果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

檸檬爆弾と丸善 名古屋 丸善ゼミナール

2018年04月22日 13時08分51秒 | 日記・エッセイ・コラム
お伝えしなくてはいけないことをうっかりしていました。
檸檬といえば、梶井基次郎の小説が浮かぶ方がいらっしゃると思います。
何度となくお目にかかった方に言われたことがあり、
学校の教科書で読んだと言われる方も。
レモンライフ研究家としては当然読まなければいけないと思い、
何度か目を通して、檸檬爆弾にずっと憧れを抱いていました。
実際には爆発しない檸檬爆弾を、
パブロ・ネエルーダの「レモンの詩」に出てくる「閃光」という言葉から
不謹慎なのかもしれないがその光を想像してしまい・・・。
基次郎流に考えれば、香りの爆弾かなとも。

小説の舞台は丸善 京都本店(レモンブランは調査済み)なのだけれど、
今回は丸善 名古屋本店にて行われている丸善ゼミナールにて
お話しさせていただく機会をいただきました。
著書が発売されて約2年半、内容はレモン作りと読んだ本にまつわることになる予定です。

下記詳細です。丸善 名古屋本店の案内はこちら


開催日時:2018年05月20日(日) 15:00~2018年05月20日(金) 16:00

第156回 丸善ゼミナール ~モノづくり職人列伝~  無農薬レモンと私


2018年5月20日(日)15時より 1F特設会場にて

参加費:500円(河合果樹園の無農薬レモンを一部皮ごと搾ったレモネード「初恋レモン」付き)

要・予約(店頭or電話にて事前の予約を受け付けております。)定員30名

住所 〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄三丁目8番14号

電話番号 052-238-0320

営業時間 10:00~21:00



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若葉の美と初恋レモン・塩レモンペーストで作る塩レモンウオーター

2018年04月21日 09時20分52秒 | 日記・エッセイ・コラム
さつきのピンクと白のコントラストにも目を奪われるが、
私的には木々の若葉が生き生きして美しく感じる季節だ。
陽を透かして見るとそれは、濃淡の主張が面白い。
葉面の艶やかなワックスは何者をも寄せ付けないぞという気概を感じさせてくれる。

露地みかんはまだまだそこまでは行き着いていなくて、
弱々しい新芽であるが、暖かさに背中を押されて蕾は毎日急激に生長する。
きれいに大きく葉が生長するのを楽しみにしよう!
そして花摘み作業を始めたのだけれど、まだまだ先は長い。
一つ一つ落としていく根気のいる作業は続く。
落とした枝はからは、もう一度新しい葉が吹いてくる。
DNAにインプットされた生き残るすべとしての生理現象を
みかん作りに利用させてもらっているということなのだろう。
毛虫に食べられた新芽あとから、もう一度再生してくるように・・・。

最近の五風十雨の恵まれた天候での作業はかなりの水分を消費する。
すぐに右足のふくらはぎがパンパンになるため、
作業には初恋レモン・塩レモンペーストをペットボトルの水に溶かして持って行く。
芍薬甘草湯と併用するとすこぶる調子がいい。

漢方で弱った肝臓をレモンの皮の成分が助けてくれるのかなと感じている。
レモンの酸味と塩(海の精)が絡み合い、そしてレモンの香り、皮の苦みがアクセントになる。
冬は鍋やソテーに使うが、夏は絶対塩レモンウオーター!
スパウトパックから絞り出し、少し置いておき振ると溶けるようになる。
ちょっぴり皮の黄色さが素敵に見える。
ペットボトルは個人的に、ダイドーのMIUが手へのフィット感と、
まるで以前のブログで取り上げた木に巻き付いた蔓を連想する体躯が好きだ。

そうそう、皮の黄色の成分エリオシトリンは脂肪の分解と、
生命活動エネルギーを作り出すミトコンドリアの生成を活発にするなど優れもの。
今一度、HPのとくとく情報のエリオシトリンを見ていただければと思います。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/

山帰来の葉










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マザー・ヴィクトリアと初恋レモンプロジェクト10周年

2018年04月13日 10時05分58秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨年堤防で見つけたきれいな花を、鉢に植えて1年。
少し前にやや色が淡い感があるが、きれいに咲いてくれた。
何度も水をやり忘れてしまったことがあり、生きているか心配だったが一安心。
アリアケスミレが作る自然の美を鑑賞させてもらった。
今年は3月に襲ってきた6月なみの暖かさで、植物の生長はかなり前倒し。
初恋リーフは例年であれば、ビニールで芽出しを早くするところを、
季節のスピードに出し抜かれてそのまま発芽してしまった。
収穫はいつ頃になるのかわくわくしながら、想像は膨らむ。
寒波のため1月に収穫したマザー・ヴィクトリアという珍しい柑橘が、
とうとう明日にはフードオアシスあつみさんの棚に並ぶ予定。
初取りなので量がないのでどういった評価になるのか心配だが、
いろいろなところで高評価をえている全国でも珍しい逸品である。
酸味が少なく種が入らないので、現代人には合っている気がするし、
現実に機能性成分にとても富むところがすごい。

評価については来年たくさん採れてからが勝負かなと思う。

いつも初恋レモンプロジェクトの会議を2ヶ月に1度、
ホテルアークリッシュ豊橋などで初恋の味の探究している。
その活動は全国放送で取り上げられたり、
もちろんこの地方を中心とするメディアをにも何度も顔を出させてもらい、
豊橋を盛り上げるのにかなりの高得点をあげてきたと思う。
そんな手弁当(ここが重要)の活動がとうとう今年で10周年を迎える。
正式には11年目となるのだが、コアなメンバーがそろってということで、
ホテルアークリッシュ豊橋にては「初恋レモンプロジェクト10周年記念」を
檸檬の日と初恋の日の両日がある10月に1ヶ月間開催する運びとなった。

めでたいことに今年はホテルアークリッシュ豊橋も10周年!
まだまだ細かなことはこれから決める段階だが、
レモン料理が1ヶ月間食べられるのはきっと檸檬ファンにとってはわくわくするはず。
28年間のレモン栽培から派生してきた多くの知識を、このいきに皆さんにお披露目したいと思う。
ネルーダの詩の「奇跡の黄色いゴブレット」が頭に浮かぶ。(私の訳では違う訳ですが・・・)

私自身もわくわくする10月になりそうである。

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心配の種と森の中の競争

2018年04月03日 14時41分52秒 | 日記・エッセイ・コラム
6月の気候に露地みかんの花芽があっという間に目視できるようになった。
剪定作業が滞っている中、慌てて大雑把に剪らざるをえない。
老眼と衰えた動体視力では瞬時に花なのか芽なのかの判断は難しい。
長年の感と後々の代替え管理でやり過ごしていきたい。
無農薬レモンと無農薬レモネーディアは完全に私の手から離れていった。
レモネーディア露纏が少しと後は加工品なので、
最高レベルの集中力は隠しておけそうだが心配の種は探せばいくらでもある。
この温度だとせっかく小さな実になっているレモンが落ちてしまわないか例年のごとく心配。
ここ2年悩まされているだけに、週末の雨の後の低温に期待することにしよう。

みかん山のみかん園、その脇の荒れ果てた元みかん園は
防風林の痕跡を残して雑木の森へと戻っていく。
そこは春は芽吹く若葉の香りに包まれ、
夏は落ち葉が醗酵した香りを醸しだし、
秋は黄色や赤に紅葉した葉が目を楽しませてくれ、
冬は乾いた落ち葉の音が耳に心地よい。
人間から見ればそこには心地よさばかりの美があるが、
そこで生きる木々たちは常に競争原理の中に身を置くことになる。
長いこと気づかずにいたのは、蔓性の木は立木に絡みつき太陽光線を優位にえることで、
立木に勝つことができると思っていたこと。
しかし、立木は蔓性の優位性をいかにやり過ごすかという術を見いだした。
その術というのは巻き付かれた蔓性の木を、
立木が成長スピードを上げて自らの体内に取り込んで食べてしまうというもの。
みかんであれば絶対に枯れてしまう。
それは環状剥皮と同じ原理で、花ばかりの状態になって弱って枯れるという競争。
画像は立木が蔓を取り込んで幹に模様ができている。
道管と師管はどういうふうにつながっていくのか?、
蔓の細胞はどうなっていくのか?
栄養として使われるのか?
個人的興味は尽きないが、その木を切って確かめる行為はかわいそうで見合わせた。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/






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