでおこうと思う。
初恋レモンプロジェクトで一緒に活動して、
いつも笑わせてくれているさくらFOODSさんの直売所で、
初恋レモン・ノンアルコールクラフトビールを販売してもらうことになった。
飲めない女性の味覚を先取りしたつもりだったが、
飲める方がウイスキーや焼酎を混ぜて楽しんでくれているという情報。
私もためして見たいが、なにぶん禁酒状態だからこれは他の人に頼ることにしよう。

先週の金曜日、加工場まで原料をもってISUZUのダンプでドライブ。
今回はいつもいくところがない青島みかんと
今年思いのほかとれた無農薬ベルガモットを合わせたストレート果汁を作ってもらうことに。(実験で割合を求め)
ベルガモットの386もの化学物質による抗酸化力と香りの持続力に、
大いに想像力を働かして幸福ホルモン分泌状態に当分落ちていきそうである。

河合果樹園

 

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蝋梅と灌水作業とレジリエンス

2021年01月11日 09時07分37秒 | 日記・エッセイ・コラム

蝋梅が美しさを主張する中、ここ豊橋もマイナスの厳しい温度が続いている。
12月からの少雨による乾燥の上に追い打ちをかける気温なので、
河合果樹園の柑橘類たちはダメージを受けて見るからにかわいそう。
レモネーディア露纏はホース灌水でしのいでいたが、
ホースが凍ってしまい灌水できなかったり、
破損してしまったりと予定は大狂いとなった。
今日は何とか灌水できそうだと思い、暖かい時間にこなそうと思う。
またマザー・ヴィクトリアの園地も乾燥がひどいので、
天気の良い午前中に重労働のホースを延ばす作業が必要となる。
凍害が顕著になる前に少し早く収穫作業なのかと、想像力が頭の中で交錯する。
さてうまく取り回せるかは、私の脳の筋力次第か?

コロナ渦の中、YouTubeで学ぶ時間が増えてきている。
仕事のことや趣味のことも、完全にあたっているとは言えないが、
大枠では正しいと思いながら、一枠外の学びを楽しんでいる。
主に見ているのは、ガーデニング、車中泊、車の整備、アウトドア、本音トークなど。
見ていて思うのは、YouTuberとしてとして成功している人は、
生きる力がすごいとということ。
ものすごく頭が良いと言うことではなく、
解決する力と工夫してやり続ける力を持っている。
それはこの状況を乗り切るための生き方だと言えるのではないだろうか。
そんなことを思っていたら、以前ヘスペリジンについてのZOOM会議で
教えてもらったレジリエンスという言葉を思い出した。
レモネーディアに多く含まれるヘスペリジンの効能で
血管のしなやかさというものがあるが、
そのことをレジリエンスと言っていた。
調べてみると回復力という意味で、
「外からの力が加わっても、また元の姿に戻る力」と書かれている。
こんな状況の中だから、元に戻るための力を蓄えるために、
どうしたらよいかを農という生業から整理していきたい。

河合果樹園

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迎春と食彩の王国と青くささ

2021年01月01日 10時53分48秒 | 日記・エッセイ・コラム

明けましておめでとうございます。
昨年からのコロナウイルスで、いろいろな面で大変な年でしたが、
今年はなんとか収束して元の生活に戻ってほしいものだと祈っています。
私たちの業界はコロナウイルスと気候変動でダブルパンチの状況ですが、
初心に戻って変化を恐れない気持ちでいこうと思っています。
同い年の同業者と話していると共通なのは、35年以上培ってきた栽培技術が、
外部環境の変化でまるで通用しなくなってきていること。
どの世界もそうだけど、変化に対応できる能力、
すなわち変化するだけの下地をいつも作っておかねばならないのだと理解する。
自然栽培レモンやマザー・ヴィクトリアやベルガモットと続き、そしてライムへと道を探る。
投資ばかりだけどいつか花咲いてくれるだろうと楽しんでいきたい。

今年の正月はゆっくりできるかと思っていた予測は裏切られ、
野暮用と4日と5日に受けている撮影の準備が頭から離れない。
一応、材料は昨日仕入れておいたので安心のカードは切れているが、
続く試験的に作ってみるという久々の料理をこなさねばならない。
材料はパン、マヨネーズ、粒マスタード、豊橋産キャベツ、あいち鴨、そしてレモネーディア露纏。
関東圏でしか放送されないと言うことだが、昭和37年生まれの体は、
某女優の名前を聞いて反応してしまった。
角川映画全盛期時代の記憶が戻ってくるのは致し方ない。
不思議だが青くさい年齢の時の記憶は未だ鮮明だ。
元旦でも、槍が降っても見に行く温室みかんのハウスに入ると、
咲き始めたみかんの花が青くさい年齢の自分を思い返してくれる。
一年間健康で前向きに!そして少年の心を忘れないようにしていきたい。

河合果樹園

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